今回はちょっと怖い目の病気のお話です。
皆さん『加齢黄斑変性』という病名を聞いたとことがあるでしょうか?数日前、信濃毎日新聞でも特集記事が掲載されましたが、最近この病気がかなり増えているようです。
まず、加齢黄斑変性とはどんな病気かというと‥ 目の内側にある網膜のほぼ中心に位置している黄斑は、物を見るために重要な視細胞が集中しています。その大切な黄斑の組織が老化に伴ない変化が起こるのが加齢黄斑変性です。
加齢黄斑変性にかかると、老廃物が溜まるなどして機能が低下します。さらに炎症や異常な血管の発生により出血などが起こると、視界の中心、つまり一番見たいところが歪んだり、黒ずんでしまったりして見えづらくなってしまいます。
加齢黄斑変性は視力が低下してからでないと気付かないことが多く、進行すると失明する事もあります。アメリカでは65歳以上の中途失明原因のトップになっています。これまでは欧米人に多い眼疾患とされていましたが、最近は日本人も急増しています。
さて、この病気の原因の一つが『太陽光』です。太陽からは目に有害な「紫外線」が出ていますが、それが「水晶体」を白濁させ「白内障」の一つの原因になっているのは、かなり認知されていると思います。
そのさらに目の奥まで届いて「黄班」にダメージを与える「加齢黄斑変性」の原因となるのが可視光線の一部である「青色光」なのです。
この光から目を守る為に、外出する時は紫外線や青色光をしっかり遮断できるメガネレンズ・サングラスを着用しましょう。 また青色光をカットするには色が変化する「調光レンズ」もっとも効果的です。
また規則正しい生活や、禁煙にも心がけたほうが良いようです。吸い込んだタバコの煙の有害物質を取り除く為、白血球が大量の活性酸素を発生させ、その活性酸素を抑える抗酸化物質を余計に消費しまう為で、それによりその危険性を高めるとの事です。
お店ではこの病気の簡単なチェックも出来ます。気になった方はお越し下さい。