部員日誌

報徳学園吹奏楽部の日々

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思い出話

2011-12-21 08:16:22 | 日誌
「高校生レベルで満足していてはいけない。」


終礼時に丸橋先生は大変厳しいことを
おっしゃっていました。


それを聞いたとき、ふと自分の高校生時代を思い出しました。



私が所属していたクラブはみなさんと同じ
吹奏楽ではなく、ジャズバンドでした。
カウント・ベイシーを中心としたスタイルで活動しており、
コンクールで二連覇を成し遂げました。(自慢話)

個人としてスゴ腕プレイヤーではありませんでしたが
「まぁ、連覇して当然」という感覚が常にあり、
気持がふんぞり返っていたのでしょうね。


「超高校生レベルの団体がある」
というようなレッテルを貼られ(あるいは自分たちで貼り)
いろんなイベントに参加いたしました。


その中で、大学生バンドが中心となるイベントに
特別ゲストとして招かれ、演奏する機会がありました。
「連覇」「超高校生レベル」
自負心が強かったことは間違いがありません。
大学生に演奏で負ける気はしませんでした。
だって、我々は日本でトップに立った高校生。
共演する大学生たちはトップに立ったことのない元高校生。

そこには彼らが乗り越えることができない大きな壁が存在していると思っていました。
しかし、演奏が始まるとむしろ自分たち側に乗り越えられない壁があることがわかりました。


自負心はすべて羞恥心に変わりました。
井の中の蛙大海を知らず
まさにこの通り。


所詮自分たちが極めた世界は「高校生レベル」だったのです。
よくよく考えてみたら「超高校生」であり、
「大学生レベル」とは形容されていないのです。


しかも共演した大学生たちは一年生と二年生が中心メンバーでした。
わずか一年間の練習の差でこれほどまでに実力差が開いてしまうのか。
それを実感したステージでした。


「高校生レベルで満足していてはいけない」

普通に練習していれば「高校生レベル」で終わってしまいます。
どんな練習をすればそこから脱却できるのか。
中学生・高校生問わずに自分を見つめていってください。


少し早いですが、来年の抱負。
「今の自分にできる全てのこと+α」



報徳学園吹奏楽部
顧問 田中勇貴

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