かんちがい

本願寺月光蟲です。

「散歩の達人」という雑誌があって毎号目を通しています。
その雑誌のコラムに「絶頂チェーン店」というのがありまして。
外食産業、それもチェーン店だけを語るエッセイね。
マクドナルドから生ジュースのスタンドまでチェーン店に関しての食のエッセイです。


村瀬 秀信さんという方が書いていてのんきでのほほんとしたエッセイなのです。

で、そのエッセイを読んでて驚いた。

その号のそのエッセイのタイトルは「くるまやラーメン」であった。



神奈川出身の村瀬秀信さんは、くるまやラーメンは神奈川のラーメンチェーンだと思っていたというのに爆笑したんですよ。
何故なら私も同じで自分の出身地のチェーンだと思っていたからだ。

勘違いする理由としては、バス停の近くにあったり高速インター付近にある、というのと変なとこにぽつんと立っていて、道路沿いとはいえ一等地とは言えない場所にあるからだと思われる。
あとね、ここがポイントなんだけど引っ越しをすると身近にくるまやが無いんだよ！
かと言って探すわけでもなく。
だから地元のラーメンチェーンと勘違いするという。

私が笑ったのは全国に同じように思ってた人がいたということだ。
て、ことは勿論このエッセイの村瀬さんと私だけではないという事ですよね。
いやあ、なんかくるまや好きな人は多いんだけど探す程ではないってのもくるまやの不思議なところで。
違うエリアで見つけても「本社は自分の県」と思ってしまうという。
なんなんだ、くるまや（笑）
しかも、新興ラーメンチェーンや職人な空気を出しているラーメン屋でもないし場末のラーメン屋でもない。
だけど思い出すと急に食べたくなるという不思議なラーメンチェーンなんだよね。



なんかこう、不思議なチェーンなんだよ。
駅前に出すとか繁華街や百貨店の中とかに進出する気配すらないというのも高ポイントなんだよな（笑

味もなんだけど、店内と立地も不思議な感じなんだよね。
駐車場が必ず用意できる立地でしょ、あと家族で来れるようになってるどころか赤ちゃん用のいすはどこの店にも完備してるのよね。
そして笑えるのがニンニクがノーマルで大量に入ってるということ。
勿論抜けるんだけど、今のご時世にんにくはテーブルに置いてあるわけで、ニンニクに対する感覚が時代と合ってない。
そして、くるまやラーメンの名のごとく駐車場完備で運転するやつをメインターゲットにしてるわけで。
それなのに酒も置いてある上につまみも美味しい。
そんなチェーンないよな。

くるまやの魅力って一言で言えないんだよな。
かと言って、忘れてしまうと忘れてても何の問題もない。
しかしスイッチが入ると急に食べたくなるという・・・・・

なんと不思議なラーメンチェーンなんだろう。

カレー インディアン （蒲田

本願寺月光蟲です。

カレーです。
先日蒲田に行ってきました。

変な時間までご飯を何も食べてなかったのでお腹がすきまして。
そりゃカレーでしょう。

色々検索してきになる店をみつけた。



インディアンって名前なのにシナソバとカレーの店。
よく意味がわからん（笑）
だけどなんか地元民には好かれてる様子でして。
しかもカレーの評判が良いです。
私がイメージしたのはチェーンの立ち食い蕎麦やとか、中華料理屋と言ってるけどただの場末のラーメン屋（定食屋）のカレーを想像したわけです。

で、近くまで行ったら外観からして不思議な看板が。





うむう。

入店し、メニューみたら面白い事にシナソバとカレーのセットも。
なんか頭の中では「はい、場末のラーメン屋」と思ったわけです。
結局カレーライスを注文。

きたのがこれ。



いや、外見がシナソバ屋のカレーじゃないだろ、これ。

で、一口食べたらびっくり。
本格的な欧風カレー！！
いやほんと、物凄く美味しい。
欧風カレーはコクが勝負なんだけどそこらへんの欧風カレーよりはるかにコクがありマイルドすぎます。
てか、すげえ美味しいんだよ。
びっくり。



いや、あっという間に食べちゃった。
ほんと美味しかった。

シナソバ屋なのかカレー屋なのか判別つかない。

よく考えてみると面白いんだよな。

インディアンって、アメリカでしょ？
それなのにシナソバに欧風カレーって・・・凄いセンス（笑）

場末のラーメン屋のオマケ的なカレーかと思って馬鹿にしてたら本格的すぎて頭を下げたい気分になりました。
いやあ、びっくりしたなあ。

お薦めです。