本と映画の日々  そして、ゆめのつづき

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謹賀新年 「吾唯足知」のつくばい〔手洗鉢〕

2006年01月02日 | Weblog



謹賀新年

そそくさと 年賀の束を紐解いた指先に触れる 新しき年
                
(hito2km)


知人の年賀状に「吾唯足知」と大きく書かれている。
どういう意味だ・・・。

「吾れ唯足ることを知る」

禅の格言、「知足のものは貧しといえども富めり、
不知足のものは富めりといえども貧し。」
という意味らしい。

年賀をくれたその人は、映画館を経営するくらい金持ちだ。
ただ 近くに他社のシネコンが進出してくる。
それで、多少 ナーバスになっているのだろうか・・・。

石庭 龍安寺のつくばい〔手洗鉢〕の
中心の口を共有し
「吾唯足知」とよむ。

京都の龍安寺は何度か行ったが、
茶席蔵六庵の方丈裏に、
つくばいがある事は知らなかった。

借景に溶けこむ石庭は、
まるで、そこだけが宇宙だった。
自己と真摯に対面し、
己の中にも無限の宇宙があることを感じる。

ただ、観光客の少ないときに行ったほうがいい。
人が多すぎると、宇宙を観想する暇(いとま)もない。


「吾唯足知」のつくばいは水戸光圀公の寄進によると伝えられる。


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