蓮の道

日々の暮らしの中で気がついた事や、感じた事などを書いています。

自分の声は聞き辛い

2010-10-11 23:17:31 | Weblog
自分の声が聞こえている様な気がしても、体内で反響している音があるから
他の人に聞こえるようには聞こえていないんですよね。

顔だって、自分の顔を自分で見ることはできません。
鏡があったり、写真や映像でならみられるけれど、
それも実際に観ている訳ではなく、何かを通してしか見られません。

私は自分の心理を分析するのが大好きです。
それが趣味だと言っても良いくらい。

怒っている時も、誰もがそうかもしれないけれど
怒っている自分と、それを観察している自分がいます。

でも残念な事に自分のセッションはできません。
いくら客観的にみようとしても、ある所でストッパーがかかって、
そこから中には入れないのです。

何か感情が動く事があると、それをきっかけに探ったり
身体症状が少しでもあると、その感覚から何かを探せないかと調べたりします。

私が考える事や感じる事は私にとっての当たり前なので、
自分の癖に気が付きにくいのと同じ。
当たり前になっている事って、独特であることに気が付きにくいのです。

自分の感情や身体が表現している声を自分で聞こうとしても
聞きたくない自分もいるかもしれませんが、なかなか聞き取れません。

人間は一人では人にはなれないのかもしれませんね。
人という字は、2人の人が支え合っている姿らしいですし。