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作って遊ぼう&学校の応援

 最近JavaScriptを取得、学校支援の〈動く教材〉を作っています。

低学年用「紙トンボ」を工夫しました。

2023-09-11 08:00:42 | 作って遊ぼう教室
 いよいよ二学期が始まり11日(月)が最初の放課後子ども教室です。作るのは紙トンボです。紙トンボは竹串と紙の羽を強力に接着しなければならないので接着剤を使わなければいけません。そこで最初に工夫したのが「接着するばかりの状態で持って来てもらい指導者が接着剤で接着する。」というものです。しかし毎回私の指は接着剤で固まってしまいました。次の工夫は「事前に厚紙を竹串に接着したものを子どもたちに提供して、それに羽をノリでくっ付けてもらう。」というものでした。厚紙は固くノリを付けて湿らしても羽の局面にはすんなりくっつかないんです。そこでゴム板を刺して押さえつけていました。
 今回の工夫は「厚紙の代わりに画用紙を使いました。」これは大成功でした。画用紙はノリを付けると柔らかくなって平面でない羽の裏側にもピッタリくっ付きます。ゴム板の抑えはいりません。まだ湿っていてもすぐ遊べます。(5分ぐらいは「注意してください。」と指導します。)
 こんな風にします。




一日程度乾かします。


完成品です。


 もう一つの工夫は羽を作るときにトイレットペーパーの芯のようなものに紙(短冊(たんざく))を貼りますが、柔らかい広告紙にしました。画用紙でも貼るとき筒の曲面になじめず、予め曲げ癖を付けて貼らなければいけませんでした。広告紙はそんな手間は一切ありません。裏にノリを付けると「しな~」となって筒の曲面に巻き付いていきます。
 実際はこんなものです。


こんな風に作ります。1枚の広告紙で75枚の羽になる短冊が作れます。この大きさはA3とB4の間ですが、私の付近の広告紙はこのサイズのようです。


 今回は「低学年児童が40分程度で作れるもの」ということで考えました。
実際に子どもたちに提供する材料を作っていきます。
 筒に短冊は貼って羽を作るものです。4枚を貼るために筒に基準となる線を引きます。その方法です。

 筒が円に見える方向から均等の間隔に4つの印を付けます。図では赤い点です。これを箱の端っこに寄せて置いて、赤い印のところから縁(ふち)に沿って線を引きます。4カ所です。

 引いたものがこれです。


 基準線に沿って短冊を貼っていきます。

 貼り方は図に書いていますがABのどちらでもいいです。今回は全部で4つですからAB2つずつです。
 注意・短冊には中心の印が付いていますが、付いている側を貼ってしまうと中心がわからなくなってしまいますから、そこと反対側の面にノリを塗って貼ってください。
 これができたものです。


 次は、竹串の回転軸に刺すための穴を空けます。空けるところは中心の印がつけてあります。

 まずは”画鋲(がびょう)”で小さな穴を空けます。次にその穴に竹串を刺して竹串サイズの大きな穴にします。

注意・グイグイ押し込んではダメです。良い羽にするには筒の湾曲(わんきょく)したところが大切です。それを壊さないようにして、筒の中に2本の指を入れて、押したとき筒が歪(ひず)まないように支えます。画鋲や竹串を刺すときはゆっくり回しながら小さな力で押していきます。指に針が刺さらないよう十分気を付けます。


ここで準備は”完了”です。
子ども一人に提供する材料です。ビニール袋に入れます。

4枚の短冊を貼った筒と回転軸の竹串4本です。

材料を出してみます。他にノリとハサミがあれば作れます。


 では、作っていきます。
1 筒を短冊ごとに4つに切り分けます。


2 その一つを取って羽にしていきます。

一番大切なのは筒の曲がりですから、無理に力を入れて切ったりしないよう少しずつ切っていきます。切り進むのも0.5cmより大きくしないよう注意して切ります。まずは”荒く”切ってください。短冊に”近づいたら”小刻みに切り進んでください。最後は筒の曲がりを残したまま短冊を切り取ってください。それが”羽(はね)”です。4つとも切り取って4つの羽にします。

3 羽を回転軸の竹串に刺して固定します。
 3の1 画用紙の上の面にノリを付けます。


 3の2 羽の白い側の穴に回転軸の尖がりを差し入れます。充分大きな穴ですからすんなり入ります。


 3の3 画用紙に羽の裏側がピッタリくっつくように差し込みます。


 3の4 画用紙にはノリが付いているので、画用紙と羽を重ねて指で摘まんでくっ付けます。これで固定されます。

 ノリが乾いていなくても十分な接着力があって遊べますが、最初の5分ぐらいはちょっと力を抜いて”注意して!”遊んでください。

 3の5 これが完成品です。

 これまでのものは接着力が充分でなかったので小さく切ったゴム板を差し込んで押さえていましたが、それは必要ありません。
 良く遊べます。

 早速、子どもたちのいる放課後子ども教室に行きたい気持ちになってきました。
 「楽しんでやってくれるかな~」不安もありますが楽しみの方が大きいです。

 その後は小学校高学年のクラブ活動です。高学年(456年)ですから難しい作業、作業量も増やして計画します。

 最後まで読んでいただきありがとうございました。良かったら参考にして”遊んで”ください。学校支援もいいですよ。希望があれば支援します。 

9月11日(月)に実施してきました。子どもたちはヤル気満々で作ってくれました。さ〜遊びです。「飛んだー」と喜んで遊んでくれました。そこまでは良かったのですが、しばらくすると続々と「壊れた」と言ってきました。接着剤のはがれ、ノリの不接着が原因です。私も事前に紙トンボで遊んで壊れなかったのですが甘かったようです。子どもたちの遊び方をもっと検討して試す必要がありました。
 そこで上からゴム板を差し込んで抑えとしました。何とか修理をすることができました。
 次回は456年の高学年です。どう修正するか反省が必要です。








新オリジナル紙飛行機を実際作ってみました。

2023-06-17 16:48:15 | 作って遊ぼう教室
 前のブログで新オリジナル紙飛行機の作り方を紹介しましたが、実際作っているところを写真で残したいと紹介ブログを書いてみました。図は明確に作り方を表現できると思いますが、実際作っているところは微妙にそれとは差異があるように思います。「しっかり折る」「折っても浮き上がってしまう」など、そういうところなどの違いを見てください。

 今回は新聞に一番多く入っている広告紙A3サイズからスタートします。

 これを縦と横を半分ずつに折るとA5サイズが4枚になります。半分に折ってそこ(折目)をハサミで切ってもいいですが、紙飛行機を作るときにはハサミを使わないのが流儀です(子どものこだわり)。折目を何度も何度も折って開いて逆に折ってを繰り返して(10回以上)最後には折目の一方を左右から引っ張って裂(さ)いていきます。紙の繊維(せんい)が弱くなっていて、折目からきれいに離れていきます。慎重に慎重にです。そうしてA3をA4にA4をA5にしていきます。そうすると写真のようにA3広告紙がA5サイズ4枚になります。


 その内の1枚を縦長に置きます。


 まず横に折って折目をしっかり付けて開きます。すると中央にしっかりとした折目ができました。


 次に裏返しにします。

 この中央が盛り上がったような折目「山折り」と言います。一般に紙飛行機はこの山折りの状態で折っていきます。

 下の左右の角を摘まんで、下の辺を中央の折目に合わせるように折ります。反対側も同じように!

 下に尖(とん)がった三角ができました。

 その三角形の底辺を折目として三角形を折り上げます。


 また、下の左右の角を摘まんで、下の辺を中央の折目に合わせるように折ります。反対側も同じように!


 下の三角部分の半分を折り上げます。三角の頂点を三角の底辺の折目部分に合わせるように折るといいですね。
 
 もう紙が何枚も重なっているので折っても折っても浮き上がってきますが、折り方だけは正確にしてください。

 次は裏返します。折目が見えない面です。


 右の辺を摘まんで最初の中央の折目にしたがって折ります。

 折目の無い面を中央に挟んで、折目が見えるようになりました。

 これから羽を折っていきます。赤〇青〇が折る手掛かりです。
 赤〇は羽の折り線の通るところです。上側の羽は右側に折っていって青〇の直角部分に赤く色付けした辺を合わせるように折ります。合わせてそれを強く上から抑えると、折目が決まります。


 逆の羽を折るために裏返します。


 先ほどと同じように折ります。


 ここで「折り」は終わりです。これから飛ばす形に調整していきます。
 折ったばかりはМの形になっています。


羽を開いてYの形にします。


 次からがオリジナルなところです。紙飛行機の前の方を写真のように親指と人差し指で摘まんで成形していきます。


 どのように成形するかというと、次の写真をご覧ください。

 上に青い線を引いていますが、このような形にしてください。
 羽の前の方は紙が何枚も重なって厚く、指で成形すると容易に形ができてきます。それも羽の後ろの方までピシッと成形されます。羽の表面が滑らかになる感じです。きっと空気抵抗が軽減されるでしょう。

 実に「きれい」な姿です。

 後ろからと横から見た姿です。


 出来上がりです。

 4枚から全部作ってみました。


 どれも「スー」と音はしませんがきれいに飛びました。

 この新オリジナル紙飛行機の特徴を知っていただくために、投げ上げ(へそ)紙飛行機と比較してみます。

 まず、横の姿です。

 左が投げ上げ(へそ)紙飛行機、右が新オリジナル紙飛行機です。
 左は紙の重なりが中央付近までありますが、右側は紙の重なりが極端に前の方に集中しています。このような機体は高速飛行に向いた構造です。

 上から見たところです。

 並びは上の写真と同じです。
 左は紙飛行機ではよく見る形です。右は前の方が広くて後ろの方が狭くなっています。上の重心を考えると納得できますね。広いと浮力が得やすいですから理想的な形です。
 こういうところが新オリジナル紙飛行機の特徴です。何か自由研究に発展しそうです。


 これまでの紹介をPDFファイルとしてまとめました。次の写真をクリックするとダウンロードすることができます。
 ダウンロードしたものはoffラインでも見ることができて、拡大縮小、コピー、印刷なども自由に活用できます。


 最後まで読んでいただきありがとうございました。 良かったら作ってください。


また新しい紙飛行機ができました。(名前未定)

2023-06-09 12:07:51 | 作って遊ぼう教室
 これまで4種の紙飛行機を紹介してきました。いかがでしたか。子どものころに作った思い出が蘇(よみがえ)ってきませんでしたか。
 私の場合は、2番目の投げ上げ(へそ)紙飛行機の作りやすさと新投げ上げ紙飛行機の羽の折り方の優秀さが気になって、2つの良いとこ取りをしたものは出来ないか何度も工夫して作ってみました。するといいのができたんです。作りやすさと羽の広さと垂直尾翼の大きさを兼ね備(そな)えたものです。新投げ上げ~より重さが先端に集中しています。投げ上げだけではなく、前に投げてもスピードを加減するとスーと飛びます。なかなか落ちてきません。とにかく優秀です。

 作り方のプリントです。これまでと同様に図をポチっと押すと本物のPDFファイルがダウンロードできます。表示させると鮮明です。拡大も自由です。保存もできます。ぜひ自由に活用してください。


 上のプリント図は小さくて見えにくいので、順に拡大して紹介していきます。

 普通の広告紙はA3用紙が多いです。それを縦と横を半分に切るとA5用紙が4枚できます。
① そのひとつを縦長に置いてください。横に折って、折目を付けて、また開いてください。
 中央に縦の折目ができました。


 裏返して

② 下の左の角を摘(つ)まんで、下の辺を中央の折目に合わせるように折ります。
 右側も同じように折ります。


③ 下の三角形を図のように折り上げます。また、②と同じように折ります。


④ 下の三角形の頂点を、三角形の底辺の中央まで折り上げます。


⑤ これから羽づくりです。中央の折目を折ります。(図のように他の折目が外から見えるように!)


 投げ上げ紙飛行機の場合は〔3/4折目を探す〕というのがありましたが、そこがなくなっています。簡単になりました。

⑥ 羽を折っていきますが赤い〇青い〇が手掛かりです。折り線は赤〇のところの紙飛行機の先端を通ります。羽の辺が紙飛行機の最後尾の青〇の直角部分と合うように折ります。
 向こう側の羽も同じように折ります。


⑦[調整(ちょうせい)]最後に飛ばす形に調整します。
 後ろから見ると紙飛行機の羽は折り畳(たた)まれてМ字のようになっています。これを開いてY字のようにします。更に雨樋(あまどい)のように羽を湾曲させるとよく飛ぶ羽になります。都合よく、紙飛行機の先端の羽の部分は紙が重なって厚くなっています。そこを親指と人差し指で摘(つ)まんで成形すると、羽の後ろの方までピシッと成形されます。飛んだとき風がスムーズに流れる感じになります。

 こんな感じになります。広い羽と高い垂直尾翼です。広い羽で飛びやすく、高い垂直尾翼で安定性が出てきます。

 最後に飛ばせ方です。

 このように厚い部分を指で摘まんで持ちます。真っすぐ前に投げるときは力を加減してください。力抑(おさ)え目に投げるとスーと飛んでくれます。力いっぱい上に投げると、最上部まで行ったらスーと水平に飛び始めます。
 実は飛ぶスピードは、その紙飛行機で決まっているんです。水平にそのスピードで投げてやらなければいけません。

 紙飛行機は奥が深いです。まだまだ研究が必要ですから続けたいと考えています。

 最後まで読んでいただきありがとうございました。良かったら作ってください。

〔関係ホームページ〕


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紙飛行機づくり教室プリントができました。ツバメ紙飛行機

2023-06-06 11:48:58 | 作って遊ぼう教室
 紙飛行機づくり教室の最終(第4弾)プリントのツバメ紙飛行機です。絵を見てお分かりと思いますが、チョッと変わった作り方です。子どもの時の印象ですが「お兄さんの紙飛行機」という感じで低学年のときには憧れの紙飛行機でした。折り方もそうですが、指でちぎって仕上げるところが難しいと感じていました。でも教わってみればそれほどでもありません。いつでも作って遊んでばっかりでしたから技能も他の子どもに比べたら身に付いていたのかもしれません。

 これが作り方のプリントです。このプリントをポチっとタップするとPDFファイルがダウンロードできます。開いて見ると鮮明ですし拡大することもできます。保存していつでも見ることができます。自由に活用してください。


 これでは小さくて見えにくいので、順番に拡大して説明していきます。

① まずA5用紙を縦長に置いてください。
② 折目を付けてもらいますが、表現として“山折りを青線”、“谷折りを赤線”で表現することにします。谷折りと山折りは用紙を裏返すと逆になります。また、折った折目は谷折りですから、山折りを作るには用紙を裏返して折って谷折りを作り、それを裏返すと山折りになります。
③ このような折目を付けてください。


 12が谷折り34が山折りです。1234の順番に折っていきます。12を折ったら裏返します。34を折ったらまた裏返して折目の完成です。


④ 123の折目を深めて、縦長で折目部分を向こう側にして机の上に置きます。
⑤ まずは折目の部分を左右から押してください。123の折目が益々深まってきます。十分深まったところで上の方から手の平全体で押さえます。

 すると折目の部分が二重の三角形に折り畳(たた)まれます。
 これから、二重の三角形の上の部分を折っていきます。

⑥ 図(1)のように、直角三角形の左右の底辺の角を頂点の角に合わせるように折ります。
 さらに、図(2)のように、図(1)で折ったところの辺を中央の折目に合わせるように折ります。左右同じように折ります。
 図(3)のように、頂点を図のように折り曲げます。


⑦ これから羽を折っていきます。まず、中央の折目を折りますが、たくさんの折目が表(おもて)になるように折ってください。
図のように折目は見えていますか。
⑧ 図のように、ツバメの姿に似せて、ハサミで切ったり指でちぎったりします。

 折りはこれで終わりです。これから飛ぶ形に調整(ちょうせい)です。

⑨ 最後の調整です。羽が閉じていますから開きます。私が子どものとき教わったのはVの形に調整することです。Vの角度は何度も調整して試して決めてください。私の研究では的確な角度はそれほど緩(ゆる)やかではありません。かなり狭いです。
 [もっと良い]と表現していますが、雨樋(あまどい)や管の内側のように湾曲させると安定性が増してよく飛ぶことがわかりました。都合よく前の部分が紙が何枚も重なって固くなっているので、その前の部分を指で摘まんで成形していくと、後ろの尾の部分まで成形されていきます。
⑩ 投げ方です。ツバメ紙飛行機も投げ上げ紙飛行機の一種ですから真上へ投げ上げます。どう握(にぎ)ったら良いか迷(まよ)う形ですが、図のように、人差し指をツバメ紙飛行機の前の溝に沿って置き、親指と中指を添えて摘(つま)むように持って真上に力いっぱい投げます。


 いかがでしたか。上手(うま)くできましたか。

 紙飛行機づくりのまとめですが、最初の2つ「イカ紙飛行機」「投げ上げ(へそ)紙飛行機」は定番の紙飛行機です。私も子どものときから忘れないで折り方を覚えています。でもツバメ紙飛行機は忘れていました。改めて勉強して思い出しました。折り方がちょっと違うからだと思います。そういう理由でイカ紙飛行機と投げ上げ(へそ)紙飛行機は教室の必須機種として、他は面白い機種としてトピックとして紹介します。
 先の投稿の自由研究にありますが、もっともっと色々な紙飛行機もありますので、是非ご覧ください。

 最後まで読んでいただきありがとうございました。

  



  

紙飛行機づくり教室プリントができました。新投げ上げ飛行機(オリジナル)

2023-06-04 14:33:50 | 作って遊ぼう教室
 紙飛行機教室プリントの第3弾です。オリジナルというのは、私の自由研究の末に出来上がったものです。そういう意味で[オリジナル]です。他のサイトには紹介されていないと思います。
 自由研究のやり方は、A5用紙の前(紙飛行機を折り上げたときの前)部分を折り曲げる長さを変えます。それぞれの紙を同じ折り方で折って飛び方を比較します。つまり、先端の重さを段々重くしていって適切な重さのバランスを探(さが)そうというものです。そしてどの先端の折り曲げが一番よく飛ぶかを決定します。結果だけ言うと4分の3まで折り曲げたのがベストでした。

 これが作り方のプリントです。プリントをポチっとタップするとPDFファイルをダウンロードできます。これでoffラインでも作り方のプリントを見たり印刷することもできます。拡大なども自由にできます。

 教室の子どもたちには、このプリントと黒板の前での折り方の演示をして作ってもらいます。30人もいるのでわからないところは“教え合い”をお願いします。少々うるさくなってもかまいません。そのうるささが説明の良し悪しの情報です。うるささが増せば、ちょっと静かにしてもらって、さらに工夫した説明をします。
 ブログ上のプリントは小さいので、個々に順序良く拡大して作り方を説明します。
① A5の用紙を縦(たて)に置いてください。図のように半分にまた半分にと2回折ります。折目を付けて開きます。

 A5用紙を4等分する3つの折目ができました。

② 折目を下の方から1/4、2/4、3/4とします。下の辺を折目3/4に合わせるように折ります。


③ 横に折って、しっかり折目を付けて開きます。すると中央に縦の折目ができました。


④ 下の左右の角から辺を中央の折目に合わせるように折ります。

 下に三角の尖(とんが)りができました。

⑤ 尖りを図のように三角の底辺のところまで折ります。
  しっかり図を見て間違えないように、三角形の底辺までです!3/4折り目ではありません。


⑥ 羽(はね)を作っていきます。図のように折ります。
 折目が見えるように!


⑦ 羽を折りますが、2つのを手掛かりに折ります。
 左のは羽の折目の前部です。ちょうど先端から羽を折り始めます。
 右のは折った羽の辺が後ろの折目の直角部分と合うように折ります。図をしっかり見て折ってください。


⑧ 向こう側の羽も同じように折ってください。

⑨ ここで折りが終わりました。ちょっと変わった羽の折り方ですが、浮力をうむ羽の広さもあり、飛行の安定性をうむ垂直翼も大きく取れて大変良い折りかたなのです。 さ~最後の調整(ちょうせい)です。

⑩[調整] 羽が折り畳(たた)まれているので開きます。紙飛行機を後ろから見るとМの形に見えます。これを左右に開いてYの形にします。これでも「良い」のですが、右側のようにすると「もっと良い」です。


⑪ 雨樋(あまどい)のように湾曲(わんきょく)させるといいです。都合よく前の方の紙が重なって固くなっているので、前から摘まんで成形をしていくと、羽の後ろの方まで湾曲してくれます。左右を同じように湾曲してください。
⑫ 前の固いところを摘(つ)まんで、真上に投げ上げてください。高いところまで上がって、平行に飛んでゆっくり降りてきます。


 いかがでしたか、うまくできましたか、特に最後の羽を折るところが難解だったかな~と反省しています。でも紹介する4つの中では一番よく飛ぶ紙飛行機です。

 次回は最後のツバメ紙飛行機です。 お楽しみに!

 私の家の玄関にはツバメが卵を温めています。毎朝玄関を開けると、天井の巣から顔を出して目を合わせます。ちょっと首をかしげて「おはよう」に答えてくれます。かわいいです。昨年はカラスの襲撃にあって巣が壊され無残な結果でしたが、今年は何度も玄関に出入りして巣を守っています。早く雛の顔が見たいですね。


 

紙飛行機づくり教室プリントができました。投げ上げ(へそ)紙飛行機

2023-06-02 14:52:35 | 作って遊ぼう教室
 紙飛行機づくり教室のプリント第二弾です。今回は投げ上げ紙飛行機です。一般に「へそ紙飛行機」と呼んでいるところもあるそうです。名前の通り真上に力いっぱい投げるタイプです。イカ紙飛行機は水平に投げますから別タイプです。

 これが投げ上げ紙飛行機のプリントです。この図をポチっと押すとPDFファイルとしてダウンロードすることができます。


 これでは図が小さいので、部分部分を順序にしたがって拡大して説明します。

 まずはA5用紙を準備してもらいますが、A3広告紙からA5用紙を作るところです。



 広告紙で一番多いのがA3サイズの広告紙です。上の写真のようにA3の半分がA4、A4の半分がA5ですからA3を4つに等分するとA5用紙が4枚できます。私の教室ではA5サイズに切った広告紙でよく飛ぶ紙飛行機をいっぱい作っています。

① 用紙を縦長に置いて、横に閉じて、しっかり折り目を付けて開きます。真ん中に折り目ができました。


② 下の角から、辺を中央の折目に合わせるように折ります。

右側も同じように折ります。


③ 下の三角△の頂点を、上の辺の中央(折目の点)に合わせるように折ります。


④ もう一度、下の左の辺を中央の折目に合わせて折ります。


 右側も同じように折ります。


⑤ 上の三角形を辺のところから下側に折ります。


⑥ 下の紙飛行機の先端を危険防止のために上の方に折り曲げます。折り曲げる量は自由にどうぞ。飛び方にはほとんど関係しません。


⑦ 羽(はね)を折ります。図のように折りますが、折目が見えるように折ります。


⑧ 手前の羽の辺を中央の折目に合わせるように折ります。


⑨ 向こう側も同じように折ります。


⑩ これで“折り”は終わりました。次は飛ぶ形に[調整(ちょうせい)]です。

⑪[調整] 折り畳(たた)まれた紙飛行機はМの形をしています。これでは飛びませんから、羽を開いてYの形にします。(イカ紙飛行機と同じですね!)手の平に乗せると羽が水平になるのがベストです。


⑫ できました~! さあー投げてみましょう。絵のように厚いところを親指と人差し指でつまんで、真上に投げ上げます。


 いかがでしたか。飛びましたか。上手くいかなかったら、特に羽のところを整えてください。曲がっているところはありませんか。羽の端っこが上や下にそね返っていることがよくあります。

 第三弾は、新投げ上げ紙飛行機です。今度のは私の自由研究の末に生み出したオリジナルの紙飛行機ですから、事前に知りたいならば、過去ブログの紙飛行機の自由研究をご覧ください。

 最後まで読んでいただきありがとうございました。


 本ブログには元になっているホームページがあります。その内容をブログでわかり易く紹介しています。


[関係パソコンページ]


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紙飛行機づくり教室プリントができました。イカ紙飛行機

2023-05-31 12:22:11 | 作って遊ぼう教室
 6月9日(金)に最寄りの小学校で本年度最初のクラブ活動があります。最初の教室は紙飛行機づくりです。当初の計画では私の私用と同日だったので、担当の先生に指導をお願いしようとプリントを準備していました。後日予定変更により私が行けるようになりましたが、せっかくのプリントですから児童へ提供することにしました。紙飛行機の種類はイカ紙飛行機・投げ上げ紙飛行機(へそ紙飛行機)・新投げ上げ紙飛行機(オリジナル)・ツバメ紙飛行機の4種類です。
 この順番で、数日おきに読者の皆さんにも提供しますので、ぜひ作っていただけたら嬉しいです。

 本日は「イカ紙飛行機」を紹介します。
 
 次の図は児童に提供するプリントです。プリントをポチっと押してもらうとpdfファイルがダウンロードできます。


 次からは、プリントの中身を一つずつ紹介していきます。A5用紙を準備してください。(コピー用紙はA4サイズですから、それを半分に切るとA5用紙の広さになります。広告紙はA3〜1です。A3は4等分、A2は8等分、A1は16等分するとA5用紙になります。)

① A5用紙を縦長に置いて横に折って開きます。中央に折目をハッキリ付けます。


② 下の左の角から、辺を折目に合わせるように折ります。右側も同様に折ります。


③ 裏返し



④ 下の左の辺を中央の折目に合わせて折ります。( ②で折った三角形は折りません。)


  右側も同じように折ります。


「イカ(スルメ?)」になりました。


⑤ 下の菱形(ひしがた🔷)を図のように折ります。


⑥ 中央の折目を図のように折ります。 折目が外から見えるように折ります。



⑦ 羽(はね)を折ります。 図のように辺と辺を合わせるように折ります。


⑧ 向こう側も同じように折ります。


⑨ ここで折は終わりました。 これから調整(ちょうせい)です。羽が折れているので開きます。
⑩ 調整です。М字形に折れているので、開いてY字形にします。それを手のひらに乗せると、羽は水平になるのがベストです。


 いかがですか。上手く作れましたか! わからないとことがあったらコメントしてください。

 それでは、次の投げ上げ紙飛行機(へそ紙飛行機)を楽しみにお待ちください。


[関係パソコンサイト]



















「放課後子ども教室の応援ホームページ」の紹介

2023-05-22 14:05:54 | 作って遊ぼう教室
 最近、プログラムソフトの投稿ばかりで”モノづくり”が疎かになってしまいました。私の興味の行く先ですから自身でもどうしても変えられないところです。そこで読者の皆さんにこのブログのもとになっているホームページを紹介します。まずはこのホームページを作った後にgoo blogに投稿しています。
 こんなホームページです。作り方のバナーがいっぱい並んでいます。作ってみたいものをポチっと押してもらうと、作り方のページが開くようになっています。
 これはホームページの写真ですが、この写真のどこでもポチっと押してもらうと本物のホームページが開きます。そこで作りたいものを押してください。
 下の方が古いもので、新しく考案したものを上に掲載するようにしています。まずは試しに”ポチっ”と押してください。



 いかがでしたか。このブログの”モノつくり”のまとめたものとなっています。

 ぜひ活用していただけたら幸いです。



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再掲 新聞紙でかぶれる兜(かぶと)づくり

2023-04-14 17:19:21 | 作って遊ぼう教室
 多くの皆さんが〈兜(かぶと)づくり〉のブログを見ていただいているので、あとから見ていただいている皆さんのために、ここに再掲載することにしました。子どもたちと一緒に作ってかぶって遊びましょう。

 最後には、作り方を色紙でも紹介しています。


 5月5日は子どもの日です。連休の最終日で子どもたちが元気に遊ぶ様子が目に浮かびますね。兜(かぶと)は子どもの日には欠かせないアイテムです。私の小学校3年生の孫が、昨年のひな祭りが過ぎるとすぐFaceTimeで「おじいちゃん、かぶとの作り方を教えて~!」と連絡してきました。早速、その場で作ってみたところです。目を描いて「金魚になっちゃった!」と喜んで見せてくれました。兜を横から見ると”つの”が”ひれ”になって、金魚のように見えました。

 妹の保育園児はチューリップ組(4才)ですが、一人ひとり兜を教わりながら作れたそうです。誰にも作れそうですね。
 これが新聞で作った3種の兜です。(一般的な)兜、角(つの)兜、とんがり兜です。

 かぶるとこんな感じです。

 私の孫のように、作り方を教えてあげるのもいいですよ。

 では、作ってみましょう。

 新聞紙は2面で1枚になっているものを用意してください。その新聞の長い方の辺を“長辺”、短い方の辺を“短辺”と表現します。



 3種の兜は正方形の形から作ります。
 短辺を一辺とする正方形からは(一般的な)兜と角(つの)兜ができます。ということはこの2つはそれぞれ新聞1枚で作れるということですね。
 長辺を一辺とする正方形からはとんがり兜ができます。つまり新聞紙2枚で作れます。


 短辺を一辺とする正方形の作り方です。

 角(かど)の両端の短辺と長辺を合せると、写真のように短辺の長さを長辺に移すことができます。

 重なっていない長方形のところを三角の方に折り曲げて三角の部分を開くと、短辺を一辺とする正方形になります。

 長辺を一辺とする正方形の作り方

 2面で1枚になっている新聞紙を3枚用意してください。そのうち2枚で長辺を一辺とする正方形を作ります。もう1枚は長辺の長さの比較に並べます。

 右側上の新聞を下にずらして長辺を一辺とした正方形を作ります。重なったところにノリを付けて接着します。


 これで正方形の新聞ができました。これから兜を作ります。

作り方

【(一般的な)兜】

 新聞の短辺を一辺とする正方形を用意します。

 三角に折ります。しっかり角を合せます。

 両角を直角の角に合せるように折ります。

 両方の折り下げた三角形の半分を折り上げます。

 次の写真のように折り曲げて、角(つの)を作ります。

 下の三角は2枚からできています。その上の一枚を写真のように折り上げます。

 さらに、両角を結ぶ線を折り目として折り上げます。

 下の三角を兜部分の隙間(すきま)に差し入れます。

 奥まで入れてください。
 (一般的な)兜の完成です。

【角(つの)兜】

 写真番号⑦までは【(一般的な)兜】と一緒です。その続きからです。

 次の写真の“線”は折り目です。

 折り目のように、少し斜め上に折り上げてください。

 
 左右の尖(とが)った角(かど)が角(つの)になるように、ちょっと下をハサミで切って、その下部分を折り曲げます。切れ目にノリを付けて、切れ目がきれいになるよう接着します。


 その後は、【(一般的な)兜】の作り方の写真番号⑩からと同じです。






 角(つの)兜の完成です。

 いかがですか。
 ちょっと角の部分が折れ曲がっていませんか?私の作ったものも新聞では柔らかすぎてフニャっとまがってしまいました。そこで次のように割り箸を角に入れてやるとピシッとカッコよくなります。

 最後の仕上げに、割り箸やストローのようなものを差し入れてください。


【とんがり兜】

 新聞紙の2面1枚の長辺を一辺とする正方形を用意してください。

 
 まず、三角に折ります。


 左右の角(かど)を、下の直角の角(かど)に合せるように折ります。


 左右の上側の辺を、中央線に合せるように、左右から折ります。


 写真のように、左右の下側の三角形を折り上げます。


 写真のように、折って小さな角を作ります。


 写真のように、下の2枚ある三角の上側1枚を折り上げます。


 両角を結んだ線を折り目として折り上げます。


 下の残った三角を兜部分の隙間(すきま)に入れていきます。

 奥まで入れて完成です。

再掲


 
 兜の完成です。

 作り方をまとめました。







この縮小の〔つくり方〕の写真をタップするとpdfファイルがダウンロードできます。





 読んでいただいた皆さんから、子どもたちに作ってやったり、一緒に作ったりと楽しむことができますね。
 わからないところは折紙で兜づくりの記事を参考にしてください。

兜(かぶと)づくり - 作って遊ぼう&社会に開かれた学校の応援

そこに新聞紙かチラシありませんか!ここに次のような三種の兜(かぶと)の作り方を紹介します。時間があれば作ってみませんか。〔パソコンページ〕5...

兜(かぶと)づくり - 作って遊ぼう&社会に開かれた学校の応援









 最後まで、読んでいただきありがとうございました。



 

(再掲)KPA雛人形のつくり方

2023-02-24 11:26:08 | 作って遊ぼう教室
 これは2年前の投稿ですが、時期が来ましたので再々投稿します。
 キッチンペーパーアニマルというのは、おしぼりで作る人形があったんですが「キッチンペーパーと折紙でつくったら、簡単に子どもでもいっぱい作れる!」と思って考案したものです。
 良かったら作ってくださいね。


〔ホームページ〕

 もうすぐひな祭りですね。ひな人形は飾りましたか。わが家ではKPA(キッチンペーパーで作ったアニマル)をボディーにして色紙で着飾ったひな人形を作っています。
 皆さんも作ってみませんか!

 ここに作り方を紹介します。

 また別に詳しく説明したブログもあります。ここをタップすると見ることができます。

 小1の子どもたちが作りました。

キッチンペーパータオルで作る動物(キッチンペーパーアニマル) - 作って遊ぼう&学校の応援

[ハロウィンとクリスマス]バージョンのわんちゃんです。基本的なわんちゃんです。キッチンタオルでワンちゃん[犬]を作ってみました。体型はほんとうの犬と全く違いますが、...

goo blog

 これに、男雛には、束帯・烏帽子・笏を、女雛には、十二単・冠・檜扇を身に付けさせると“ひな人形”になります。

 そうやって作ったひな人形です。


作り方を紹介

 では作っていきましょう。










 次は、束帯などの衣装を作ります。

 タップで拡大図





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 真っすぐに立たないときには、このように十二単の後ろを折ったりハサミで切ったりして調整してください。


作り方のプリント

 キッチンペーパーアニマル本体の作り方です。プリントをタップするとダウンロードできます。


 ひな人形の衣装などの作り方です。プリントをタップするとダウンロードできます。




 ご覧いただきありがとうございました。


元サイト《KPAひな人形の作り方》


〔ホームページ〕
 







空き箱でホイッスルづくり

2023-02-07 12:23:18 | 作って遊ぼう教室
 これまで牛乳パックで作ったホイッスルを紹介してきましたが今回は空き箱です。空き箱をよく見るとテカテカ反射してビニールでコーチングされているのがわかります。水濡れに強い性質を持たせています。それは牛乳パックほどではありませんからベストではありませんがホイッスルには良い性質です。
 そこで空き箱の表面を内側にしてホイッスルを作ることにしました。水分が溜まりそうな内側にその面を利用します。すると、じかに紙の部分が外側に来ますが、外側は外気と接しているので乾きやすいのでちょっとぐらい湿っても問題ありません。作って遊んだ感想(乾燥)です。(^-^)

 では作っていきましょう。

 どんな空き箱でも構いませんが今回はこんな空き箱を準備しました。しいて言えば15mm以下の桝目にする場合は厚みの薄い空き箱がいいですね。4枚も紙を重(かさ)ねるところがあるので、小さくなるとその弊害が大きくなります。



 基本的には[3×5正方形の桝目]を描いていきます。5桝目のほうの端(はし)っこを2~3mm切り取ります。これによって音の出る仕組みとなる穴ができます。リコーダーの吹き口のすぐ下の穴と同じ働きです。詳しくは後で説明します。
 経験上、桝目の大きさは30mmを上限にしてください。大きくなると音を出すのが難しいからです。20~15mmは少々うまくできなくても容易に鳴らすことができます。15mm以下は工作が大変ですが、強く吹けていい音が出ます。
 どこに何mmの型紙を罫描くかです。空き箱には折目がありますから、それを型紙の折目として利用できるかです。よ~く考えて利用できないデッドスペースが小さくなるようにします。最小を30mm×50mmの面積まで利用します。

 罫描きした型紙の一つひとつを切り取ります。そのひとつが次の写真です。


 次回のホイッスルづくり教室では本年度最後ということで感謝の会が開かれて制作の時間がわずかなので、作り方の手書きプリントを作りました。


 先ほど切り取った17mm桝目の型紙からホイッスルを作っていきます。
 型紙を詳しく見ていきましょう。

 [3×5正方形桝目]という意味がおわかりいただけたと思います。縦横17mmの桝目が横に3つ縦に5つあります。5つのほうの一番上が3mm削られています。ここを2~3mm短くすることで[音の出る仕組みの穴]が出来ることになります。

 まず、ハサミで切っていきます。左右8カ所の切り線を切ります。終点は正確に切ってください。

 ハサミの先端を終点に合わせて切るといいです。小さなハサミは刃の幅が小さいので余分なところの傷つきが小さいです。大きいハサミでは余計なところがねじれたり切断されたりします。

 次は折り目を付けていきます。

 折り線がありますので、折り線の裏側に定規や机の端(はし)に合わせて置いて、上から押して折り曲げます。コツは折り線をちょっと右側にずらしてやると上手く折り線ちょうどで折れ曲がります。紙には厚さがあるのでそういう工夫が必要です。実際やってみると納得できます。
 折り曲げは縦に2ヶ所

 横に4カ所です。


 そうするとこんな形になります。

 折目は更に深く折っています。一番左側だけ反対に折っています。ダンゴムシのようですね。
 右側の一番端が幅の狭い部分です。

 ホイッスルは箱部と吹き部からできています。左端の逆に折った部分が吹き部になります。右側の4つダンゴムシが箱部になります。

 箱部を作ります。
 2番目から5番目の部分で箱部を作ります。まず2番目の折を深めて3番目を折を深めながら丸めていきます。4番目、5番目と丸めていくと箱になります。

 箱ができたら輪ゴムで留めます。17mmだったら輪ゴムを3重にして留めてください。20mm以上では2重がいいと思います。

 3重の輪ゴムの一本を横で引っ張り出してください。それをくるっと1回転させて更に90度回して縦方向にも止めます。

 こんな具合です。これで十分固定できます。直接セロテープで接着しようとすると難しいですが、こうやった後に小さなセロテープで固定すると簡単にセロテープ止めができます。勿論、このままでもOKです。
 一番最後の5番目の部分が狭(せま)いので[音の出る仕組みの穴]ができます。
 できていなけれな左右が逆なのでやり直してください。

 吹き部を作ります。

 写真の部分に両面テープを貼ります。カバーフィルムを外して、粘着(ねんちゃく)部分を出します。
 両面テープがない場合には折り畳(たた)んだあとセロテープで留(と)めてください。
 次のように、順序良く折り畳むと粘着部分に接着して吹き部が出来上がります。

 このように接着して外れません。もし外れたら強く推して再接着してもいいですが、セロテープでグルっと巻いてやるのがいいと思います。
 紙には真っすぐなろうとする張力があって、無理に曲げようとすることで空気の通る穴ができます。ここから息を吹き込みます。

 これで完成です。

 息を吹き込んでみてください。ピー ♪ と鳴るはずですがそんなにうまくはいきません。実は箱部の穴に息を吹き込む角度が決まっているのです。息を吹き込みながらその角度を探してください。どこかで鳴ってくれます。

 次のような作り方プリント〔PDFファイル〕を作りました。下の写真をクリックするとダウンロードすることができます。良かったら活用してください。
 


 最後まで読んでいただきありがとうございました。

〔ホームページ〕




各種サイコロの演示用「大きな型紙(展開図)」を作りました。

2023-01-14 15:08:48 | 作って遊ぼう教室
 令和5年になって最初の活動が立て続けに3件あります。1/18支援学級合同授業「厚紙ブーメラン」 1/202時間続きクラブ活動「各種サイコロ」 1/23放課後子ども教室「牛乳パックでホイッスル」です。
 今から紹介するのは「各種サイコロづくり」です。実はこれまで1時間で作ってもらっていましたが、準備している6種類のサイコロ等の作り方を全部紹介するのが難しかったのです。
 クラブ活動は456年生が希望する各クラブに分かれて活動しますが、この1月だけは3年生が各クラブを回って見学する機会として2時間続きとなっています。この時間ではこれまで風車づくり(簡単→高度)をしていましたが、ここでサイコロづくりをすると全部紹介できると考えました。児童は31人先生2人です。①全員に型紙の切り抜きから立体になるまでの工程を理解してもらって作ってもらうには何か工夫が必要です。②作業自体は根気が必要ですから意欲を引き出さなければいけません。
 ②としては、切り抜いて折目も付けて折り込んでサイコロを作れるばっかりの物を準備しておきます。正四面体の場合「こうやって作ればいいんだよ」「先生、できたー」「簡単!」と教えなくてもできてしまうのでわからない児童も他から教わってわかるようになります。そこのところの指導は[ノリの付け方]を指導しますがしっかり聞いてくれます。すると、「他にも挑戦してみよう!」という意欲がわいてきます。その意欲の出方が一人一人違うんです。他の5種類のサイコロ等をそれぞれが一番に教えてほしいのです。先生が5人いればいいんですが私は一人です。不可能です。
 そこで〔①全員に型紙の切り抜きから立体になるまでの工程を理解してもらう〕です。一斉指導をするには〔大きな型紙〕が必要になってきます。ほぼ50cmの大きさの型紙を準備しました。子どもたちに一番人気なのがサッカーボールなのでこれが一番大きいです。


作り方の原則
その1
 正確に切り抜くこと
その2
 定規や机の端を使って”折目”をつけること
その3
 ①②③④~と順番どおりにノリで貼っていくこと
その4
 ①を貼ることでどこをどれに貼ればいいか見えてくること

 切り抜いた型紙に折り目を入れます。

 黄色い線で定規を現わしていますが、横に2本、斜めに6本と5本定規を当てて押さえて折目を付けます。
 これを黒板をバックに演示して見せます。

 最初のノリ付けをマジックテープを使ってやって見せます。


 くっ付けることができます。内側からの写真です。
 

 外側からの写真です。2の向こう面に貼られています。筒状になります。


 チョッと斜め上から見たところです。〔②のり〕が見えていますが、次にノリで貼るところがわかります。19番を②に貼ります。


 真上から見たところです。

 どこに貼ったらいいか一目瞭然ですね。③④⑤⑥と番号順に貼っていったら半分が完成です。あとは反対側も同じようにやったら完成するとわかります。

 他の種類も同じ説明ですから写真のみで紹介します。

正四面体





正六面体







正八面体







正十二面体




 折目はいっぱいですがやっていくとコツがわかってきます。

正二十面体











 一度説明したら、児童に自由に扱ってもらうつもりです。教室の後ろには”広い作業台”がありますからそこに置いておきます。
 サイコロが複数できたらひとつを見学の3年生にプレゼントするように話してみたいと思います。

 上手くいくといいな~!






 

月桂冠「月」のパックで大きなホイッスルを作りました。

2022-12-30 22:26:03 | 作って遊ぼう教室
 またまたホイッスルを作ってみました。今度はさらに大きくなりました。月桂冠「月」のパックからです。作り方の詳細は先に紹介した投稿をご覧ください。
 豚汁を作っているときちょうど料理酒の月桂冠「月」が切れてしまいました。前回切れたときは大きなボールをつくりましたが今回は「大きなホイッスル」というのが頭に浮かびました。

〔牛乳パックでホイッスル教室〕

[牛乳パックでホイッスル]

[長さを変えてホイッスル]

 これが月桂冠「月」2Lパックを開いたものです。


 縦の折り目の間隔は85mmです(牛乳パックは70mm)。するとその半分の間隔で桝目(ますめ)を描けばいいですから桝目の幅は42.5mmということになります。そうやって線を引いたのが次の写真です。


 3桝×5桝 でひとつのホイッスルができますので、3つのホイッスルができます。5桝目の長さだけ5mmだけ短くします。


 その中の一つを切り取って切ったり折ったりして組み立てるばかりに加工しました。


 そうやって作ったのがこれです。

 りっぱに「ボ~~」と鳴りました。教室では最初に鳴らして見せようと思います。
 あと2枚の材料が残っていますので希望する児童には作ってもらおうと思います。
 楽しみです。 

ホイッスルづくり教室の準備をしました。

2022-12-28 21:50:01 | 作って遊ぼう教室
 牛乳パックでホイッスルを作る方法はずいぶん前に紹介[牛乳パックでホイッスル][長さを変えてホイッスル]しましたが、コロナ禍で口にくわえる遊びとなるので、教室の開催についてはできないでいたのですが、社会や学校の状況から開催が決まりました。そこで実際どのように実施するかの視点で検討してみました。
 対象は小学校12年生です。まずはできるだけ大きいもので作ったほうがよいだろうと思いました。これまで紹介したのは牛乳パックの側面一枚からの制作でしたが、もっと大きく、つなぎ目にハサミを入れて開いた全面を使って作ればもっと大きいものが作れると考えました。それも折り目が縦に3本、横に1本あるので、それもホイッスルの折り目として利用することにしました。

 次に示すのは牛乳パックの側面から飲み口の部分の展開した裏面です。折り目を黄色線で示しています。黒い線はホイッスル制作のケガキを直接裏面にボールペンと定規で引いています。
 縦折り目の間隔は70mmなので、基本的な正方形の桝目を35mmとしました。するとケガキはこのようになります。


 これに実際に切り取る線を書き加えるとこのようになります。


 切り取ったところです。

 3つのホイッスルになる材料が切り出されます。

 そのひとつを作っていきます。

 正方形を横に3コ縦に5コを描いたもので、一番上の桝目だけを4~5mmだけを切り取ったものです。

 これから作っていきます。
 縦の線に定規を当てて折り曲げて折り目を付けます。


 2本とも折り曲げるとこのようになります。


 次は赤線で示したところにハサミを入れて切ります。


 今、切ったところの中央に線がありますが、ここにも折り目を付けます。先と同様に定規を当てて折ります。


まず音が鳴る箱の部分を作っていきます。中央の3つの桝目を丸めて箱を作ってテープで留めます。


 その箱にふたをするように正方形ではない方を被(かぶ)せてテープで留めます。4~5mm短いので、チョッと隙(すき)間ができます。


 残った部分がホイッスルの息(いき)を吹き込むところになります。

 吹き込むところは息の通るスペースが無いといけませんから、一枚の紙板を挟んで折りたたみます。①②③④の手順で最後は紙板を引き抜きます。



 折りたたんだところをテープで留めて、紙板を引き抜いて完成です。


 この角度では息を吹き込んでも音は出ないと思います。
 次の写真のような角度になるよう吹き口を加えて調整(ちょうせい)して息を吹きかけると鳴るんじゃないかと思います。


 これだけ大きいときっと作りやすいのではないかと思います。自身で作ってみて簡単に「ボ~」という音がでましたから、鳴ることは確認できました。しかし、魅力的な音ではありません。やっぱり「ピ~」という強い音が出したいですから「小さいものを作りたい!」ということになりそうと推測できます。20mm桝目のものや15mm桝目、12mm桝目のものも準備しています。
 「ブー、ブウー、ピー、ブー、ピー・・・・・」と音が聞こえるといいな・・・・。





 


(再掲)立体〔星☆〕の作り方

2022-12-20 21:10:08 | 作って遊ぼう教室
 最近読まれている投稿に「立体星☆」が多いので再掲します。よかったら作ってみませんか。クリスマスツリーに最適です。


〔パソコンサイト(タップ)〕
 星の形は飾りとして使い勝手がありますね。クリスマスやハロウィン、七夕などいっぱいです。いつも平面的な星形を作ってきましたが、分度器やコンパス、定規がアイテムでした。基本的には正五角形をベースに作っていきますので、角度72度や36度が必要ですから定規とコンパスだけでは作れません。特に分度器は必須のアイテムでした。(中心角:360度÷5=72度)

 そこで、この立体「星☆」の作り方を見つけました。正方形の折紙でつくる方法があることを知りました。
 正五角形の近似的に作図する方法は、中学校の技術家庭の先生から教わった記憶があったので、ひょっとしたらこの作成方法も近似的な方法かもしれません。数学的に証明できないか展開図を描いて正しいことを証明しようと試みましたが、私の頭脳ではできませんでした。どなたか証明できる人はコメントしてください。

 では作り方です。折紙のできる正方形(正四角形)を準備してください。

 まず、ちょっと小さい説明図ですが一括したプリントを作ってみましたのでご覧ください。写真をタップすると大きく拡大した説明図を見ることができます。パソコンやタブレットだと見やすいです。ダウンロードや保存もできそうです。その後1ステップずつ説明した図があります。これはスマホ用です。

 一括説明図 〔タップすると拡大図〕



 1ステップずつの説明


















 谷折りと山折り



 切った後開きますが、開いたすぐは、この谷折りと山折りがでたらめになっていますので、それを調整しなければいけません。
 正しくは、長い折り目は”山折り”、短い折り目は”谷折り”となります。




 いかがでしたか。広告紙を切り取って正方形にして初めて作った時には”感動”しました。出来ないと思っていたことがこんなにも簡単に実現したからです。皆さんも思ったより簡単にできますのでぜひチャレンジしてください。

 次は、実際に折紙で作っていくときの写真です。



















 赤の色紙でしたから折り目や紙の端っこが見えにくかったですね。お詫びします。

 広告紙の厚いものでも作ってみましたが、ちょっと厚い方が最後の成型がやり易くて”きれい”にできました。
 また、同じものを2つ作って貼り合わせるといいかもしれませんね。チャレンジしてみてください。



 何度も書きますが、意外と簡単に作れていいですよ!ぜひ作ってくださいね。

 最後まで読んでいただきありがとうございました。