oton ayako domo

自分のみちをゆく人は、だれでも英雄です。
そんなあるきかたでもいいから、迷ったら、やれ!

9/17 フランスに恋する日。

2017-09-19 02:00:28 | あじわう
今朝は迷いに迷った1日の始まり。
ランニングしようか、ヨガにいこうか、陶芸教室いこうか、サンジャポ見ようか。
迷った挙句、どれもパス!
そんな朝が大事だなあと。6年走り続けてわかったこと。

雨の中、「フランス人間国宝展」@東京国立博物館表慶館に。


今年も数多くの美術展やギャラリーを食い散らかしているけれど、今年観た60弱のうち、間違いなくベスト3に入るであろう展覧会。作品自体も人間国宝によるものだけに流石だけれど、展示方法で特に照明が秀逸過ぎる。
1階はカーテンを過ぎると、えもいわれぬ美しさだし、2階の日傘の展示では、女性が傘に入れるような高さと角度に展示の可能性を知らされる。

もちろん予算や設備環境の条件はあるけれど、想像や工夫がなければ生まれないのだなあと。

ジャン・ジレル氏×出川哲朗大阪市立東洋陶磁美術館館長のトークにもうっとり。








ジャンさんの研究対象は曜変天目なのだけれど、ギメ美術館で出会ってしまい、画家の道を退けて、家族や資産全てを失い研究に邁進していることも興味深い。日本が曜変天目を3点保管していることに関連し「日本の美術関係のみなさんが収集し保管し、いまでも鑑賞できるようにしてくださるからこそ、いまの私が存在します、ありがとうございます」と仰って、陶芸だけではなく、工芸すべからく、可逆性や普遍性をもっと知らなくちゃなと。
表慶館にはフランスが似合うなあ。

ライオンになりたい。

平成館の日本の技術にも、手業にも。



もちろん、常設もすてき。




美しさがあると、お腹が空かない。わけない。ブランチ、数学に魅せられながら。


夜は、御徒町デートに。
話しながら、涙腺が緩みすぎなのに気付きながらも、フランスや写真や、家族やこれまでのできごと、これからのことや、辛い韓国料理や。泣きそうになる、今宵。
40cmの身長差は、どうやって埋められるのかな。