響けブログ

音楽コドモから「音楽コドナ」へちょっと進化。ドラムとバイオリンと小鼓を弾く、ヒビキの音楽遍歴。

大村憲司トリビュートコンサート

2006-05-25 | ライブハウスへ行こう!
胎児は外界の様子を、羊水を通過したくぐもった音で、聴いているらしい。
そうだとすると、ヒビキが聴いたファーストコンサートは、「KENJI SHOCK~大村憲司トリビュート・コンサート~」だったことになる。
2000年12月16~17日に行われた、東京・青山劇場でのコンサート。親バカ達がでかけたのはたぶん16日だったと思う。ヒビキは2001年1月1日が出産予定日だったので、まあ産まれても異常ではないタイミングだが、親バカ達、「産まれて2人になってしまうと行けないが、ビルトイン状態の妊婦であれば1人で移動できるから大丈夫だ」などと思っていたが、今思えば産まれてしまえば今度は子連れで行ってしまうだけのことなのだった。

とにかく日本中のすごいミュージシャン達がかけつけ、あり得ない出演メンバーになった。高橋幸宏、矢野顕子、大貫妙子、Char、渡辺香津美、柳ジョージ、高野寛、村上ポンタ秀一、近藤房之助、徳武弘文、大村真司、遊佐未森……等々。キャリアがないのはご子息の大村真司さんだけ。たいへんなプレッシャーだろうのに、その演奏はとてもナチュラルで、とても印象的だった。それから半円形をしたロビーに、山下達郎さんから届けられた大きな花輪が飾られていたのを憶えている。ツインドラムで、ポンタさんがいつまでも叩くぞという勢いで演奏していた。

そして演奏がすべて終わると、舞台の背後に赤い光が灯り、帰りかけた観客もどよめきとともに思わず振り返った。ずらりと、生前大村憲司氏が愛用した何十台ものギターが1列に並んで現れたのである。

当時慣れない外出と胎児の内側からのキックで、すっかり腹もこわばりながら、明日もやるのか~観たい聴きたいとか言いながら帰ったような気がする……。

それから15日後の予定日には、まだ名前のなかった赤ん坊は産まれず、遅ればせに産まれてきた赤ん坊は、不夜城こと新生児室でキース・ジャレットのケルン・コンサートに耳を傾けることになるのである。

コトバによるトリビュートはこちら
ほぼ日刊イトイ新聞
http://www.1101.com/omura/2001-03-28.html

テレビ放映もあったらしい
「大村憲司トリビュートコンサート~よみがえるスーパーセッション~」
出演:高橋幸宏、矢野顕子、大貫妙子、Char、渡辺香津美、柳ジョージ、高野寛、村上秀一、近藤房之助、徳武弘文、大村真司、遊佐未森
1998年に49歳で亡くなったギタリスト大村憲司のトリビュート・コンサート(2000/12/16-17 青山劇場)の模様を交えながら、大村憲司の足跡を紹介。


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