酔いどれ堕天使の映画日記

劇場やテレビでみた映画の鑑賞記。原則ネタばれなし!

JDC信託 免許取り消しに思う

2009年09月16日 11時12分30秒 | 世相
ジャパンデジタルコンテンツ
昨日、JDC信託が信託免許を取り消されました。

信託を使い投資家に映画やゲームの受益権を販売して制作費を集める事業を展開した同社
ソフト産業の新たな資金調達スキームとして脚光をあびました。
数々の賞に輝いたヒット作『フラガール』(2006)がその成功事例です。

小生も当時同社の社員による本を読み共感し映画産業のあらたな可能性を応援したくて
同社の株を少しずつですが購入し現在も保有していますので個人的にもとても残念です。

法令上必要な一億円の純資産を下回ったというのが取り消しの直接の理由ですが
元社員の資金流用のみならずその後の元社長の使い込みまでもが発覚するという
耳目にあたらしい昨年来の杜撰な数々の不祥事はまさに論外。
加えて今朝の日経新聞によれば株価操作の疑惑もあり目下当局で調査中とのこと。

当局は監督強化に向け大きく舵をきったようです。

せっかく切り開けた信託業務の門戸開放
規制緩和に乗じて悪行を積み重ね
天につばするようなけしからん輩がいるかとおもえば

奇しくもそれと呼応するかのごとく
借金の3年間返済猶予など金融界のみならず唖然とするような提言を
しゃあしゃあといってのける亀井静香の金融相起用。
危惧する民主党政権ですが早くも現実の姿があらわになりはじめています。

少しも大袈裟ではなくこの国の今後の金融行政をおもうと朝から暗澹たる気分になりました。


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