吉本隆明が語る、
「単独者の連帯」(フーコー)の意味。
*****
同性愛者っていうものの連帯性、
あるいは同性愛者の本質は単独者だ、と。
その場合の単独者っていうのは、
個人主義的個人というのとはちょっと概念が違って、
最後まで単独者なんですね。
ペアにはどうしてもならない。
ペアになったとしても、擬似的になるというだけ。
(大塚英志、吉本隆明『だいたいでいいじゃない』より)
*****
単独者の連帯は、擬似的なもの。
心から連帯することができないから、
ネタでペアになったりする。
知的な愛とは、つまり、
「あえて」を楽しむ精神、なのかもしれない。