響けブログ

音楽コドモから「音楽コドナ」へちょっと進化。ドラムとバイオリンと小鼓を弾く、ヒビキの音楽遍歴。

盛り上がる、ユーモレスク熱。

2009-05-20 | バイオリン・レッスン
念のため、ユーモレスクは川の名前でもないけれども、疫病の名前でもありません。(あったりまえですが)

ドヴォルザーク・イン・プラハ
小澤征爾 ヨーヨー・マ,シュターデ(フレデリカ・フォン)
ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
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ユーモレスクというと、実は最近知ったのだけれど単に曲の形式の名称であるというわけで、いろんな作曲家が書き、また何番と言わないとどの曲だかわからない、というのがほんとうのところであるそうだ。が、まあ

雨 雨 ふれ ふれ~ の「ぴっちぴっちじゃっぶじゃっぶ」

あれですよ、あれ。というところで、曲はドヴォルザークのユーモレスクNo.7、でバイオリンレッスン用とくれば、このピアノ曲をクライスラーがバイオリン用にアレンジしたあれ、ということがわかるのだが、

「みんなこうなっちゃうの」
と、バイオリンの先生に言われて
「えっ? そーなの?」

と、そうだろうとは思って身構えてはみたものの、「ぴっちぴっちじゃっぶじゃっぶ」の歌い方以外には弾けないクラシックイタチ(私のことです。「クラシック」返上ですな)は、凍ったのだった。

そこでヒビキとクラシックイタチは、小澤征爾 、イツァーク・パールマン、 ヨーヨー・マというすごメンバーの、弦楽とソロバイオリン&チェロ編曲によるやつをYoutubeで聴いていたのだが、この神がかった演奏は、なんとドヴォルザークの「新世界」初演100周年記念公演で、作曲家生誕の地で特別に催された記念演奏会のライブ記録なのだそうだ。というわけで、もうCD買いました。

さっそく次のバイオリンレッスンで
「ユーモレスクを何か、CDとか聴いてみた?」
「自分でどういうふうに弾いてみようって思った?」
と訊かれたヒビキ、うんうんとうなづいていたが、いざ弾いてみるとやっぱり「かなり」よくなっている。

その時点では実はなんとなく「あたりまえ」に思っていたクラシックイタチだが、さらにその後、いっしょにやっぱりパールマンを聴いているときに、突然、そうかヒビキが聴いている内容と、クラシックイタチに聴こえてる内容は、あきらかに違うぞ、ときづいたのだ。

そもそも最初に聴いたときに
「キーが違うね」

一緒に弾いてみようかな、と言ったのだが、やはりキーがむずかしいらしくて断念。他のクリップを聴いてみようかということで探したのだが、2秒以内にヒビキの「ダメ」がでる。聴いてみると確かに、というのが続く。どうして一発でうまいかどうかわかるんだろう。とそのうち、ヒビキが即決で「これと一緒に弾く」と言ったのがこれ。

Humoresque A. Dvorak - Suzuki Violin School Vol. 3 number 4
http://www.youtube.com/watch?v=NBku8wF6228


この演奏について、とある部分が速くなるね、と言ったらヒビキ
「そこ、パールマンも速くなるよ、20%ぐらい」
とのこと。ドラマーにはかなわんよ、ったく。

クラシックイタチがすかさず「クラシックはテンポがゆれていいんだよ」などと定石をほざくと、
「そうだよ、パールマンが高い音へ移るときにこうなる」
とヒビキはサンプルを弾いてみせるのだが、そうなのだそんなことはとっくに知っているのである。ひとことで言えば、明らかに分解能が違う。

やれやれ、今年もなやましいピアノ伴奏だなあ。


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