蓮の道

日々の暮らしの中で気がついた事や、感じた事などを書いています。

ウツの始まり

2010-10-16 22:12:42 | Weblog
テレビを見ていたら、ウツの始まりとは「頭が悪くなったように感じる」と、
精神科医なのか何かの学者なのか肩書きは分かりませんが、そう言っていました。

精神的な症状が始まりではないそうです。

なるほどなって思いました。
落ち込んでいるとか、嫌な事があるとか、なにか原因が思いつく場合は
心因性うつ病と呼ばれ、原因が特定できない場合は内因性うつ病と呼ばれます。
この「頭が悪くなったように感じる」と言うのは内因性うつ病の方でしょう。

でも、内因性のうつ病になる前に何か嫌な事があったとして、
それを嫌なことだとして認識していなかったということがあるのではないかと考えています。

そういうことってありませんか?
この人嫌だな、とか、こんなことしたくないな、とかいう気持ちに気が付かないようにする事って。
その気持ちに気が付いたとして行動したら自分にとって不都合になる。
例えば職場を変えなければならなかったり、誰かと衝突が起きそうになったり、
何か少しでも言ったら数倍になって返って来そうで、言った所で
何の問題解決にもならないどころか、余計に面倒な事になりそうな場合とか。

そんな時、嫌だと思わないようにしよう!気にしないようにしよう!
我慢していれば、そのうちに慣れて嫌じゃないなるよ!とか思ったりしませんか?

ねえ、嫌じゃないよ。あの人にはあの人の考えたかがあるし・・・
案外良い職場だよ、いいところもいっぱいあるしね・・・。
なーんて考え始めると、嫌だと感じたのは自分の我がままで、
考え方や見方を変えたら嫌ではなくなったように感じたりします。

本当は変化する事に対して勇気がなかったからかもしれません。
安定していた方が、先の分からない方向によりも楽に感じたからかもしれません。

でも嫌と感じる気持ちを抑えることに神経を使いすぎてしまい、
気が付かないうちに疲れきってしまっているということがあるのです。

何だか疲れやすくなったな、なんでだろ?
やる気がないような気がするかも?
ああ、なんかなにもかもが煩わしいな・・・という気がしているうちに、
あれ?なんか頭の回転が悪くなったような・・・。
頭が悪くなったのかな?ということになるのではないでしょうか。

前のブログでも書きましたが、無理のし過ぎは良い事にはなりません。
我慢しすぎて本当のうつ病になり、身体が動かなくなる前に
自分の感じる事を大切にしてみませんか?

嫌だと自覚した時が治癒の道への最初の一歩です。
本当に「嫌な事」は何ですか?
一緒に本当に感じている心の中の声を探しませんか?

症状から本当の声を探す。
このお手伝いをする事がホメオパシーではないかと私は思っています。