極☆ヒロ

ヒロシの徒然なるおバカ日誌です。

ちばアクアラインマラソン完走!!

2012-10-21 | ヒロシの独り言


今日は初のフルマラソン挑戦


これまで練習して来た事を思い出し
墜ちていた気分も何とか盛り上げて
『第1回ちばアクアラインマラソン』に
出場して来ました

1番気掛かりな事はアクアラインの風速

風速10メートル以上の場合は
危険につき走行出来ないのです

そうなるとメインディッシュのない
コース料理を食べるようなもの・・・

晴れていても風が・・・
って日も多いからね

結果、風速は4メートル(午前5時現在)
その後も強くならないという事で
フルマラソンでの開催決定

『アクアライン封鎖しました』
ってこの人が言ったかどうかは
別にしてね


参加ランナーは1万5千人

木更津駅周辺からスタートの
会場付近まですでに多くの人で
ごったがえしております

学生時代、サッカー場でバイトを共にした
後輩も出場との事で合流

出走前に互いの無事完走を
健闘しあい記念撮影

今日は風もなく晴天で
マラソン日和だと思ったのですが・・・

気温が26℃と
高くなってしまいましてね


走るんだから、
寒いぐらいでも良いんだけど・・・


のっけから不安を感じつつも
完走目指して気持ちを高めます

完走予想タイム順に
ブロックに分かれて

スタートするのですが
僕は5時間以内の
Fブロックからのスタート


4時間半の完走を目指してたのですが
初挑戦と言う事、
坂が多いという事もあって

ちょっと弱気?

時間よりも完走重視で臨む事に
しておりました

スタート前、右手を左胸に当て目を閉じ
心の中で『君が代』斉唱

サッカーの代表戦みたいに
自らを鼓舞し奮い立たせます

10時のスタートとなったのですが
号砲は聞こえず・・・

せめて空砲でも良いから
ちゃんと参加ランナー全員が分かる
スタートの合図して欲しかったよ・・・

列が進みずるずると前に行き
僕がスタート地点をようやく通過したのが
10時10分でした

スタートするのに10分も掛かるなんて
人の多さが伺えます

前も、後ろも人・人・人

沿道にも多くの観衆
凄い盛り上がり

今日は音楽は聞かずに
走る事にしました


なので沿道からの声援を多く受けます

千葉のゆるキャラも大集合

取り敢えず、目指すはアクアライン

約8キロ先にはアクアラインを
走れるので楽しみで
テンションが上がります

それと同時にペースも上がってしまうので
抑えながら一定のペースで走ります

普段は1km5分ぐらいで
走るのですが
今日は1km6~7分ペースを
キープする事も目標

スタート時から道幅いっぱいの混雑もあって
ちょうどそのぐらいのペースで走れます

その間、気温の上昇と共に
体温も上昇

給水所の待ち遠しい事

そして待望の給水所

初めての開催でスタッフが慣れていないのか?
給水コップ待ちの行列が出来る程・・・

こんな事でタイムロスしたくないのに・・・

飲まないともっとキツくなるだろうし

歯痒い思いをしました

来年開催するならここは課題だね
スタート時の号砲もだけど

途中6km地点でゲストランナーの
安田大サーカスのクロちゃんを抜きました

ゲストランナーだから
スタート位置が早かったのかな?

それまでスキンヘッドの人に抜かれる度に
クロちゃんか?とドキドキしておりました

すでに足が痛いよぉなとど言いながらも
沿道やランナーからの声援に
握手やハイタッチで丁寧に応え
走ってる横を追いこして行きました

クロちゃんに負けたら引退する
その心配がなくなりひと安心

でもクロちゃんも頑張れ!!

いよいよアクアラインが見えて来ました

もう間近です

テンション上がるねぇ

海ほたる前の坂も気になるけど

ETCゾーンを通ってアクアラインへ

霞がかっていて絶景とは
言わないまでも最高

風速も1メートルとほぼ無風

反対車線にはすでに海ほたるまで行って
折り返して来た先頭集団が・・・

俺、これからなのに・・・
早過ぎだね

その中には猫ひろしさんがおり
ランナーにウミネコの泣きマネで
応えておりました

あの速さであのパフォーマンスが
出来る余裕

次元が違うね・・・

猫ひろしとうつひろしの
一瞬のすれ違いが終わり
目指すは海ほたる

ずっと緩い上り坂が続きます
(撮影 10km付近)

そして海ほたる付近で
急勾配となります


予想していたほど
坂が気にならなかったです

海ほたるで折り返して

再びアクアラインへ

また坂を上るも
もうこれでアクアラインを走れないのかぁ

名残惜しむように走りました

ランナーにとっては風もなく
貴重な経験が出来て良かったけど
その分、アクアラインが利用出来なくて
多大な迷惑を掛けている訳だからね

アクアラインを抜け次なる目標は
家族とサッカー観戦仲間の待つ
待ち合わせ場所を目指します

『応援には来なくて良い』
と言っていたのですがね

来てくれました

せっかく来るならと
走りながら携帯で奥さんとやりとり

沿道にはもの凄い人が多いので
見付ける方も、
走ってる方も探すの必死

今、どこ通過で、
あと何分後で到着だから


細かいやりとりをしてようやく合流

家族を見付けて手を振ってアピール

ちょうど25キロ地点でした

子供達は待ってる間に

急遽応援うちわを作って
待っていてくれました


応援には来ない予定だったので
真裕が事前に書いてくれた
応援フラッグはポケットにしのばせて
走っていたんです

家族の声援や顔を見ると
元気になれるし安心するね

まだ残り17kmもあるのですが
疲労感が緩和した気がします

これはどんな栄養ドリンクよりも効くね

昨日は決別したいぐらい拒絶したのに

この辺の情緒不安定さを
何とかしないとダメだね

次、家族との合流はゴール付近

ゴール=完走
元気に無事家族の元へと、
また孤独な戦いが始まりますが
自分を奮い立たせます

沿道での大声援を受けながら
ひたすら前進あるのみ

終盤に地獄の坂が続くので
精神的にかなりストレスを感じます

肉体的にも相当堪えて来ており
膝は平気なのですが、
股関節が痛み出し不安が募るも
ペースを崩さすに走ります

気温は相変わらず高く
30km地点までは
ちょっと意識飛んでたかも

余り記憶にないと言うか・・・

ランナーズハイより
ヤバい感じだったかも


30km過ぎてからは
残りの距離をカウントダウン形式に
あと何Kmでゴールだ!!
と割り切って進めたのですがね

ここからが予想通り
とにかく坂がきつかった


32kmから緩くて長い坂
果てしなく続くんじゃないかと思う坂
ここに来ての坂は本当にキツい

心折れそうになるのを
必死に堪え上ります

無理せずに早歩きぐらいでね
上りで無理せず、下りで挽回する作戦に

ようやく緩い坂が終わり、
安堵も疲労困憊

最後にもう1つ難関が待ち受けているので
ちょっと苛立ちすら感じます

でも負けられない、諦めない

終始この繰り返し

最後の難関前の36km地点では
最後の給食所があり、
そこでは木更津市オリジナル給食
『完熟ブルーベーリーが冷凍で
配られているので
食べる事にしました

これまでもバナナや、
一口赤飯、クリームパンなど

給食が配布されていたのですが全て拒否

食べた後、すぐに走れるか?
心配だったしね

お腹痛くなっても嫌だし
走りながらなんて食べれないし

でも走り始めてすでに3時間以上

空腹も感じます

食べて走る練習もしておけば
良かったけど・・・

絶対に消化も悪いだろうし
負担になる気がするんだけど

配るぐらいだから
食べた方が良いのかな?


この辺は勉強不足でした

あまりイレギュラーな事は
避けたいのですが

悩んだあげくブルーベリーは
食べる事にしました

半シャーベットのブルーベリー

これが美味しいのなんの

左手でざくっと掴み
走りながら食べました

冷凍な所もまた良かった

この暑さの中嬉しい冷たさ

『ブルーベリー最高!!』とか思いながら
これで疲労回復になるなぁと
思っていたのですがね

確かブルーベリーって
目に良いんだよな?
とかも思いながら元気を分けて貰いました

いよいよ最後の難関、
大田・清見台ブロック


その難関の前に家族が2度目の応援

『あれっ、こんな所に』

急だったし予定外で
ビックリしたんですが、
やっぱり家族だね

沿道の歓声の中でもちゃんと
自分の家族は分かるのね

お互い良く見付けられたなぁ
と振り返って感心してしまうほど

タイミングもピッタリだったそうで
1,2分の差で行き違う所だったと
後で聞いて驚きました

家族2度目の声援を受け、
元気を分けて貰ったものの
37~38kmは最後の難関

ここの来て勾配もキツいし
2段モーションの険しい坂

上ってまた上る・・・

この坂は地獄だね
ここでは心折れました

と言うより開き直りました
『こんな坂、無理!!
走って上れないのは
自分の練習不足のせい』


ゴールは間近なので
ここで無理はせず、
完走する為に歩いて上り詰めました

それぐらいキツい坂

普段練習してる坂だって
結構な勾配だけど比じゃなかった・・・

まさかの坂

上り切ったらあとはゴールまで
一気に

下り坂も利用し歩いた分の
タイムロスを1秒でも取り戻したい

しかも何とかギリギリ5時間切れるか
どうかの瀬戸際

最後にもうひと根性みせたろうやんけ!!

必死に走りました

歯を食い縛り、必死の形相でね

この瞬間を待ち望んでいたし
求めていた境遇

追い込まれてからの踏ん張り

行くしかない

残り1.195kmは
ラストスパートで一気にゴールへ

ディズニーシーでトイストリーマニアの
ファストパスを取るが如く

何十人とごぼう抜きし

最後の力を全て振り絞ってゴール

最後のラップタイムは6分27秒90

フィニッシュタイムは
手元の時計で

4時間58分31秒

ギリギリ5時間切れました

たった1分半ですが、この差は
僕の中では大きいからね

最後の頑張りもこの為だったからね

また自分のハードルをあげちゃう事に
なったけどね

ゴールした喜び
フルマラソンを完走した達成感

嬉しいね

今年はずっと自分に負けてばかりだったから
余計にね

練習が実を結び、それが結果と出る

当たり前の事だけど
意外と難しい事

それがまだ俺には出来るんだ

それを証明出来た事が
本当に嬉しかったです

更に嬉しい事に、完走者には
メダルが貰えました

小学校のサッカー大会以来のメダル

嬉しかったなぁ
何よりのご褒美
この歳でメダル貰うとは
思わなかったしね

残念ながらゴール付近は交通規制や
人出が多く家族の移動が間に合わず
ゴールの瞬間を見て貰えませんでしたが
メダルが証明してくれました

頑張れば、貰えるメダル
真裕の心の中で何か感じものがあったようで
『僕もサッカーで頑張ればメダル貰えるかな?』
そう言っておりました

それを身を持って伝える事が
出来た事も良かった

初めてのフルマラソンは
人生と同じで山あり、谷あり
今日に限って言えば坂ですけど
その合間の苦しい時に、
家族の声援で元気になり踏ん張れる

揺るぎない支えや、有り難さを
改めて感じました

楽しかったし、苦しかったし
嬉しかった

そして気持ちも良かった

42.195kmの中で色んな事を
感じられました

参加して、挑戦して本当に良かったです



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