あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

梅雨続き正義を語ることなかりけり  あきオジ

2012-07-07 05:38:46 | 日記
神代植物公園です。
そろそろ夏休みですね。

自分も順調に年寄りです。
しょうがないですね。
年を取らなければ分からないこと
気づかないこともいっぱいありますからね。

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精進をすることわずらわしき夏の風  あきオジ

言葉重ね語りがたる夜の釣りしのぶ  あきオジ

ありがねを確かめながらのアナゴ丼 あきオジ

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旅人の心にも似よ椎の花  芭蕉

撞鐘もひびくようなり蝉の声  芭蕉

朝露によごれて涼し瓜の土  芭蕉

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夏なれば髭に帽子に長靴なのか  あきオジ

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繰り返す暮らしの中にねじり花  あきオジ

2012-07-07 05:21:17 | 日記
昭和記念公園の花々です。

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平凡な日々がすべてを育て上げ  あきオジ

羨ましき日焼けを比べる子の笑顔  あきオジ

空見上げよいしょの声だけさきに行き  あきオジ

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我郷の鐘や聞く也雪の底  一茶

我宿へ来さうにしたり配り餅  一茶

くやしくも熟柿仲間の座につきぬ  一茶

(膨大な句を残した一茶が100句だけ選ぶようになったら、どのような選句をするのでしょうかね。きっと、世間の評価とは違ったものなのでしょうね。自分の評価と他の人の評価は常に違っているものです。)

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体力も気力も徐々に衰えて行くことを感じます。
そこそこで折り合っていきしかありませんね。

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雨続き紫陽花いろもうつむいて  あきオジ

2012-07-07 05:07:31 | 日記
今日は出かけます。
明日の朝の更新はありません。
パソコンを持ち歩いたりする力も
携帯から投稿する技術もありません。

今ある力でやっていくしかありません。

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忘れ去るずるさもおぼえ昼寝する  あきオジ

迷いなく斬り裂かんする手紙かな  あきオジ

扉開け激しき雨に立ちすくみ  あきオジ

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月のあかりがうらもおもてもきりぎりす  山頭火

(この「うらおもて」という表現好きですね。いろいろな歌人もつかっていますが、日本人の好みなのでしょうかね。)

あんたがきてくれそうなころの風鈴  山頭火

風鈴の鳴るさへ死のしのびよる  山頭火

(山頭火の句は説明を排除をしようとして、実は極めて説明的であるような気がします。放哉よりはるかに詩人の心をもった人であるし、俳句なのですが、そんなことを感じることがときおりあります。)

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