第1400弾・一生懸命の汗

　本日の天気予報・気温は26～34度。天候は

　18日・・・2006年に買ったシャープのエアコンが
　奇妙な音を出すようになり
　サービスセンターに連絡する

　20日に、エンジニアが来てチェック
　フィルターの劣化と一部部品の不具合があるので
　部品を取り寄せて
　24日に・・・来るといって帰った。

　その24日・・・昨日、17時40分ごろ来る

　30代の口数が少ないサービスエンジニア
　玄関を入るなり
　『遅くなって申し訳ありません』と頭を下げ

　額や首筋から吹き流れる汗を
　腕でぬぐう
　その腕も汗まみれである

　黙々と修理を初め
　床にポタポタと汗が落ちる

　思い余って・・・
　『アイスコーヒーか冷茶でもどうですか？』と聞くと
　素直に『有難うございますt』という

　早速アイスコーヒーを用意すると
　脚立を降りて・・・一気に飲み干す

　『もう一杯・・・いかがですか？』と薦めると
　『すみません』と苦笑い

　その2杯目も・・・一気に飲み干し
　一生懸命に修理に手を動かす

　表情は幾分爽やかになり
　慎重に、手早く、仕事をする

　この青年の仕事振りに
　思わず胸が熱くなった

　ここ数日の猛暑でエアコンがバカ売れして
　サービスエンジニアのフル稼働が続いているらしい

　約1時間余りで修理が終わり
　修理内容連絡票を書きながら

　額と首筋の汗はまだ噴出し
　両腕にも汗が流れていた

　冷茶と甘納豆を出して
　『ご苦労様』というと

　冷茶も一気に飲み干し
　甘納豆を口に入れて
　目元から流れる汗を汗まみれの腕出でぬぐう


　一生懸命仕事する青年に出会って
　見ている私たちは、思わず心の中で拍手した。

　修理後のエアコンは・・・
　息を吹き返したように静かに涼しい風を噴出した。

　暑い日の、熱いチョッとした感動・・・
　こんな日の・・・こんな青年との出会い・・・
　この夜は・・・妙に幸せな気分で熟睡・・・