公園散歩

旅行記(のつもりですけど)

白糸の滝

2018-11-19 00:12:39 | 旅行記
11/18、白糸の滝に行ってきました。いろんなところで名前の出てくる「白糸の滝」ですが、静岡県富士宮市にある、世界遺産の白糸の滝です。20年以上前にも来たことがあるはずなのですが、なんとなくヘンです。滝までの道がもっと細く、滝壺周辺も雑然とした雰囲気があったはずなのですが、道も広がって、大人数の観光客でも十分な受け入れキャパを持ったように見えます。後で調べてみたのですが、地震やら台風やらで、都度手を加えているようです。まぁ、永遠に変わらない景勝地などあるはずもなく、自分も齢をとっているのですから、時代とともに、雰囲気が変わっても仕方がないでしょう。滝自体の水量は多めで、雄大さは十分に感じることができました。
ちょっと気になったのが、「文化遺産」であるためか、史実説明が詳しすぎる、と感じた点です。白糸の滝は、川の流れが落下する滝ではなく、溶岩断層からの湧水により滝が並んでいる景観が珍しい滝であり、そこに感動して帰りたかったのですが、無理に史実説明を読まされ、何か白けた気分になりました。そもそも滝が「自然遺産ではなく文化遺産」ということに無理があると思います。山岳信仰が文化遺産であることは認めますが、それは強調せずに、自然の景観を楽しむ、というスタンスで構わないと思うのですがいかがでしょうか。ひょっとして「世界遺産乱発」に否定的な私自身が、色眼鏡で見てしまっているだけでしょうか。後から行った富士山世界遺産センターのがっかり感が強かったもので、ヘンな投稿になってしまいました。