あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

なにげない日々は記憶ものこさす暮れてゆく   あきオジ

2012-07-20 06:53:16 | 日記
隅田川です。

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裏返し振りかえることあり夏がゆき  あきオジ

溢れ出る積乱雲の浜にたち  あきオジ

平凡もありがたきこと昼寝あり  あきオジ

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自分が作る俳句を振りかえることなどほとんでありませんが
「行ったり来たり」「裏表」「あれもこれも」というような二面性があるけれど
それはそれ
そんな内容が多いのではないかと想うのです。

自分のスタイルなのです。
そんな気がします。

正しさを求めるなどとんでもない
正義を主張することも怪しい。

時代と共に物事の判断基準は変遷し
勝利者の論理も変わってしまう。

そんな諸行無常が背景にあるのですね。
やはり現代に生きる日本人なのですね。

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落語を聞いて入ると
根っからの落語家と言われる人
努力して落語家になれた人

そんな識別ができるような気がします。
根っからの落語家と言われるような人から名人と言われる人がいるのですね。

それぞれの道をきちんと見とおせた人が幸運なのですね。

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木かげは風がある旅人どうし  山頭火

月のあかるさうらもおもてもきりぎりす  山頭火

あんたが来てくれそうなころの風鈴  山頭火

風鈴の鳴るさへ死のしのびよる  山頭火

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いっぱいのコーヒーもつく舟遊び  あきオジ

かき混ぜるさじが語る恋心  あきオジ

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咲けば散る朝顔なれば美しく  あきオジ

2012-07-20 06:39:21 | 日記
春雨や欠伸をうつる門の犬  一茶

凧上てゆるりとしたる小村哉  一茶

水桶の尻干日也羽蟻とぶ  一茶

(一茶も格調高い洗練された句を作りたかっただろうし、それだけの才能があったかもしれません。でも、すでに芭蕉がそのポジションを確保していましたので、それとは違う極みを求めなくてはなりません。世俗を強調するスタイル、野卑を意図的に取り組むなどの工夫があったのですが、うまくいかない。時代がかわって、新しい視点で見直されたとき、自分が期待していない視点での評価が高まった。そんな俳人のように思えます。素人の感想です。何の根拠もありません。

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地方の四季を取り組んだ句はいいですが、不変性が薄らいでしまう。
俳人はあれこれ考えるのでしょうね。

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あれこれのことが消えて夢がわき  あきオジ

評論が得意な人の三回忌  あきオジ

蓮池をほこぎるかるかも親子あり  あきオジ

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最近は、いくら寝ても足りませんね。
それでいいのです。

すべきことはほどほど終わりました。
あとは迷惑かけないように上手にあとしまつをしましょう。

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浅草寺願いごとを探すだし  あきオジ

2012-07-20 06:13:39 | 日記
浅草寺ですが、いつも周辺ばかり歩いています。
いつのまにか、高幡不動の紫陽花は終えてしまいました。

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山吹や雨に伏したる芝の上  芥川龍之介

干し草もしめつてゐるや蓮の花  芥川龍之介

入り日さす豊旗雲やほとどぎす  芥川龍之介

(鋭角的な切り口が面白い龍之介にもこのような句があるのですね。そんな安心をしているのも情けないことです。)

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ありがたい御顔なるか御本尊  あきオジ

(浅草寺にいっても御本尊を拝んだことがありません。それが浅草寺の面白いところなのですね。)

賽銭の音重なし夏の縁  あきオジ

白熱球露天のほうづいき照らしだし  あきオジ

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それにしても猛暑ですね。
汗びっしょり
ゲームセンターで涼みましょうかね。