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2008年日本のうたごえ祭典in東京

2008-11-24 | いってきました
11月24日(月)13:00~有明コロシアムで開かれた「2008年日本のうたごえ祭典in東京━夢と平和 かがやけ九条━」に行ってきました。


うたごえ運動60周年の記念祭典ということで、初めて有明コロシアムに行ったのですが、広い四角いステージを円形に取り囲んでいるアリーナに8000名が集い、ステージと共にアリーナ中が「沖縄をかえせ」「翼をください」など歌う大祭典はとても感動的なものでした。
池辺晋一郎さん作曲の「ねがい」、詩は広島の小学生のものでしたが
アリーナの座席をステージ代わりに二階席まで並ぶ圧倒的な人数が、美しい声で平和を歌い上げます。
「残業代よこせ」の旗のもと、東京ユニオンの若者の歌あり、公害訴訟の原告団の歌あり、東京大空襲訴訟団の歌あり、土建業組合の歌う「NOアスベスト」という歌もありました。
反貧困の本に、いま若者達が感じている生きづらさには、「経済の貧困」と「関係の貧困」が大きく影を落としているとありましたが、少なくとも、この日ばかりは皆が「関係の貧困」に苦しまなくてすむのではないかと思わせてくれるつどいでした。(文責/佐藤)

「裁判員制度はいらない11月全国一斉行動」さあ廃止だ!

2008-11-24 | いってきました
          
11月22日(土)13:30~永田町の社会文化会館で行われた「さぁ廃止だ!裁判員制度━全国一斉11.22行動東京集会━」に、行ってきました。650名規模の集会だったのでチラシもたくさん配布できました。

多額の税金を使って実施されるこの裁判員制度は、どの世論調査でも国民の8割が反対だということで、政府は必死の巻き返しをはかっているそうです。つい先ごろ、最高裁長官は異例の14人抜き人事により推進派の長官になり、TVコマーシャルには10億円を投入しているとのことです。

会はビデオレター玄侑宗久さんの「私が裁判員制度に反対する理由」から始まり、パネルディスカッションは、漫画家の蛭子さん、元小学校教員の森本さん、地域短波放送のパーソナリティの吉沼さん、台東区の町内会長で中小企業の気持ちを代弁する藤原さんが、こもごも裁判員制度がどんなに困るかを話されました。
臨済宗のお寺の住職である玄侑さんは「本来人は人を裁ける存在ではない、法と共に暮らしている自分に厳しい人間のみ、神の代わりに法によって裁くのだ」とのメッセージを伝えました。

現在の司法の殆どが国家権力に擦り寄った判決を下していて、それを防ぐために市民の声を入れようと「裁判員」に賛成する向きもあるようですが、この制度を推進する勢力は、今の司法が正しいと考え、それに市民も巻き込んで一層正当化しようという人達だとの事です。
3日間で事件の5割が、5日間以内に9割が判決を言い渡されるこの制度では、裁判員不在の密室で主張や証拠を整理させ、裁判員はただの「お飾り」として、抽選により仕事を休んで強制参加させられるのです。
映画「12人の怒れる男」のような陪審とはまったく違って、無罪を主張して通らなかった者も死刑判決を出した一員になるというこの制度、パネラーは「国家による殺人(死刑・戦争)に加担させられる裁判員制度は反対」「迷惑だ。中小企業は一人でも取られると仕事が途絶えて、取引停止になる。親兄弟が徴兵に取られた苦い経験があるので、国に押し付けられることはもう嫌だ。」とそれぞれの立場から、欠点だらけのこの制度の廃止を要求しました。
11月28日には最高裁から、全国の30万人の候補者に通知が届きます。三宅坂から銀座を通って6キロのデモの道すがら、通行人が結構ビラを読んでくれていて関心の高さが伺えました。(文責/佐藤)