河童の茶屋

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第1530弾・ルンビニ

2010年12月01日 08時24分18秒 | Weblog
本日の天気予報・気温は10~15度。天候は曇り。

昨夕の茶話会にて
先月、世界遺産に登録されている仏陀の生地・・・ルンビニを訪れた
友人から話を聞く。

仏陀の生誕の地・・ルンビニは、ダイワラの西約22キロメートルにある。
紀元前249年、インド・マウリア帝国のアショーカ王がこの地を参拝し
記念に石柱を建立。
唐代の玄奨三蔵も636年に詣でている。

玄奨の『大唐西域記』によると
アショ-カ王の石柱は落雷で中ほどで折れたという。
14世紀を最期に、巡礼の記録は途絶える。

インド・ネパールを席巻したイスラム勢力によって
ルンビニは破壊され廃墟と化す。

1896年、『大唐西域記』の記述を元に調査していた
ドイツの考古学者・フューラーが、アショーカ王の石柱を発見し
さまざまな考古学上の発掘が続き
ルンビニを巡礼・観光センターとして開発するための国際委員会が
国連本部に設置されたのは1970年。

1985年には、ルンビニ開発公団が発足し、日本の建築家・丹下健三が
デザインしたマスタープランに従って
各国寺院の建設が進められたという。