秋晴れの一日、今日は講演会を聞いてきました。
講師はダニエル・カールさん。面白かったです。はい!
年齢は私たちと同じ世代でした。カリフォルニア出身ですが、高校時代から日本に交換留学生として来日、その後大学でも留学生としていらしていたんですね。
最初に訪れたのが奈良県・智弁学園で奈良弁に染まったそうです。ここも関西の言葉なんでしょうね。一年で何とか話せるようになったと言ってましたね。大学は大阪で大阪弁。ここでは大学の講義に先生が「もうかりまっか?」と言って挨拶を下と言ってました。(笑)大阪に行くと私も言葉がわかりません。ついていけないといったほうがいいのかなぁ・・・。早口ですよね。そういう私は名古屋弁ですが・・・。
その後京都のお寺にホームスティしたり、いきなり佐渡島に行ったりと日本の中でもどっぷりと方言の世界に浸って過ごしたようです。
アメリカへ戻って大学卒業して就職は日本。文部省の英語の先生になり山形県に赴任した話を・・・そこでも方言で・・・しっかり染まられていました。「・・・んだ。」最初にこの言葉の中に入って言ったと、言ってましたね。意味を聞くと【ん】という単語と【だ】という単語の意味がわかれば「んだ」がわかるそうです。なんとなく理解していましたが、あらためて聞くと納得でした。方言も奥が深い・・・
食文化の話も面白かったですよ。蜂の子・ほや・なまこ・イナゴも食べたそうです。この方は日本の食生活にあっているんだと思いましたよ。かまぼこを出された時には「何で消しゴムを食べるんだ?」と思ったそうです。私たちはあたりまえにたべていますが、食生活が違うと食べるものは本当に違いますね。
日本は謙遜の国だといってましたね。身内や自分のお国までも・・・。言われてみればそうなんですね。自慢に対して謙遜と言ってましたが、行きすぎはよくないという話でした。自慢できるものはたくさんある。日本でいえば食文化に交通網・治安・教育といったようなたくさんの良いものがありますよ。と言ってました。
自分のいる環境が当たり前になっていましたが、良さを再発見しましたね。
ダニエルさんのお話は面白く、自分の周りを見直す機会になりました。