ひまわりつうしん

雑記で~す。愛犬ミニチュアシュナウザーのヒメとの日々が中心のブログになりました。
 

「八日目の蝉」

2011-01-16 08:02:55 | 本のこと
八日目の蝉
角田 光代
中央公論新社


弟に借りてきた「八日目の蝉」読み終わりました

ドラマにもなっているし映画化もされているそうで、「愛人の赤ちゃんを誘拐して育てる話」というぐらいは、知っていました。

読み始めると、誘拐して、逃げて…

とお話が続くので、どうやって逃げるのか?
いつまで、逃げられるのか?

と止まらなくなりました~

そして、本の半分ぐらいのページでついに見つかってしまった…という感じになって…

十数年後に飛びます

今度は、誘拐されていた赤ちゃんが20歳ぐらいになっていて、その子が主人公になっています

前半で、ちょっと誘拐して逃げている主人公を応援していた?気分だったのですが
(主人公に感情移入というか…

現実は、厳しく…

誘拐された女の子、その後大変だったと。
世間の好奇の目にさらされ、家族もうまくいかず…

幸せには暮らせていませんでした

まあ、そこが、甘ちゃんなファンタジーではなく
いい小説ということなんでしょうね~~~

誘拐して逃げて、最終的に暮らしていた小豆島の風景や人々が温かく、キラキラと描かれていて、確かにこのお話は映像化したほうがわかりやすく…感動的になりそうな気がします。

読後感は、つらい気持ちも残ったけれど、人はこんな風に生きていくものだよね~という現実感がありました。

「8日目の蝉」というタイトルは、蝉はふつう成虫になって7日で死んでいくのに、生き残ってしまった…蝉
みんないなくなってしまって、寂しいけれど、その8日目に見える景色も決して絶望だけじゃない…

そんな言い方で表されていました。

自分は小説を読んでいてこの役なら竹財くんにぴったり~みたいな事を考えるのも楽しいのですが

この小説に出てくる男の人は、全く持って竹財くんにはやってほしくない
いやな?男達でしたね~

でも、現実的できっとこういう男もいるんだろうな~~~と思います

でも、許せないな~

実は、その後「ちいさなおうち」という本も一気読みしてしまいましたので
(読み始めると止まらない~
次回、感想を書きます。

竹財くんのスタッフブログが更新されましたね

元気がもりもりになってよかった

励ましコメントたくさんですものね~

私が読んでも嬉しくなって、元気が出るような感じがしますよ

                                        
コメント
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