和束 茶源郷ガイドの会「徒然草」

京都府景観資産登録の茶畑や史跡や歴史の中へご案内する和束茶源郷ガイドが皆さまの訪問をお待ちしています。

和束茶源郷ガイドの会 和束風土記2015年1月4日(日)

2015年01月06日 22時07分47秒 | 日記
               白栖区の勧請縄

明けましておめでとうございます。

今年最初のガイドの会の活動は勧請縄づくり見学でした
1月4日(日)13時から白栖区の毘沙門寺にて勧請縄の製作が行われました。
 
正月早々に降った雪が溶けやらぬまま、眼下に広がる毘沙門寺からの眺めも冬の趣で美しく、めでたい装いの本堂が太陽の光で晴れ晴れと輝いていました。
勧請縄(かんじょうなわ)、は地区に悪霊が入ってこないように掛けられる注連縄であり、和束でこの行事が行われているのは、ここ白栖だけです。
   
境内に集まった役員の方は16人。まずは、各組に持ち帰るネコヤナギの木の足元の細工。
三又に木を割きます、ここにお札を挟みます。これは。春、苗代の端に刺します。
ネコヤナギは一番に芽吹くから、縁起を担いで使われるとか。
産毛に覆われたネコヤナギは、温かい春を予感させるのにふさわしく優しい手触りでした。
  
さて、いよいよ勘定縄作りが始まります。木と灯篭を縄で結び芯をつくります。この間の長さは約10メートル。
ちょうどこの縄をかける道の幅だそうです。藁の束を揃えて頭の部分をつくり、三等分にし芯に巻きつけて行きます
藁の束を右にねじり左に巻きつけ、少しずつ足して次へ次へと進んでいきます。 
40分程の時間をかけ、立派に勘定縄が仕上がりました。
この後、縄を巻き本堂に運び入れ,ネコヤナギに挟んだお札と共に1時間かけての、護摩法要が行われました。 
  
この後、勧請縄は道に掛けられるのですが、元旦に地区内に不幸事があったため今年は掛ける事は無く、巻いたまま掛けられるはずの道の端に置かれました。
楽しみにしていた勧請縄づくりの見学ができてうれしい一日でした。 

お祈りの入ったお札を分けて頂き持ち帰りました。
家の鬼門に貼ると良いとか。

皆さんにとって今年一年が良い年でありますように
今年も和束茶源郷ガイドの会をよろしくお願いします

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1 コメント

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掲載頂きありがとうございます (西田)
2015-01-07 08:25:12
早速 掲載頂きありがとうございます
皆に伝えます
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