酔いどれ堕天使の映画日記

劇場やテレビでみた映画の鑑賞記。原則ネタばれなし!

『ラブリーボーン』(2009・米=ニュージーランド)

2010年02月19日 16時59分44秒 | 劇場鑑賞作品
昨日みてきました。
ベストセラー小説の映画化作品で
14歳の若さで殺された少女が死後の世界から家族や犯人のその後を見届けるというおはなし。

昨日もわが国の児童への虐待や性犯罪の増加をしめす憤りのデータが報道されていましたが
こんな現実がまだ一般には認識されていなかったであろう時代の1973年
米国ペンシルバニア州のごく普通の家庭で両親と妹それと幼い弟に囲まれ幸せな日々をおくる少女スージー・サーモン(シアーシャ・ローナン)は
彼女が想いをよせる学校の上級生からデートに誘われたその日、近所の男によって殺害されてしまいます。

監督は『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのピーター・ジャクソン。
スージーを演じるシアーシャ・ローナンの
きらきらした目と笑顔が素敵です。

サイコサスペンスかと思えばファンタジーや青春映画の要素もあり家族の愛や葛藤をえがいたりもする。
人間の存在そのものについて考えさせられる描写もあって興味深いテーマの作品ではありますが
みる側としてどこに軸足をおけばいいのか迷います。

犯人を演じたスタンリー・トゥッチが授賞式も近い米アカデミー助演賞にノミネートされています。

☆☆☆