リーダー/LAG120A 入門用CR発振器
(概説)オークションによく出品される機種でこの改良型が120Bですが、内容はあまり変わりません。
キクスイの418A,418Bやトリオ(後のケンウッド)と比較しても大差無く、元の価格3万円クラスの代表的な性能です。歪は100Hz;0.12%、1Khz;0.02%、10Khz;0.01%です。
100Hz近辺から下で急に歪が増えるのもこのタイプの特徴ですが、もともと歪測定には使いませんので全く気にする必要はありません。出力のフラットネスもケーブルに注意しかつ短くすれば、全帯域でプラマイ0.15dBとそこそこのものになります。ケーブルに無頓着ですと多少悪くなりますが、測定の実技上500KHz以上はグラフをラフに描く筈なので、そんなに厳格にやらなくて良いです。
ただ、須らくケーブルは短くすべし、は基本です。だいたいCR発振器は歪、フラットネス、周波数の三つのスペックのうちいずれか二つが正常なら残りの一つも正常というのが私の経験知であります。
(仕様)10Hz-1Mhz、出力約3.6V(600オーム負荷で)、方形波付き。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます