日経平均株価の件について
ここ最近は日経平均株価が42000円をピークに大幅に下落しています。まだ下がるのか、ここから反転上昇するのか神のみぞ知る訳です。
日本の株価も基本的にはアメリカのそれに沿って動くと思っています。だって結局のところ様々な地球上で作られた富は巡り巡ってアメリカに行きつくと思うからです。リーマンショックの時、取引先の方でアメリカ支社におられる方が日本に出張で来られた時の雑談も今でも記憶にあります。「アメリカ経済は多分どこかで崩壊するとアメリカ国内でも言われ始めています。何故ならお金を持っていないブルーワーカーも借金できて自分の家を買えるんですよ。借金が返せるとは到底思えないのに」それから約1年後にリーマンショックが起こりました。そして正に、その原因は上記の返せないお金のバラマキによるものでした。
世界はこれらの事から、多くを学んだと思いますし、日本もバブルが崩壊し多くの企業が退場もしましたが、生き残った企業はそれまでの利益が少ない弱い財務体質から、利益の出る強い財務体質に変わり内部留保も増え少々の不況の波なら越えられるようになったと思います。なので今の株価は実力に伴っておりバブルだとは思えません。アメリカも日本も史上最高値を更新していた訳ですが、どこまで上昇するのか?今が頂点なのか?それとも今回は地球上の国すべてを巻き込んだ経済成長局面の途中なのか。。。。評論家はタカ派からハト派まで色んな意見が述べられ、一見そのどれもがもっともらしいのですが、正解は1つだけで未来の事は誰にも分かりません。
今、言える事は、今週には日銀金融政策決定会合での日銀の金利上昇について発言あるのか、米国FOMCでほぼ決定と言われている9月の金利下げについてのコメントの有無、米国雇用統計で失業者の利率発表がありますし、日本企業は8月中旬まで3月ー6月の決算報告が続くので、株価もどう動くのか予想できません。また、9月に自民党の総裁選があるし11月には米国大統領選挙があるしと大きなイベント目白押しです。
ただ一つだけ信じたいのは、日本はこれから世界の国々からも羨ましがられるほどの素晴らしい国になり、日本の上場企業の多くも今の何倍もの巨大な世界的大企業になり、株価も今の数倍になっている近未来になって欲しいという事です。さて、今週は上がるのか下がるのか?