（株）ハートマッスルトレーニングジム代表
主体的人生を構築する人材育成トレーナー
桑原規歌(朱美）です。
今日のテーマは
「ひとりでいても、独りぼっちではないと感じることができるか？」です。
桑原が中学校の養護教諭をしている頃、
保健室にやってくる子どもたちの悩みのトップは
友人関係（人間関係）でした。
子どもたちは、仲間に入れないとか、仲間はずれにされることを
極端に怖がります。
もちろん、仲間意識が強い時期ですので、その気持ちも当然といえば当然ですよね。
逆に、
「私は、メル友（※当時は、まだLINEはなかったので）が100人もいるよ」
と自慢する子もいました。
「だから、何？」なんですけど・・・これも悲しい彼らの人間関係かな‥と。
最近は
大人の方でも、同じような方もいらっしゃるように感じます。
近年はママ友ＬＩＮＥなども一役買って
めんどくさい人間関係に、悩む人も多いようです。
どこかに所属しなきゃ。
そこで受け容れてもらわなきゃって・・・。
自分を殺したり、思考を停止させてまで合わせようとする。
でも・・・・・
一人でいるって、そんなに悪いことですか？
たくさん友達がいるって、そんなに素晴らしいことですか？
それが前提となっている人って、多いように思うのです。
で、ちょっと考えてみましょう。
「ひとり」ということば。
一人
独り
ひとりぼっち
いろんな表現があります。
桑原は、一人でいる時
自分の世界に入って、黙々と仕事に集中します。
そういう時のひとりって独りぼっちではないです。
何も問題がないですよね。
では、「独り」はどうでしょうか？
多くの方が、「独」という文字から
「孤独」というイメージを持たれる方も
あるかもしれません。
そして、「孤独」に付きまとうイメージは
独りぼっち・疎外感・心を通わせる相手がいない・・・
ですね。
ただ、
孤独をつらいと感じる人の共通点って
自分で壁を作っているにもかかわらず
だれも自分のことをわかってくれない
受け容れてくれない・・・
と他人軸の生き方をして
他に求めているということです。
桑原は
中学生や高校生向けの講演で
「一人だけど独りぼっちじゃないということも、ありえるんだよ」
と伝えます。
仲間であるために、自分の意見を押し殺し、
周りに合わせる人や
あるいは
自分がグループの中心でいることばかりに意識がある人は
どんな仲間といても、本当のつながりなんて
生まれません。
独りぼっちと勝手に感じ
他人軸で生きている人＝孤独
でも、みんなと一緒にいても
自分の心裏切って生きている人も
見かけ上は、独りでなくても
本当は孤独って人もいます。
それも
結局は、生きづらさにつながっています。
桑原は
中学生や高校生に、こんな話をします。
『協調性を保ちながらも
自分も他人も大切にする人っているんだよ。
みんなといても
「私」がどうしたいかという意志がちゃんと存在して
意見が違う時は
＜私はこう思う＞と伝えることができる。
時と場合によって、グループにいながらも
別の行動もできるんだよ』
つまり
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和と同調を
取り違えてはいけない
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ということ。
最後にン現関係に関する
名言をお伝えしておきますね
ぜひ、子どもたちにも伝えてあげてください。
＜松井秀喜＞
仲間にうまくは入れない。
それならそれでいいじゃないのかな。
誰かが作った世界に君が入らなければならないということはないんだよ
＜アリストテレス＞
たくさんの友人を持つ人は、一人の友も持たないものだ。
＜ヴィルヘルム・ベッファー＞
誰の友にもなろうとする人は、誰の友人でもない
次回は、「独り」について
もう少し、深めていきますね。
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