折々スケッチ

小さなスケッチブックやハガキに水彩と鉛筆ペン等で描いた絵を中心に、感じたこと等日記代わりに添えています。

初めての雅楽

2016年08月28日 | 日記
舞楽「陵王」


知りあいの方が雅楽の演奏会に出演されるときき私にとって初めての雅楽体験に出かけました。
毎年の初詣ではお神楽をお願いすると雅楽と巫女さんの舞があります。
でもそれは神事であって雅楽観賞という感じではありません。

舞楽は古く5世紀に古代朝鮮や中国から伝えられ、752年には奈良の大仏開眼供養会で盛大な
舞楽が奉納されたとのことです。
音も形も珍しい楽器、休憩時間に体験コーナーがあり「竜笛・篳篥」を試しました。
何度も教えていただきやっと「フォー…・プー・・・」音が出たような…気がしました。
次に順番を待ってる方に申し訳ないくらい時間がかかりました。

  竹を束ねた「笙・しょう」
  小さな縦笛「篳篥・ひちりき」
  横笛「竜笛・りゅうてき」
  豪華な彩色の絵が美しい大きな太鼓「楽太鼓」
  金属の高い音がする「鉦鼓・しょうこ」
  鼓のような形で撥でたたく「鞨鼓・かっこ」
  琵琶や琴なども。

演奏される方達は烏帽子に狩衣などの古式ゆかしい装束で、その中に若い方が何人かいらした
のにも驚きました。
舞楽の衣装は面と共に昔よその国から伝えられたままではないかと思う形と華やかさでした。

演目の一つ舞楽「陵王・りょうおう」
6世紀頃の中国、あまりに美しい顔立ちの将軍が戦場に出るとき味方の士気を鼓舞するために
勇猛な面をかぶって指揮をとったという伝説の舞です。
絵画の題材としてどこかで見た気がします。

日本の文化なのに、70歳を超えて初めて体験などではいけませんね。
特に若い人たちには世界に目を向ける前に日本をもっと知ってもらいたいと思います。


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