姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

禁止用語が多いとうまくいかない

2022年12月09日 | 保健室コーチング

(一社)ハートマッスルトレーニングジム代表
主体的人生を構築する人材育成トレーナー 桑原朱美です。


今日のテーマは
「禁止用語が多いとうまくいかない」です。

 

「禁止されたことをかえってやりたくなる」
という人間の行動パターンのことをカリギュラ効果と言います

やっちゃダメって言われると、なんか気になって
やりたくなっちゃうのが人間…なんてよく言いますね。
ダメと言われることをやってみたいという
ワクワクドキドキが好きなのもまた人間です。

禁止をする言い方をされると
逆に意識がそこに行っちゃって、ついやってしまう。


ネットなどに「◎◎の方は閲覧禁止」なんて書いてあると
空白の原則が働いて、なんだろう?なんだろうと
「?」を埋めたくなります。

「~禁止」「~するな」と言われると
自分の選択する自由が侵されてしまうってことなので、
それは、人間にとってとても不愉快!なのです。

逆に、本当にそうなのかなと
試してみたくなったりする変な気持ちが
むくむくとわいてきたりします。

学級経営で禁止用語を使いすぎる担任は
学級がうまくまとまりません。

禁止用語ばかりの親も、
子どもとの関係がうまくいかなくなったり
子どもの思考の機会を奪ってしまいます。

子どもたちは、それをやっている自分をイメージして
そのイメージに×を付けるわけですから
脳の中に残るのは「やっちゃいけないこと」を
やっている自分。


だから「やっちゃダメっていったのに、やってしまったのか」
という結果となる可能性が高い

これが脳の仕組みですから、
本当に、禁止の言葉は逆効果ですね。


これから、また寒くなってくると
家庭でも、風邪をひいたり、インフルエンザとか
コロナとか、心配なことがあれこれ出てきます。

恐怖や不安が強い人は
ついつい、禁止用語を使ってしまいます。

私たちは、他人に対する言葉だけでなく、
自分に対しても、結構逆効果の言葉を
使ってしまいがちです。

例えば、ダイエット中のセルフフトークで
「ケーキ食べちゃダメ。ダメ。」って
自分に言い聞かせれてしまう。

ケーキはダメダメって、言い聞かせればするほど
脳は、ケーキをイメージしちゃうってことですね。

禁止の表現を子どもに言ったり
自分に言い聞かせるから
脳はそれをしている自分をイメージします。

なぜダメなのかの理由も必要ですが、
それを聴くだけでは、やるとこうなるのか
怖いな・・・という恐怖をまたまたイメージします。

だったら、どうする?

それ以上に大切なのは
その代わりにどんな行動をすればいいのかが
イメージできる言葉を使うということです。


学級でこういうことは禁止ですと子どもに伝えたいなら
子どもたちと一緒に、じゃ、代わりにどうすればいいかな
と聞いてみるのもよいと思います。

何かと大人が先回りしてルールを作ってしまいがちですが
子どもたちに、自分で考えてもらうというのは
とても大切なことですね。
 

 

それでは、今日も
素敵な1日を!

 

p.s2中部動画研究所でのインタビュー動画全4編が配信されました。
 

【中部動画配信研究所のインタビュー動画その1】

 


【中部動画配信研究所のインタビュー動画その2】

 


【中部動画配信研究所のインタビュー動画その3】

 

 

【中部動画配信研究所のインタビュー動画その4】
お母さんも一緒に元気になろう!

 

 

この記事は、メルマガ「可能性をあきらめたくない女性のための時間と思考の使い方」
 2022年11月12日号で紹介した内容に加筆修正した内容です。

 

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