巡礼の旅(お遍路&スペイン サンティアゴデコンポステーラ馬巡礼)

当初四国遍路にフォーカスしていましたが、今後巡礼に範囲を広げました。

81番 白峰寺まで

2011年08月08日 | 日記

 80番国分寺の出口には高松ライオンズクラブの案内があります。 これだけちゃんと書いてあれば迷う訳にはいきません。(結果実は最後で迷ったですけど、標識がどれだけしっかりしても、歩いている個人の心に焦りとか迷いがあると何が書いてあっても駄目なんですね)

標識に従って道を進めると、そこらかしこに色々な案内板がありそれを読んでいくだけで長い上り坂も苦になりません。

最初が「白い崖 ギョウカイかくれき岩」 斜面が真っ白な石で覆われています。 科学的な説明ですが、お大師さんの伝説はないようです。

 

 

次が鳥瞰図、写真と一緒に下界の風景を眺めながら、もう国分寺からこれだけ歩いてきたのを実感します。 歩きお遍路をしていると、人間の歩みというのはすごいと感じます。 遥かかなただった目的地が1時間、2時間とどんどん近づいてきます。

19丁打ち戻りの道標に到着。 ここはら白峰寺に行き、同じ道を戻って根香寺に行くことになります。 昔は白峰寺から根香寺を経て国分寺というルートだったとか。 このあたりから空模様が崩れて雨が降り出し始め、白峰寺に着くあたりには本降りになりました。 今日の予定は根香寺から一宮寺方面に下り、ここから金比羅さん近くのホテルに宿泊、時間切れで今回の区切り打ちは終了する予定です。

ここから遍路路と車道の選択があるのですが、勿論遍路路を辿ることにしました。 林の中の暗いそして雨で滑りやすくなった道はほどなく「まかい」という井戸に到着。 神仏にささげる井戸として使用されていたそうです。

 

 

「まかい」から程なく今度は石造笠塔婆というものがあります。 解説を読むと摩尼輪塔ともいわれ、下乗石とも呼ばれ、寺院などの聖域の入口に建てられ、この塔から先は、 参拝者は馬などの乗り物を降りなければならない。
いうなれば白峰寺の結界でこの先は乗り物に乗って入ってはいけない領域ということでした。 

 

 

この結界をすぎると駐車場に出て(結界の力はなかったのかな)白峰寺の山門にたどり着きました。