和束 茶源郷ガイドの会「徒然草」

京都府景観資産登録の茶畑や史跡や歴史の中へご案内する和束茶源郷ガイドが皆さまの訪問をお待ちしています。

和束 茶源郷ガイドの会 活動報告 4月18日(土)

2015年04月18日 22時16分35秒 | 日記
2015年4月18日(土) 和束町・湯船の春を訪ねるウオーク

 
爽やかに晴れ渡った青空の下、集合場所の湯船五ノ瀬バス停前に17名のゲストを迎え、まずは大杉や新芽が芽吹くイチョウの大木の下に鎌倉時代に造られた宝筐印塔や大師堂がたたずむ熊野神社跡から、白山神社の一間社流造りの本殿まで二百段の石段を息を切らせながら登り、湯船の歴史の一端に触れた後、湯船会館前で小休止を挟んで和束川沿いの旧道を進み、樹齢300年の枝垂れ桜で有名な西願寺へ
   
例年この時期に満開の姿を誇る枝垂れ桜今年は盛りを過ぎていましたが、ここでガイドの会の会長が用意をしていたパネルを披露し、皆さんに満開の枝垂れ桜のイメージを膨らませていただきました。
  
西願寺からの湯船白瓦の町並では林業や製茶で栄えた立派な家並みに感嘆の声をあげながら歩を進め、途中の「都合殿」バス停の読み方に頭の体操をしながら大智寺に到着。
いつもながら手入れの行き届いた境内では満開の八重桜が一行を迎えてくれました。
 
ご住職の計らいで大観禅師座像や本堂の拝観もさせていただき、お昼に八回撞かれる鐘を聞きながら昼食を摂り、昼食後は大智寺現住職の手による「喫茶去」の看板が掛けられた茶工場で、ガイドの会メンバーで「お茶の語り部」から製茶工程や和束のお茶について説明をしました。
 
今回の最終ポイントの本願神社では、新茶を迎える準備の真只中であった為、祠を見上げる場所から本願(奉願)神社と神社にまつわる民話「火とぼし」をご披露し予定通り午後2時に五ノ瀬バス停で解散しました。
これまで道路事情などで、中々できなかった湯船のウオークでしたが、地元の方々のご協力を得てやっと実現できましたこと、心よりお礼申し上げますと共に、今回参加いただいたゲストの皆様にはお目当ての満開の桜は少々残念な状況でしたが、新茶の創り出すグラデーションと湯船の生業と自然が織りなす景観を満喫していただけたでしょうか
またのお越しをお待ちしています。


※掲載写真の一部は参加者からの提供です




和束茶源郷ガイドの会 和束風土記 4月5日(日)

2015年04月09日 00時22分55秒 | 日記
                      杣田区の春祭り                    

4月はここ和束でも春祭りを執り行う区が多く、第一日曜の4月5日は1千個の饅頭をお供えされるという杣田区の春祭りです。
杣田(そまだ)区の春の祭りは、現在、一寺ニ社が合同で執り行われていますが、以前は、稲荷神社【3月最後の午の日】、毘沙門天【4月3日】、八王子神社【4月8日】と、それぞれが決められた日に、祀りごとを行われていたそうです。
稲荷神社と八王子神社は桂宮司が、毘沙門天は、正法寺の住職がお参りをされます。
今年は、あいにくの雨で区の集会所内の三方に、それぞれの祭壇を作り祀られました。

「この日に雨が降るのは、珍しい」と区の役員の方が残念そうにお話されていました。
本来なら3ケ所に分けられて、それぞれのところに行くべき1千個の饅頭がこの部屋に一同にあるのかと思えば何やら心楽しくも思えてきます。
用意された紅白の饅頭は、積み上げることはなく、ケースに納められたまま、行儀よく並べられ供えられています。
この饅頭、昔はお餅だったそうで、今でも各家庭では餅つきをされるところが多いようです。 

八王子神社では、65年前までは境内で相撲が取り行われ、勝ちは1円、負けは50銭貰えたそうです。
ここでも白栖区八王子神社の子ども奉納相撲と同じく、奉納相撲があったんですね。
祭壇横にある旗は、子どもが生まれた家から奉納されたもので、男の子が生まれれば青、女の子が生まれれば赤い旗を奉納されます。
お祭り終了後、紅白饅頭は参拝者や子ども達、区内の各家庭に配られます。

今年の五穀豊穣祈願と人々の幸せを願うお祈りが入った沢山の饅頭は、おめでたい紅白の装いで、きっと家族の目を楽しませている事でしょう。
 



和束茶源郷ガイドの会 番外編 4月4日(土)

2015年04月06日 20時45分43秒 | 日記
4月18日(土)の「湯船の春を訪ねるウオーク」の下見をしました

五ノ瀬から大智寺を折り返す当日のコースの下見です。
集合場所の熊野神社跡にあるこぶしの大木やミモザの花が咲き溢れています。
     
湯船区長さんからトイレの配慮をしていただき、茶工場見学の準備も整いました。。
当日が好天に恵まれて、参加の皆さんに湯船の春を存分に楽しんでいただけることを節に願っています。
湯船小学校跡の二宮金次郎さんも皆さんの来訪を読書をしながらお待ちしています。