あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

落語家が地下鉄に入る盆休み  あきオジ

2012-07-15 06:34:50 | 日記
写真のテーマも広げないと
去年と同じになってしまいます。
鉄橋というか橋を電車が渡る風景もいいのですが
それはプロもいっぱい撮っています。

ですから、橋だけもいいかなと思ったりしますが
何か足りない。
そんなことで、去年と同じで
まあ、いいか
です。

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山の芋掘りに行くスツトコ被り  放哉

人間並の風邪の熱出して居ることよ  放哉

今逢ふて顔で炭火ををこす  放哉

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また一つ記憶に入れる恨みごと  さきオジ

うまい句を通り抜ける夕涼み  あきオジ

野暮ったい服を選ぶ散歩かな  あきオジ


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朝日新聞の中にあった玄侑宗久の投稿です。

■軽々しい同調やめよう

 周りがやると、空気を読んで、いじめに加わる。他人に軽々しく同調する。それが後にどれだけとんでもない結果を招くか、君は考えたことがあるか。

 人生には失敗もあれば挫折(ざせつ)もある。やり直しもできる。しかし、やり直せないこともある。いじめられて人生をゆがめられた人間は、君を許さない。謝(あやま)っても決して許されない。君は見ないふりをするかもしれないが、その事実は変わらない。これは君が考えるよりずっと重たいことだ。

 君の親は、我が子が被害者になることは心配するが、加害者になるかもしれないとは思っていないのだろうか。親は子をつぶさに観察し、いじめがあれば断固(だんこ)として叱(しか)らなければいけないんだけどね。君だって本当は叱られるのを待っているんじゃないか。

 東日本大震災では、かけがえのない家族、友人、財産、思い出を失った人たちが己をなげうって助け合った。被災地・福島に住む私は、巨大な危機の中で、人々が争いではなく、助け合いの道を選ぶ姿を目の当たりにしてきた。

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お面売る半纏姿もありました  あきオジ

2012-07-15 06:16:08 | 日記
最近は気力もいまいち
持続力もなく
なによりも好奇心が薄れてきました。
惰性の日々ですね。

でも、この惰性になる平凡な日々が挟み込まれているから
楽しいと気が生まれて来るような気がします。

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水枕がバリと寒い海がある  西東三鬼

赤き火事哄笑せしが今日黒し  西東三鬼

秋の暮大魚の骨を海が引く  西東三鬼

(いかにも三鬼という句ですね。このような表現スタイルいいですね。でも、「しみじみ」が足りない分だけ、自分との距離がありますね。)

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人越えるなど気にもしないで団扇ふり  あきオジ

猫眠るベンチ下にも夏の風   あきオジ

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いじめられた人にも深い傷がある。
でも、年を取ると自分を守る強さも生まれるだろう。

加害者は年を取れば、自分を許せないし、正当化できない。
でも、人はそんな善意がバランス良く分けられているわけではない。

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雷門人力車夫の力こぶ  あきオジ

2012-07-15 06:01:59 | 日記
祇園山笠の季節にがきましたね、
阿波踊りの中継番組などがあると思いますが
楽しみです。

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山笠を歌いし馬鹿面気にもせず  あきオジ

褌を締め直してる門出かな  あきオジ

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いく群れか泳いで行や鰯売り  良寛

(良寛や一茶の句には故郷の風景や風を感じますね。好きです。あまり技巧的であったり、精神性の高さなどに視点を置かず、自分がよければそれでいいや、自分が感じればそれが名句だなんて思っています。)

手を振て泳いでゆきや鰯売り  良寛

息せきと升(のぼ)りて来るや鰯売り  良寛

(山国まで売りに来る鰯売り。鮮度が落ちないように急いでいる。そんな風景がここにはあったのですね。)

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