姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

子どもへのアプローチ/質問が機能しないのはなぜ?

2022年03月28日 | 保健室コーチング

(一社)ハートマッスルトレーニングジム代表
主体的人生を構築する人材育成トレーナー
桑原朱美です。



今日のテーマは
「子どもへのアプローチ/質問が機能しないのはなぜ?」です。

 

 

空白の原則


保健室コーチングでは、
「空白の原則」をお伝えしています。


これは、
質問をすると脳に空白が生まれ
この空白を埋めるために答えを探すという

脳の習性のこと

NLPラーニング・山崎氏から
学んだ脳の習性の一つです。

脳科学の教育的活用が進む中
質問の重要性も理解されるように
なりました。


しかし、「質問は大事」ということと
「質問さえすればいい」ということは全く別のこと。


ここを勘違いして
「質問しても変わらない」
と考えてしまう方があるようです。

 

原理原則を深く理解しないまま
「やり方」だけを得て質問しても、
相手のよりよい思考を引き出せないばかりか
かえって相手のやる気をうばってしまう

ということが起きます。



答えを誘導しようとする大人

こうしたミスの多くは
自分の思うような答えを誘導しようとする
大人側の意図が働くから。


大人の価値観にあうような答えが出てきた
=よい対応だという思い込み

大人の価値観に合わない答え
(こう答えてほしいと思うものではない)
=よい対応ができなかったという思い込み


この方程式を、無意識に持ってかかわっているとしたら
それは対応ではなく、「コントロール」

うまくいかないのは、

子どもの想いを引き出すより
大人がもっている「正解」に
誘導したいという下心があるから。

対応がうまくできないと悩む方の多くの人が
「自分が正しいと思っている答えに誘導できなかった」

という思考にはまっているということが

あります。
 

質問することの意味

子どもたちが悩んでいる時は
視野が狭くなり、何かにとらわれています。

この状態では、客観的な状況判断や
この状況から抜け出すためのアイディアも
浮かびません。

大切なのは、質問することで
・焦点が当たっていない部分に意識を向けること
・視野を広げること
・新しい発想を促すこと
・無意識にある思い込みに気づくこと


大人が思う「正解」に
誘導することではないのです。

明日は、自分自身への質問について
お伝えします。


それでは
今日も、素敵な1日を!


p.s.
3月のライフストーリーサミットでは
仕事や人生における「宣言」「言霊」「設定」
についてお話します。参加は無料です。

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この記事は、メルマガ「可能性をあきらめたくない女性のための時間と思考の使い方」
 2022年2月15日号で紹介した内容に加筆修正した内容です。

 

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