折々スケッチ

小さなスケッチブックやハガキに水彩と鉛筆ペン等で描いた絵を中心に、感じたこと等日記代わりに添えています。

伊吹山を見に(1)

2024年06月22日 | 伊吹山と周辺

最初の1枚



6月18日のテレビで天気予報士が「明日は梅雨に入る前の貴重な晴れ間になるでしょう」と。それなら晴れているうちに何処かへ出かけようと色々考えて、しばらく行っていない伊吹山を見に行くことにしました。

予報通り19日の朝は快晴! 家を6時過ぎに出てJR東海道線名古屋駅発7:16の米原行に乗る。東海道線の列車はほとんど大垣で乗り換えになりますが朝夕の数少ない列車は乗り換えずに目的の「柏原駅」まで行ける。ただこの時間は通勤通学の人で混雑し、のんびりと外を眺める余裕はありません。
柏原駅に着いたのが8:30 ここから伊吹山と水田の風景を楽しみながら、膝を気にしながら歩けるだけ歩きました。


いつもは駅を出ると右に進むのですが、今回は違った風景を求めて左へ歩く。膝の負担を減らすために荷物はキャリーにもなるリュックに詰めてゴロゴロ引いて歩きました。この音がけっこう気になります。膝の負担軽減には減量が第一だとは分かっていてもそれはとても無理・・・です。




青線が前半の水田地帯、茶色線が後半の柏原宿





東海道線の線路をくぐって県道551号線を進めば目の前に久しぶりに出会う伊吹山!名古屋を出た時は雲一つなかったのに山近くには雲。山が隠れない事を願いながら水田と伊吹山の見晴らしの良い場所を探して歩く。県道から折れて左手には「成菩提院」。その昔、家康の参謀といわれた天海大僧正が住職を務めた時期もあるという寺の小山。その山裾に沿って行くと、そこに私が見たかった風景がありました。広々した青田の向こうに聳える伊吹山。青い空に白い雲がぽっかり浮いて、時々山にかかっては離れてまたかかる。


日陰に椅子を置いてスケッチ1枚。その日最初の1枚は気持ちばかり入りすぎて毎回面白くない。これがトップの絵です。



柿の木の日陰で


太陽が移動して日陰の位置が変わるので私も移動する。柿木の近くは日陰があっても伊吹山は裾しか見えない。でも、日向では白い紙がまぶしすぎて色が分からなくなるのでしばらく日陰で休憩。




水路の水音を聞きながら



本当はこんなに素晴らしい風景です・・・




田んぼの中の舗装された農道を歩く人はいない。はるか向こうの青田の中に腰をかがめて作業中の人が見えるほかは、時折軽トラックが通るだけです。日陰を見つけると出来るだけ隅っこに椅子を置いてはスケッチ・・・期待は大きかったのにちっとも思うようには描けませんでしたが、カエルが鳴いてヒバリが鳴いて、時折ウグイスも。真夏のような太陽の光も青田を渡る風や水路を流れる水の音を聞いていると爽やかでした。気温は26℃。




この辺りは田毎に田植えの時期がかなり違い、青田の場所もあれば早苗を育てている所もある。まだ田に水を引いていないところもあって、稲刈りの時期も田んぼごとにかなり違う。


少し歩いた先では、6年前に初めてここを訪れた時に椅子を置いたのは、あの木の下と思いだした風景。



ここの1枚もイマイチですが、またこの場所に立てただけでも嬉しかった。あの日と同じように伊吹山の裾にはひっきりなしに新幹線が行き交い左手の東海道線には客車や貨物列車が通る。この場所は撮り鉄さんの目当ての場所でもあるのです。


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東海道線の下のトンネルをくぐる。水が溜まっていて滑らないように気を付けて。



ブロ友さんの記事から知ったこの場所、まだ田んぼはかわいたままでした。
乾いた田の向こう少し高い場所が東海道線、その左手あたりの下をくぐってこちら側へ来ました。







2018年6月16日にこの場所でスケッチした時はもっと丁寧に描いていました。6年後の今は?見比べてみて、あらまぁと驚いて、進歩の無さを反省しています。

ここまでで4.8㎞ 駅を出発して3時間過ぎました。
この後は、駅近くの中山道柏原宿を歩きました。これはまた次回に。


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