日本経営士会発行の「CSR環境ニュース」で配信した記事の一部です。
日本経営士会 CSR環境のホームページはこちらへ。 http://www.compact-eco.com
今回は「健康経営®」とCSR、SDGsの関係についてです。
前回は
●健康経営がなぜ脚光を浴びているか?
●健康経営とは
従業員の健康保持・増進の取組が将来的に収益性を高める投資であるとの考えの基、健康増進
などを経営的視点から考え、戦略的に実践すること。
●健康経営に取り組むことで期待される効果についてのニュースでした。
健康経営はCSR(企業の社会的責任)とかSDGs(持続可能な開発目標)とは親和性が強い概
念です。CSRとか さらにCSRをも含んだSDGsを深く取り組んでいけばおのずと健康経営を実施していることになると考えます。
●CSRと健康経営の関係
CSRは日本経営士会でコンパクトCSRシステムを構築して中小企業に普及を計っています。
健康経営の基礎になるのはISO26000(2010年に発行された社会的責任の国際規格)と考えます。この規格の 中核主題「労働慣行」の項目にはワークライフ・バランス(仕事と家庭の両立)、ディーセント・ワーク(働き甲斐のある人間らしい労働)、労働条件即ち賃金、労働時間、週休、休日、安全衛生、母性保護など企業で働く労働者に健康への配慮が必須条件になっています。
そして労働基準法は今年の4月に大幅に改定されましたがこの法律に従って「雇用管理が行われているか」が企業に問われています。
●SDGsと健康経営の関係
SDGsの17の目標と健康経営の関係を紐解いていくと
目標3:あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
ゴール3.8には質の高い基礎的な保険サービスへのアクセス及び安全で効果的な医薬品
などユニバーサ ル・ヘルス・ガバレッジを達成する。
目標8:包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働き甲斐の
ある人間らしい 雇用(ディーセント・ワーク)を促進する。
ゴール8.5には若者や障害者を含むすべての男性及び女性の安全かつ生産的雇用及び働き甲斐の
ある人間 らしい仕事、並びに同一労働同一賃金を達成する。
ゴール8.6には就労、就学及び職業訓練のいずれも行っていない若者を大幅に減らす。
この様にCSRとかSDGsを企業理念に取り込んで深堀をしていけば健康経営を実践している
企業となります。ぜひこの読者の皆様に
①コンパクトエコシステム(SDGsを取り込んだ環境マネジメントシステム)、
②コンパクトCSR plusシステム(SDGsをplusしたCSRマネジメントシステム)、
③SDGsマネジメントシステム
これら3つのマネジメントシステムガイドラインはCSR環境事業部では準備してあります。
これらシステムにご関心のある企業があればご一報をお願いいたします。
注:「健康経営®」は、特定非営利活動法人健康経営研究会の登録商標です。
■添付Appendix■
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「健康経営」に関して各省庁より情報が公開されておりますので、一部の公開資料のリンクパスをお知らせしますので、ご活用下さい。
◆リンクパス[①~⑦]
①企業の「健康経営」ガイドブック~連携・協働による健康づくりのススメ~ >>経済産業省
経済産業省は、平成26年4月、企業による「健康経営」を促進するため、厚生労働省が進める「データヘルス計画」と連携し、企業・経営者向けに、「健康経営」のポイントをまとめたガイドブックを策定されました。
下記URL↓
https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/healthcare/kenkokeiei-guidebook2804.pdf
②健康経営ハンドブック >>経済産業省
③保険者の予防健康づくり、保険者インセンティブ(2018~2023年度)>>厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/content/000340034.pdf
④健康スコアリング活⽤ガイドライン 2018年度版
https://kenkokaigi.jp/news/n_pdf/180831/0103.pdf
⑤データヘルス計画作成の手引き(改訂版)>>厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12400000-Hokenkyoku/0000201969.pdf
⑥健康経営啓発チラシ
https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/healthcare/downloadfiles/kenkoukeiei-chirashi.pdf
⑦「健康経営優良法人2019」 >>経済産業省
https://www.meti.go.jp/press/2018/02/20190221001/20190221001.html
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