和束 茶源郷ガイドの会「徒然草」

京都府景観資産登録の茶畑や史跡や歴史の中へご案内する和束茶源郷ガイドが皆さまの訪問をお待ちしています。

和束茶源郷ガイドの会 和束風土記 6月4日(日)

2017年06月06日 20時44分04秒 | 日記
和束天満宮献茶祭 6月4日(日)  

6月4日和束天満宮にて午前9時より献茶祭が執り行われました。
6月の和束町は今日も見事な緑で町全体が光っています。
4日は晴天で祭事をするには申し分のない天気です。
伺った8時半には天満宮の祭壇の準備も整い開始を待つばかりの様子です。
境内に集まられた方々の表情も晴れやかに見えます。


今年、京都府では和束町を含む京都府南部山城地域の12町村を舞台とした「お茶の京都」の事業が展開されます。
最近では石寺の茶畑景観を大きく掲載した新聞もあり、この事業も世間一般に知れ渡っている事を実感しました。
色々な所で和束町の景色が目に飛び込んできますが、京都市内の駅の内外の大きな看板を見て、こんなところにも和束町の町の茶畑景観があると思わず見入ったり、近寄って行ったりしてしまいます。
先日は京都迎賓館の中にも「お茶の京都」のチラシがあり、いつも見ているチラシなのに改めて手にとって見ました。
和束町の景色にあちこちで出会うのは町民にとってはうれしい事です。
つい、誰彼無しに宣伝したくなります。
   

そんな「お茶の京都」と謳われる今年、いつから行われているか定かではありませんが、和束天満宮の献茶祭を取材させて頂きました。
70歳代くらいの方が「わしらの子供の時からあったなぁ」と話されていました。
さて、献茶されるお茶の茶筒は、予め各区の天満宮の総代さんから茶農家さんに配られ、茶筒に入れられた新茶は総代さんにより集められ献茶されます。
今年は184軒からの献茶がありました。
数は少しずつ減っているようで、以前は200軒ほどあったようです。
毎年祭典は天満宮の役員の方、奉賛会の代表の方、各区の天満宮の総代の方などの列席のもと執り行われます。
祭典が始まって間もなく茶器に淹れられたお茶が神前に奉納されました。
神主さんにより茶業の益々の繁栄と健康増進、家内安全を祈願され、続いて列席の代表の方々が玉串奉奠されました。
厳かに、祭典は執り行われました。


献茶された方々には、お返しとして「御祈祷茶」とお礼の手紙が添えられ渡されます。
和束町に住んでいても茶業に携わっていないと、このような祭事がある事も知らないで過ごしてしまいます。
また、聞いたことはあるけれど、どんなかしらと思うだけに終わってしまいます。
今回はそんな疑問が一つ解けました。
このような祭事を見せて頂く事で、和束茶の繁栄と茶業を営む人々の安全、ひいてはお茶を愛飲する方々の幸せをも神様が見守ってくださる思いがしました。


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