本願寺月光蟲です。
崎陽軒、そうそれは神奈川を代表する企業。
しうまい で名を馳せた崎陽軒。
私はひき肉以外の肉を食べないんで駅弁でもコンビニ弁当でも外食でもたえず魚、豆、野菜、ばかりです。
駅弁も好きなので勿論どれを選ぶにしても海鮮系だけです。
ですが例外はあって、神奈川の崎陽軒だけは買います。
まず、安い。
厳密にいうと「しうまい弁当」は駅弁なのですが、他のお弁当は実は駅弁ではないような。
ただ、関東の場合どこの繁華街でも崎陽軒の弁当は売っているし神奈川の場合はマイナーな駅でも売っていると。
だから全部が全部駅弁と考えても良いかと思います。
肉を食べないって事は崎陽軒の代表作である「しうまい弁当」は食べないんですよ。
そりゃ・・・すいません、シウマイがメインですし。
だけどね、他も色々あるんですよ、崎陽軒て。
私は肉は食べませんが、「しょうが焼き弁当」も出てるわけです。
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崎陽軒マニアの私から客の目から見た崎陽軒の豆知識を色々と。
崎陽軒の歴史はネットで調べたりして頂いてですね、ネットでもあまり載ってない[ほんとの豆知識]を。
●売店の大きさに関係なく置いてある弁当の種類にじゃっかんの違いがある
これは実は面白いんですよね。
横浜駅の場合500メートル位の感覚で崎陽軒の売店があるんだけど、売店の大きさによってではなく、売店によって弁当のタイトル数にかなりの違いが。
例えば、横浜チャーハン弁当 とかになると小さいとこには置いてあるけど大きな売店にはない、とか。
ちなみに「売り切れ」の場合は売り切れの札がかけられるのですよ。
だから入荷してないものは最初からないんですよ。
神奈川の場合ジモトだからこそ細かい販路を持ってるわけで、「置く弁当・置かない弁当」を色々吟味して色んなデータをとっていると思われる。
●
賞味期限に超うるさい
これねー、、、まあ食品業界な上に弁当ですから勿論賞味期限あるわけだけども・・・。
崎陽軒の弁当って、物凄く賞味期限短く設定しているんですよ。
とにかく、そのへんのマニュアルだけは怖いくらい徹底している。
例えば、「中華弁当」が目の前に7つとか積んであるとする。
そこで廃棄の時間が来るとする。
「あ、すいません、中華弁当一つ」と言っても売ってくれません(笑)
ようは廃棄時間と賞味期限を別にしてるし、それも食品業界ならわかるんですが、目の前の弁当を買えないという苦しみを何度も味わったことがあります。
食あたりだの気にしたり、味の劣化を気にしてるわけでしょうけども、1秒過ぎても売ってくれないから「内緒にしておくし、お腹痛くなってもちくりませんから売ってくださいょう・・・崎陽軒マニアなんです」とか頭下げても売ってくれないパターンを何度も経験しています。
●安売りは絶対にしない
これ・・・崎陽軒てのは面白い企業でありまして神奈川県民以外は「お土産の崎陽軒」みたいなイメージがあるんですよ。
だけども実はいわゆるデパ地下にも多く出店しているわけです。
デパ地下で、賞味期限やら閉店時間やらあるでしょ?
貧乏くさいけど、10%オフとか40%オフとかになるのを狙いたい気持ちってあるじゃないですか?
でも崎陽軒て値下げしないんだよ。
ようは、安売りするなら廃棄って事なんだろうけど。
マニアになるまでは「ちぇー」とか思ってたんだけど、今私は立派なマニアなんで言いますが、あえて安売りをしないというとこに逆に好感を持っています。
●どうして売り切れが多いのか?
これは上記とかぶるんだけども、賞味期限、味の品質 の面。
だけどもう一つ理由があると思ってたりします。
それは、崎陽軒はとにかくデータ主義っぽい。
ようするに、各売店の売れ行き、品切れ具合で各弁当の入荷数を決めていると思われる。
そこで、先ほど書いた賞味期限、品質の問題と絡まってすぐ売り切れになる、とおもわれます。
私が崎陽軒の企業姿勢が好きなのは「無駄に廃棄しない姿勢」と「作るだけ作って売れなかったら後で棄てりゃいいみたいな姿勢がない」とこなんですよねえ。
普通「いっぱい作っておかないと買いに来てくれたお客さんに悪い」とか「閉店まで持つように廃棄するのを考えて多く作っておく」わけですが崎陽軒は逆で、「ごめんなさい、廃棄前の時間内に来るか、売り切れる前にきてね」って事なんだろうな、と。
そこがまた崎陽軒ブランドをあげてるような気がします。
ネットでの悪評で「品切れを演出してブランド効果をあげる」とかを良くみるんですが、ビジュアル系のバンドのCDじゃないんだしさあ(笑)
崎陽軒て「真のローカルブランドを目指す」ってちゃんと会社からの発言で言ってるんだよね。
だから無理に大量生産しなくてもやってけると思うわけで。
無理に多く作らないってのは凄く好感もてると思うんだけどなあ。
●賞味期限内で売切れてた弁当、他の売店にあるか調べてくれる
そうそう、これはねー、東京の繁華街や神奈川てか横浜界隈の話なんだけど「売り切れ」って書いてあったら「●●出口のほうの崎陽軒には残ってますか?」ときくと答えてくれます。
でですね、大事なのは教えてくれはするけども、廃棄時間が存在するから急いで行っても間に合わないとかもあります。
●神奈川以外は若干違う弁当の中身と地域限定弁当もある
これも有名っちゃ有名なわりに知らない人がいるんですよ。
そしてゴチャゴチャになるかもなんですが・・・
地域限定もあるし、先ほど話したように同じエリアなのに置いてある弁当のタイトル数が違う。
これが実にめんどくさい(笑)
例えばコレなんですが。
チャーハン弁当。
これ、正式には
横濱チャーハンていう名前の弁当。
↓
↑これ540円。
で、ここで混乱させるようだが、こういうのもあります。
正式に名前を言うと
チャーハン弁当。
これね
↓
↑これは780円。
この2つは写真を観てもらえばわかるように、若干中身に違いがある。
高い方は塩焼そば、カニカマとクラゲと錦糸玉子の酢の物があります。そしてシウマイが多い。
で、この似ている2つのチャーハンなんですが、なんと「同じ売店に置いてあるほうが稀」なんです。
当たり前っちゃ当たり前なんだけど。
いや、勿論2つ同時に置いてある店も稀だから2つともある場合も(笑)
しかもねコレ、横浜を例に出すと、売店が500メートル以内に数多く売店があるんだけども、売店の大きさに関係なく振り分けられている。
高いほうのチャーハンのほうがレアと言いますか(笑)
ただ、これもデータで調べたのかなんなのかわからんけど、小さい店のほうに高いのが置いてあったり。
同じチャーハンで2種類の弁当、そして目と鼻の先に売店があるというのに振り分けて売ってたりする。
面白いんだよ・・・・こういうとこが(笑)
●千円を超える弁当も実は販売している
これね・・・駅弁だと千円は普通だけど崎陽軒もそれは同じ気持ちになってくれてるみたいなのが嬉しく思ったりする。
ようは暴利をむさぼってる感じがしないのが崎陽軒の良いとこ。
で、だけど[もう1段階上の崎陽軒の弁当]は実は存在している。
これ、結構気が付かない人がいてもったいない。
ようは予約制の弁当が存在するのです。
この予約弁当が1200円とかするんだよね。
1200円で予約ですよ、予約。
しかもね、この高級弁当・・・泣かせるのは「母の日弁当」とかそういう名前になるんだよ。
いわゆる日本人らしいイベントの時の予約弁当なんですよ。
そういうセンスがあったからこそ神奈川の人にまず愛されたのかなあ?とか思ったりします。
ただ、売れてるのかどうかは微妙な感じもする・・・・
●神奈川、東京と置いてある弁当に違いがある
これは有名っちゃ有名なんだけど。
例えば鯛めし弁当は神奈川限定弁当、豚めし弁当は東京限定の弁当なんですよ。
これねー、、、実はエリアでわけている弁当って覚えるのに時間かかるんですよ。
「崎陽軒あるし鯛めしでも買ってくか」とか思っても東京じゃ売ってないわけで、、、胃袋のスイッチが入ってるもんだからイライラするんですよ。
これでいて、上記に書いた、[神奈川の売店でも入荷する弁当に違いがある]わけですよ。
だから神奈川に来て鯛めし弁当を買おうとしたら売り切れどころか売ってないとかもあるわけ(笑)
そして各弁当の廃棄時間等を考えると[崎陽軒の売店の知識と廃棄時間の把握、そして売り切れを見越して早めに入手]みたいになっていきます。
これが、、、宝探ししてるような感覚でマニアになるまでが面白いんですよ(笑)
●余談 どうしてベジタリアンなのに崎陽軒の弁当ばかり食べているのか??
すいません、、正直言いますとシウマイは残しています。
だけどね、弁当のクオリティが肉を外しても充分安いし味も美味しいんですよ。
それとね、正直冷たくてもあっためても美味しいというのもいいし、バランスが良いのよね。
あと、少しだけかきましたが企業のイメージも私にとったら凄く好感度高い会社なんですよねえ。
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うむ。
崎陽軒は実は「シウマイ弁当」以外のが実は私は評価している(すいません、そりゃ肉食えないから必然的に他の弁当を食べるからw)
ようは代表作じゃなくても美味しいのがポイントなんですよ、私にしてみたらですが。
幕の内にトンカツも入ってたりしますが、それを残しても充分美味しいです。
私のお勧めは赤飯弁当と季節モノの弁当、そして鯛めし弁当。
そして何より季節ごとの弁当が好きです。