保健室コーチングアドバンスコース東京2期のアシスタントTTさんの感想を紹介します。
もともとは理論武装で、「私は聴覚優位!」と言い切っていたTTさん。
彼女が、本当はとても敏感な体感覚であることは、彼女が受講生時代に、ワークを通して分かりました。
TTさんは、これまでも、何度もアシスタントとして、
受講生の学びのサポートをしてくれています。
余分なことをしない。偉そうにしない。
じっとその大きな目で、受講生さんの姿を見つめてくれています。
今回のアドバンスコースでも、
アシスタントとして参加したからこそ、新たな気付きが生まれたようです。
知識を得ることが学びではありません。
まなんだことを、立場や角度を変えて、基本を繰り返すことで本質に行きつくまでやり続けること。
何かになりたい、すごいといわれたいという目的で、あれこれ学ぶ人は、
結局何一つ、身につかないということは多々あります。
学びの究極の目的は、自分自身に戻ること。シンプルになること。
学ぶことで、頭でっかちになり、
複雑になるとしたら、それは、自分と向き合うことなく、鎧をつけ続けていくことにほかなりません。
TTさんはじめ、チーム関東のアシスタントさんの質の高さには、そこにあるのだと思います。
<TTさんの感想>
第2講にアシスタントとして参加しました。
忘れていたこと、気づかなかったことがたくさんありました。
「未来のイス」、自分のパターンを認識することからの「KOKUBOクエスチョン」「CommonーCome on!」「勝手に3人会議」「マッピング(段取りのワーク)」などのワークを通して、さらに自己理解を深めることができました。
今回、特に印象に残ったことは3つありました。
一つ目は「ちんあなご」、
二つは「思い込みはそうでもなかった」
三つ目は「言葉は結果を作る」です。
まず、「ちんあなご」です。
砂の中から頭をちょっと出し、近寄るとすっと砂の中にかくれてしまうアレです。
受講生の時、潜在意識がわずかに動き、砂の中から頭をのぞかせるのですが、
出すのが怖くなってまた砂の中深く閉じこもってしまっていた私。
自分に向き合いたくなってちょっとだけ頭を出しては
すっと隠れての繰り返し。
そんなことをしているうちに、硬かった砂地も柔らかくなり、
少しずつ、あるときに急に長いからだを外に出すことができるようになったときの私の姿を、
受講生さんの姿を見ながら、思い出していました。
今、私は(ときどき砂に潜っていますが)長ぁいからだを平気で砂から出すことができる時間が多くなりました。
そして、その分遠くまで周りも見ることができるようになりました。
次に「思い込み…」です。
私には、親に心配や迷惑をかけてはいけない、
いつも明るく元気にしていなければならない…という思い込みがあります。
それは、兄が小さい時に亡くなっているから、
母がとても深い悲しみの中にとても長い間いたことを知っているから。
受講生だった時に、「KOKUBOクエスチョン」で「親に心配かけたくないから!」
と唐突に口から出てきたことがあります。
あとは全く違うことを何度も言っていたのに、
なぜ、そんな言葉が出てきたのかとても不思議でした。
が!そのあと「CommonーCome on!」でつながりました。
出てきたのは、幼稚園の先生。
幼稚園で先生に怒られたことがあります。
とても理不尽だと感じて泣きました。
そのあと母が迎えに来て顔を見た瞬間に、抱き着いてワンワン泣きました。
何があったのか訳も分からず、母が戸惑っているのも感じました。
そのとき、その先生が窓から「ワタクシガチョット」といい、母もそれ以上聞かずに帰りました。
…その時には、親に甘えたいと思っている自分に気が付いたと感じ、
以来、私は「親に心配をかけてはならぬ」という決まりを自分で作ったと気づきました。
今回、受講生さんの姿を見て、そのことを思い出しました。
ちんあなごの私が砂からにゅうって初めて出た瞬間を。(講座のあと、思い立って水族館までちんあなごに会いに行ってきました。)
もう一度その思いに浸ってみて、新たに気付いたことがあります。
上から強い調子で言われるとひるんでしまうきっかけが、そこにあったこと。
今なら、その先生より私は強く大きくなっています。
小さくなった先生を思いやれるかもしれません。(ちなみに、その先生は、のちに私の夫が担任をしていた生徒の保護者になりました。)
また、私には妹がいて、いつも羨ましいと思っていたけれど、
実は肝心な時に私は甘えさせてもらっていたこと、
甘えちゃいけないと勝手に思い込んでいたのは私だったこと。
そして、何より、私はいまだにたくさん親に心配をかけていて、それを受け容れてもらっていたこと、愛されていたこと…も再確認できました。
自分の思い込みはそうでもなかったんだと気づきました。
そして、最後に「言葉は結果を作る」です。
「結婚はゴールではなく、そのあとどうなりたいのかが大切」だという姫先生の言葉が印象的でした。
翌日、念願のプロポーズです。
結婚を決めたとき、夫は「結婚してください。僕は幸せになります。」と言いました。
しかし、実家に挨拶に来ておきながら、夫が親の前では一言も言わなかったことを根にもっていた私は、その後何度もちゃんとプロポーズをするよう強要してきました。(何度言ってもらっても、タイミングを外したことに納得できませんでした。)
この際なので、ちゃんと二人でもっと幸せな人生を作れるように言い直してもらいました。
私もちゃんと言いました。(言葉は内緒です♡)
夫婦ちんあなごは、この先、さらに楽しく顔を見合わせて細く長く楽しくやっていきます。
「人生自分次第」自分の人生は自分で創る。
毎日いろいろありますが、楽しいです。
自分の人生、自分が、デザイナーで、クリエイターなんだなぁ…と実感する今日この頃です。
生きているといいことありますね。
あの時、毎日がつらいと思っていた私に教えてあげたいです。
ありがとうございました。最終講もよろしくお願いいたします。