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折々スケッチ

小さなスケッチブックやハガキに水彩と鉛筆ペン等で描いた絵を中心に、感じたこと等日記代わりに添えています。

大阪・関西万博日帰り1人旅(3)

2025年04月24日 | 大阪万博


巨大なガンダムとミャクミャク

電動カート(パーソナルモビリティ)を借りて通行可能な場内を見て歩く。


リングの上から見下ろして


大屋根リングからの眺め 17:39
右側がエスカレーター


それから目的の一つだった海に沈む夕日を見るために大屋根リングへ。カートは近くの駐車場に止めてエスカレーターでリングの下の段まで上がり、その上の段までは緩い坂を登る。しかし同じ思いの方が多くてなかなか前に進まない。丁度正面に日が沈む辺りは立ち止まった人、先へと歩く人、戻る人で大混雑。私は人の流れに流されないよう踏みとどまって小柄な女性の後に立って日没を待ちました。空は快晴地上20mの海風が気持ち良い夕方でした。


ドラマのシーンのように日が沈む 


18:31オレンジ色の光を放ちながら海の向こうの低い山に日が沈む。待っていた人達からため息と歓声が聞こえて「よかったねぇ」「明日から元気に仕事しようって気になるね」と。かなり密な状態なので私にも皆さんの声が聞こえます。それからは立ち止まったまままだ見ている人、下へ降りる人、もう少し先へ行く人等でまたしても人は動かない。進むのはほんの少しずつ。少しずつでも進めば安心ですがしばらく止まってしまうとこの先どうなるのかと心配になりますが、皆さん静かに待たれていました。しかし今でもこの混雑、これから入場者が増える暑い日にこれで大丈夫だろうかと思います。大屋根リングの下の層まで降りれば混雑も無く下りのエスカレーターにも乗れましたけれど、やっぱりこの先が心配。


ここまで降りれば人は少ない
大屋根リング

私は大屋根リングから水上ショウを見るつもりでしたが、ショウが終わった後の混雑が心配で下で見ることにしました。が、この判断は間違いだったかも。地上はもう人がいっぱいでしたから。ショウは19:10開始、終わるのは19:30。私が借りた電動カートの返却期限は19:45。ショウ終わって返却場所まで移動できるか分かりません。(少々返却が遅れても問題はないとは思いながら、小心なのです)そこから西ゲートの返却場所までカートを返しに行き、また歩いて戻って、水上ショウの場所近くで立ち見することになりました。






水上ショウ「青と夜の虹のパレード」は幅200m、奥行き60メートルの半円形の水上に水のスクリーンを作りだして照明やレーザーで20分間の物語が展開するのです。早めに予約するなり場所取りするなりすればよいのに、カートを返しに行くなんて、時間と体力の無駄の大失敗!しまったなぁと思いながら1日歩いて疲れた足で立ったまま、人の頭越しに見たショウは立っているのが辛かった。段取りを考えなきゃダメじゃないと、思い返しながらも意表を突く演出と光の美しさに見入ってもいました。色々あっても見られたのですから・・・。で、その後ドローンショウもあるはずなのにいつなのかと聞いてみると「ドローンショウは20:50からです」って。それでは帰りの列車に間に合わないので、トボトボと夜の会場を見ながら西ゲートへ向かいました。その頃(20時まえ)にはいろいろなパビリオンで「今なら予約なしで入れますよ~」と呼び込みの声がしてました。その時間でも超人気のイタリア館には入場を待っている人達が沢山。




ステージでは来場者の女の子が歌ってその家族らしい方とスタッフが踊ってた
入場者が増えて夏の夜になればきっと盛り上がるはず

来た時も帰るときも静かな西ゲート、数人のスタッフの人に手を振っていただいて、ゲートを出る時、記念にスマホのシャッターを押してもらう。そこから振り返って見た大屋根リングは今日一日が夢の中の出来事だったと思えるほどに静かに輝いていました。



シャトルバスは20:30発、西ゲート前と言っても広いので歩いて歩いてやっと「新大阪行き」のバス停へ到着。時間まで持参の折り畳み椅子を出して座り込んでしまいました。バスは完全予約制、乗る時は予約画面をスマホで示す必要が有るのですが、数人前のシニアさんお二人が手間取って進まない。画面は出せなくても予約の氏名は合っているので乗車できましたが、スマホに慣れないシニアさん、他人ごとではないと思っていました。

新大阪駅21:34発の新幹線「こだま」はほぼ満席。座席に着くと皆さん夕食開始、私も駅で買った弁当を食べて長かった1日を思い返していたら1時間ほどで名古屋到着。そこから地下鉄を乗り継いで駐輪場へ。自転車をこいで家に帰ったのは23時半近く。朝、家を出てから帰宅するまで15時間余、万博会場滞在9時間の旅でした。

会場では思うようにならない事も色々ありましたし、反省点も多々。それでも一人で万博に行けたこと、まだ大丈夫だと思えたことは大きな収穫でした。結局見たパビリオンはカナダ館だけでしたし、会場の名物も食べずでしたが「大阪万博に行って来た」と言う満足感は十分。私の行くことが出来る万博開催はこれが最後だろうと思うからやっぱり行って良かったです。

万博日帰り1人旅は 終わります。
私の1人旅にお付き合いいただき有難うございました。


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6 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
ご立派でした! (ふきのとう)
2025-04-24 07:05:13
ご自分の立ち位置から、自国と世界の現実を感じたことと想像致しました。。何よりお一人で会場に立たれたことはご立派で敬服致しました。これから先の人生の内面に、価値観に多大な影響がみられることと思いました。
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ふきのとうさんへ (ひろ)
2025-04-24 07:22:31
おはようございます。
おっしゃるとおり万博に行って一番良かったことは自分で準備して1人で行くことが出来たことだと思っています。まだ、出来る・・・そう思えるって嬉しいですね。
楽しかったことも失敗も良い想い出、しばらく心の中で楽しめそうです。
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お疲れさま・・・ (ぽっぽちゃん)
2025-04-24 10:39:28
会場の雰囲気が伝わってきました・・・
海に沈む夕日、アトラクションなど

事前の調査が役立ちましたね
(西ゲートが混雑しないなど)

大阪関西万博に一人でお出かけで
夢のような15時間でしたね!
ますますお元気です・・・
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Unknown (ひろ)
2025-04-24 12:40:06
ぽっぽちゃんさんへ
万博は、急に思い立って行くことにしたので、準備から行くまでが大変でしたが、行ってよかったです。
20年前の愛知万博を思い出しながら、少し比べながら、今の万博を楽しんできました。20年前と今とでは私自身も変わりましたし、世の中も変わりました。それもまた面白かったです。3日経ってもまだ余韻に浸っています。
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( ^)o(^ ) (千字)
2025-04-24 20:18:13
ひとり万博の旅、見事でした。広いだろう会場を縦横に(そのように見えました)動き回るおばあちゃんに敬服いたします。パソコンを使って入場券を手にする手際よさ‥‥。すごいですね。そして、科学の粋を集めた万博に、短い距離とはいえ自転車を使う。このギャップについ笑ってしまいました。
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千字さんへ (ひろ)
2025-04-25 09:17:45
返信遅くなりました。
「ひとり万博」は膝をさすりながらも動ける今なら、いくつもの失敗はあっても人に迷惑を掛けない範囲で楽しんで来ようと出かけました。私の手続きの手際の悪さ、会場をウロウロすることの多さ・・・どれも楽しい思い出になりました。
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