サロン・風変わりな人材開発の宴 

人の育成について、色々な視点から書いていきます。これは、体験記であると同時に、次の人材開発施策に対するトライアルです。

歴史上の人物で学ぶべき人は著名な偉人ではなく、名もなき有能な人たちです

2016年12月21日 22時05分16秒 | 歴史
温故知新。「歴史上の人物から学ぶことは多い」 最近、これ本当かと思うことがよくあります。誰でもいいのですが、教科書に載っている偉人は、確かに偉人に違いないのですが、ベンチマークとしてめざすには、少し無理があります。それは、この偉人たちには運が味方したことです。もちろん、幸運の後には悲運もあって朽ち果てた人もおります。ちょっと幸運の事例を挙げますと、
 織田信長⇒「桶狭間の戦い」は悪天候が信長の味方になった。
 豊臣秀吉⇒ お百姓さん出身の藤吉郎が天下を取ったのは、彼が信長の草履取りであればこそ。
       若造の藤吉郎が少年の信長をみて、信長は天下人になると思っただろうか。
 歴史上の人物にはこの種の天運があり、それは普通の人には訪れません。しかし、歴史の教科書には出で来ないが、有能な人はいくらでもおります。最近は、そういう人の業績をみていくほうが、身の丈に合っていると思っております。そして、市井の人が困難に直面しても乗り切っていく。地元の人や、その周辺の人には尊敬されるが、その話しも人伝えのうちに風化され、結局、石碑程度のことしかわからない。古文書でもあればまだいいほうで、それがないと真偽も確認できない。
 江戸時代の藩士。藩政改革で名前が挙がるのはその時の藩主ですが、それを現場で担っていたのは、沢山の藩士たちです。その中にキーとなる人材がいる。そういう人こそ、我々普通の人が学ぶべき人たちではないかと思います。
 それは、だれか。。。。無名ゆえに、調べれば我々の郷土の歴史の中にいるのではないでしょうか。決して、己が有利になるような欲張りではなく、後世のために仕事をしてくれた人たち。その人数が多ければ多いほど、未来の人が恩恵を受けている。そういう人への感謝を忘れないようにしたいものです。


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