酔いどれ堕天使の映画日記

劇場やテレビでみた映画の鑑賞記。原則ネタばれなし!

『火火(ひび)』(2004・日)

2009年01月21日 14時42分50秒 | TV鑑賞作品
生来天邪鬼なところがあるのか
米国新大統領への熱狂ぶりにしらけてしまい
同時刻に放送していた生中継の就任式よりこの映画を選びました。

病魔と闘い“骨髄バンク”設立に貢献した実在の陶芸家母子
この姿をつたえる原作を高橋伴名監督自らが脚色演出した力作です。

信楽焼きへの情熱から女手ひとつで娘と息子を育て上げる逞しい母を
田中裕子が熱演します。

ぶっきらぼうだが愛情に満ちた母の存在
描かれる悲壮な現実にも時にみせるユーモラスな演出に救われます。

のちにこの母子に弟子入し健気に仕える女性を演じる黒沢あすかの姿が
なぜかとても印象にのこりました。

☆☆☆





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