和束 茶源郷ガイドの会「徒然草」

京都府景観資産登録の茶畑や史跡や歴史の中へご案内する和束茶源郷ガイドが皆さまの訪問をお待ちしています。

和束 茶源郷ガイドの会 活動報告8月4日(日)

2013年09月06日 19時45分51秒 | 日記
今回和束町に来られたお客様は7名(うち1名和束在住)でした。
8月4日(日)朝10時に茶カフェ集合出発の予定でしたが、ちょうど日曜朝市があり、少し見学の後、
和束茶源郷マップにより2時間所要のコースを説明し車2台で出発しました。

①滝の堂と弥勒さん
和束川の渓流に巨岩・怪石があり、流れの激しい所を滝の堂といい、その北岸に高さ6米の巨岩があり、
中央に弥勒菩薩の半肉彫立像があります。鎌倉時代 正安二年(1300年)の作です。
パソコンからプリントアウトした写真を示しながら説明しましたがお客様が少し予備知識があったのか、
難しい質問はありませんでした。一応保存状態も良く皆さんは弥勒さんをカメラに収めておられました。



②和束町撰原地内にある地蔵菩薩立像
鎌倉時代ここは奈良から信楽に通ずる旧撰原街道の峠にあります。通称「撰原峠子安地蔵」と呼ばれ、
地元はもちろん他府県からも安産祈願・出産御礼とたくさんの方がお参りされている様子が伺えました。
700年の風雲に耐えて今もなおお慈悲の光を投げかけておられる姿に参加者の皆さんはお賽銭を入れ、
神妙に手を合わせておられました。
当日は撰原地区のお墓参りがあったので知り合いの方に駐車をお願いしていたところ、見学に行くのならと言って、しきび1束を用意してくれており、又帰りにはお下がりですとしてお茶をいただき、大変な気配りに感謝・感謝で次の地へ出発しました。



③京都府景観資産登録第1号 石寺茶畑景観
ここでは霜よけの扇風機の事や茶の種類・歴史など質問があり、判る範囲で説明しましたが、茶畑の美しさに感銘されておりました。
ここで少しお茶休憩をとりましたが、機会があれば、是非4月後半の茶畑の色風景も見てほしいと一声かけておきました。

④安積親王陵墓
この日は大変暑い日でしたので、汗をふきつつお茶畑に囲まれた石畳の参道を登り詰めました。
「安積親王」は17歳(744年)に死去、この地に葬られています。この陵墓は通称「太鼓山」とか「ご陵さん」と呼ばれて土地の人々から崇められています。
和束町と天皇家との関わりなどの説明をしたところ、皆さんからは古い歴史が残っている田舎の原風景を見るようだともおっしゃっていました。



予定していた「百丈岩の文殊磨崖仏」は、時間の関係で資料での説明で終わりました。
御参加いただいたお客様におもてなしや満足感を与えられたか不安です。
もっと勉強し、次につなげていきたいと思いつつお別れの挨拶をし、解散しました。

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