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三隈研次監督×市川雷蔵主演「剣三部作」BS12にて

2024年11月28日 | 日記

市川雷蔵映画デビュー70周年記念として、BS12にて

三隈研次監督×市川雷蔵主演「剣三部作」が放送されました

11月12日(火)「斬る」(1962年)

11月19日(火)「剣」(1964年)

11月26日(火)「剣鬼」(1965年)

すべて4Kデジタル修復版でしたので映像はとてもきれいでした

「斬る」「剣鬼」は原作が柴田錬三郎で「剣」は三島由紀夫原作です

37歳(38歳?)と言う若さでこの世を去った市川雷蔵は

死ぬまでに159本もの映画に出演したそうですね

歌舞伎役者の養子から映画俳優に転身し大映の二枚目スターとなりましたが、

直腸癌で亡くなったそうです

今なら手術すれば生き延びたかもしれないのにとても残念です

どちらかと言うと平凡な作りの顔ですが、

メイクすると見違えるように美しく変貌し妖艶な魅力で

世の女性ファンを虜にしてきました

この顔たまりませ~ん^^

(三部作とは関係のない画像をお借りしました)

今回の三部作、ざっくり言ってそんなに心に残るものはありませんでした

とは言え、すぐには消しません

あ、私いつも映画は録画して観てますので気に入れば残しておきます

三隈研次監督って今まで観たことなかったので期待してたんですが、

(座頭市シリーズ、子連れ狼シリーズでも有名らしい)

映像の斬新さなど印象的な場面もありましたが、

物語の進行とか展開が分かりづらく、主人公の苦しみや悲しみ、

心の葛藤などをもっと掘り下げて描いてくれれば

もう少し感動できたんじゃないかなとは思います

(あくまで個人の感想ですのでご容赦願います)

 

2作目の「剣」は三島由紀夫作品なので内容に興味がありました

剣(剣道)に没頭する大学生の主人公の修練の厳しさやストイックさに

三島自身を重ねて観ていました

男どおしの友情、憧れ、嫉妬、憎しみなど惜しみなく描かれており

女が入り込む余地はないほどの世界感を感じました

鳩のシーンも三島らしい哲学と美学が込められた印象的なものでしたが

こういうのは直に小説で読んで味わいたいなと思いました

三島の美学は三隈研次の演出では出せなかったのでしょう

そして、最後はやはり三島(美学)でしたが、

果たして、私には到底理解できない高尚なお方でした


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