2012年の1月に「龍角散ののど飴EX」についてまとめた事があった。
龍角散vs味覚糖のど飴バトル - Togetter
この非常に効果のあったのど飴の残念な提携解消からはや1年と半年近いが、なぜか昨夏までAmazonで「龍角散のど飴EXE」が買う事が出来た。ひっそり提携を続けているのか、味覚糖が仕入れた「龍角粉」の在庫が尽きるまでの生産なのかと憶測していたが、手元にある製品では2013年5月までの製造で販売が停止されたようだ。
そして並行して販売されていた「味覚糖のど飴EX」。当初は「カテキン+プロポリス+ローヤルゼリー」を前面に出していて差別化を図っていたようだが、現在は「プロポリス+ローヤルゼリー」で、以前の「龍角散のど飴EX」に近い風味に変更をしたようだ。当初は味もちょっと微妙だった記憶があるが、現在はだいぶ改良されたようである。
しかし、どうも効き目が微妙な印象。龍角散~の頃は一口なめればたちまち喉の違和感が解消されたのだが、味覚糖~の現在は喉の粘着物のキレがまったく無い。スースーはするが逆にちょっと喉や気管を刺激してしまうような印象である。これはどういう事なのかと、手元に残った最後の龍角散~を元に比較をしてみる事にした。
まずは原材料の比較である。(龍角散~の成分順に合わせました。味覚糖は若干記載順が変わります。)
龍角散ののど飴EX | 味覚糖のど飴EX |
砂糖 | 砂糖 |
水飴 | 水飴 |
粉乳 | 粉乳 |
はちみつ | はちみつ |
生クリーム | 生クリーム |
ハーブエキス | ハーブエキス |
ローヤルゼリー | ローヤルゼリー |
ゼラチン | ゼラチン |
デキストリン | デキストリン |
香料 | 香料 |
プロポリス抽出物 | プロポリスエキス |
乳化剤 | 乳化剤 |
甘味料スクラロース、アセスルファムK | 甘味料ソルビトール、スクラロース、アセスルファムK |
酸味料 | 酸味料 |
- | 緑茶エキス |
- | 植物油脂 |
- | コーヒー |
- | 調味料アミノ酸 |
味覚糖になり成分が増えているのが分かる。
素人考えでいけば雑味が増えて不純物が増えているというイメージ。なめてみての印象からしても「のどスッキリ」では無くなってしまったな、、、という感じだ。美味さは戻ってきているだけに実に惜しい。
続いてパッケージに書かれている「ハーブエキス」の中身とおもわれる薬草の絵柄の違い。
龍角散ののど飴EX | 味覚糖のど飴EX |
ユーカリ | 〃 |
セイヨウノコギリソウ | N/A |
アニス | 〃 |
サルビア | N/A |
サクラソウ | 〃 |
ビロードアオイ | 〃 |
ペパーミント | 〃 |
ラカンカ | 〃 |
ヘラオオバコ | 〃 |
カンゾウ | N/A |
タイム | 〃 |
N/A | ゼニアオイ |
このように味覚糖では、セイヨウノコギリソウ・サルビア・カンゾウが無くなり、代わりにゼニアオイが増えていたという事が分かった。このあたりが龍角粉の秘訣というか秘密なのでは無いだろうか。
という訳で、味は申し分の無い「味覚糖のど飴EX」。だったらこれに「龍角散まぶしたらいんじゃね?」と思いました。誰でも思いますよ。思うけどやらないよね。やってみました。
はい龍角散ー!!
こぼすのもお約束だねー!しくしく
付属のさじに山盛り四杯を投入!!
シャカシャカポテトの要領で混ぜてみましたシャカシャカー!!(シャカシャカポテト買った事ありませんが)
これが出来上がった「味覚糖のど飴EXの龍角散まぶし」
さて、お味と効果の程は、、、ブホッ粉っぽい!
あきらかに元々のパウダー+龍角散で粉っぽさがマシマシー!!!
でも龍角散マシマシだからコレいけるっしょペロペロうむうむ、、、うん!!!
粉っぽくはなってしまったものの、やはり龍角粉のパワー恐るべし。喉のいがらっぽさは明らかに改善しました。ついでに味覚糖のスースー感もあるので、咳き込んだりしていない状況であれば、この技は使えるかもしれません。
龍角散ののど飴EXは「うまい・効く・まろやか」の三拍子が喉に良かったのです。
「味覚糖のど飴EXの龍角散まぶし」は「うまい・効く・粉っぽくてスースー」だが、喉の付着物への効果はあきらかにアップしたのは間違い無いです。
龍角散山盛り四杯は入れすぎた気がするので、二~三杯から試して好みの分量を見極めてください。
おしまい。