濃飛樹脂軌道

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オフグリッドソーラーの検討

2012-04-18 22:36:15 | 電気・化学
最近すっかり独立型太陽光発電(ソーラー)システムにハマッてます!
元々省エネルギーには五月蝿い人間ですから。

自立型ソーラー発電(別名オフグリッド)を組むのに最低限必要な部品は、ソーラーパネル(太陽電池)・チャージコントローラ・バッテリー(蓄電池)・ケーブル。交流出力が欲しい場合は正弦波インバータも必要になります。
結線を文面で表示すると、ソーラーパネル~チャージコントローラ~充電池~正弦波インバータ、チャージコントローラ~直流出力、です。
当方は12Vで自動車のシガーライター電源を利用する電化製品の併用を想定していますが、大電力が必要など場合によっては24V以上で組んだほうが得になります。

当然設置時の注意点も幾つかあります。
1.ソーラーパネルは基本的に屋外で使用するため、屋根などにしっかり固定することは勿論、コネクターの防水対策が必要。自己融着テープは必須。
2.蓄電池を保護するため、ソーラーパネルと蓄電池の間には必ずチャージコントローラを挿入する。これがないと蓄電池が早く痛む。
3.チャージコントローラは可能ならばMPPT(Maximum Power Point Tracing)機能を搭載したものを選択する。発電効率を重視。
4.蓄電池は自動車バッテリーよりもディープサイクル型がお勧め。容量は想定使用量より大きいものを選択して余裕を設ける(2倍ならば問題なし)。
5.正弦波インバータはバッテリーに直付けし、電源はこまめに切る。これも最大使用電力以上のものを使用し、蓄電池容量は最低でもインバータ容量の倍以上とする。
6.バッテリー容量を計算するには、一日の日射時間を換算することが大事。日本だと丸一日晴れることが少ないので、真冬で4時間、夏だと6時間前後で計算することになる。
…ここまで考えると、i-MiEVへのオフグリッドソーラーシステムを搭載が難しいことが改めて浮き彫りに。だからそんな挑戦をする人が居ないのか(爆)
せめて家庭用電力(電気代)を減らす方策で考えたほうがいいかもしれませんが…果たして一日どれだけ使ってるんだろ?
基本料金抜きでざっと計算しても5千円だから、1日平均8kW程度。それだけ電力を使うなら1.2kW程度のソーラーパネルと大型蓄電池8個が必要。それでも20万円以下に抑えれば4年でモトが取れる寸法ですが、果たして上手くいくかどうか。