八日目の蝉 | |
角田 光代 | |
中央公論新社 |
弟に借りてきた「八日目の蝉」読み終わりました
ドラマにもなっているし映画化もされているそうで、「愛人の赤ちゃんを誘拐して育てる話」というぐらいは、知っていました。
読み始めると、誘拐して、逃げて…
とお話が続くので、どうやって逃げるのか?
いつまで、逃げられるのか?
と止まらなくなりました~
そして、本の半分ぐらいのページでついに見つかってしまった…という感じになって…
十数年後に飛びます
今度は、誘拐されていた赤ちゃんが20歳ぐらいになっていて、その子が主人公になっています
前半で、ちょっと誘拐して逃げている主人公を応援していた?気分だったのですが
(主人公に感情移入というか…)
現実は、厳しく…
誘拐された女の子、その後大変だったと。
世間の好奇の目にさらされ、家族もうまくいかず…
幸せには暮らせていませんでした
まあ、そこが、甘ちゃんなファンタジーではなく
いい小説ということなんでしょうね~~~
誘拐して逃げて、最終的に暮らしていた小豆島の風景や人々が温かく、キラキラと描かれていて、確かにこのお話は映像化したほうがわかりやすく…感動的になりそうな気がします。
読後感は、つらい気持ちも残ったけれど、人はこんな風に生きていくものだよね~という現実感がありました。
「8日目の蝉」というタイトルは、蝉はふつう成虫になって7日で死んでいくのに、生き残ってしまった…蝉
みんないなくなってしまって、寂しいけれど、その8日目に見える景色も決して絶望だけじゃない…
そんな言い方で表されていました。
自分は小説を読んでいてこの役なら竹財くんにぴったり~みたいな事を考えるのも楽しいのですが
この小説に出てくる男の人は、全く持って竹財くんにはやってほしくない
いやな?男達でしたね~
でも、現実的できっとこういう男もいるんだろうな~~~と思います
でも、許せないな~
実は、その後「ちいさなおうち」という本も一気読みしてしまいましたので
(読み始めると止まらない~)
次回、感想を書きます。
竹財くんのスタッフブログが更新されましたね
元気がもりもりになってよかった
励ましコメントたくさんですものね~
私が読んでも嬉しくなって、元気が出るような感じがしますよ