西村ヒロのハーモニカ・ダイアリー

ハーモニカ、音楽のことなどを綴ります
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2ヶ月続いている入院中の治療及び状況について part 2

2023-12-08 07:25:00 | Weblog

part 1 より続く

 

ちなみに1ヶ月くらいは点滴治療のため、ずっと針が刺さったままで数日毎に差し替える........針が苦手な自分だが諦めるしかない。

点滴中に痛くなりナースコールを押すも、忙しいようで中々来て貰えずナースセンターへ駆け込んだことも...,,,トホホ。


自分の場合の、免疫療法による副作用について書いたが、出ない人もいるし、出ても症状は様々なようだ。

但し、ここ迄強く反応するのはかなり珍しいようで主治医も最初は驚いていた。

今回の症状に対応するための多量のステロイドを減らす加減について主治医は文献資料を調べたが、「現場で様子を見て対応する」という結果だったようで血液検査の数値と診察及び本人の気付く細かな情報で判断している。

主治医はこれまでの経緯を文章にまとめてくれたり、今後の方針など明確に提示してくれて内容をとてもわかりやすく説明してくれている。


ここ迄の入院時の症状について説明だと、シンドイばかりの毎日のような印象を受けるかもしれないがそんな事もない。


長期間の入院がわかった時点で、自分の好きな事をやりメリハリのある生活を回して行こうと、画材をすべて持ち込みベッド周りをアトリエ化し筆を持てる時は「らくがき」ばかり描いている......ほんとうは譜面を書いたりしたかったのだが(やってみたが)、頭がそういった作業へ働く状態ではないようで直ぐに疲れてしまう。

朝6時の起床時には筆を持っていたり、好きに時間が使えて日常の煩雑な事は一切やらなく済むし食事も付いている、と考えれば悪くない環境だ。

病院食だが自分にとっては、バランスよくフルーツのデザートも付いて美味しくすべて完食している。

体重が減ってからは副食(オカズ、デザート)は大盛り(1.5倍)にしていただいている。。


今のところ体調は定常状態だ。

「何事もなければ」12/14以降に退院予定だが............。

  


2023 12/4
























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2ヶ月続いている入院中の治療及び状況について part 1

2023-12-05 02:17:00 | Weblog

入院生活が2ヶ月を少し超えそうだ。

以前はこんなに長期間の入院する時は、余命幾ばくかのかの状態だろうなどと想像していたが、今回は普通に暮らしている。





自分の記録用に、これまでの経緯を書いているが興味のある方はどうぞ。





右肺を取り巻いている粒々の腫瘍に対して病院内科で抗がん剤治療もしくは免疫療法を提示された。

現在、この二つが厚生労働省が指導している保険適用の治療だ(と自分は認識している)。

医師と話合い、仕事に影響が少なくこれまで通りの生活を送るのであれば免疫療法がいいだろうという事になった。

誰でもガン細胞は日常で作られており身体本来の免疫機能によりそれを抑えているが、すごく大雑把に言うとその免疫機能を上げる治療だ。

ただし、すべての免疫力がアップするので副作用が出る場合がある。

その症状は人それぞれで異り程度差も人それぞれ。

治療の行程は日帰りでの点滴を3週間毎に受けて2年間続ける、という内容だ。


2回目の点滴治療からしばらくすると、運動翌日の筋肉の疲れと同じ症状がずっと続いていた。

病院で診察すると血液検査の筋肉痛を表す数値が通常の十倍以上という事で急遽入院。

ステロイドを投与して症状は順調に抑えられだが、強い薬のため時間をかけて徐々に減らす必要があり日にちを要する。

この頃は体力もあるので生活に問題なく1階〜5階の階段を三度往復などしていた。

ステロイドは家でも服用する前提で帰宅。

10/6〜10/24の入院となった。


一旦退院するが3日後の10/26に高熱と皮疹が出て再度入院。

全身に大きな赤い斑点が出たがステロイドを多めに投与して数日で治りかけたものの、赤い斑点とその各中央部にもう一つピンク色の盛り上がりのある症状の多角形紅斑を発症。

医学的には重篤化する可能性もあり危険な状況ということで大量のステロイド(通常の20倍)を3日間限定で投与(パルス療法)し、その後は皮疹発症時と同量に減らしたが症状は徐々に落ち着いていった。

ここでパルス療法後に投与量を減らしたとはいえ、前回入院時より二倍多くなっている。

それゆえに、免疫力を抑える(感染症にかかりやすい)、瞳孔が開き気味で向精神薬的作用(少しハイになる)、筋肉が落ちてしまう、というステロイドの影響が強く出始める。

パルス療法中は体力が有り、かなりハイ状態だったようで日夜絵を描き続いていたが、そのうち口内にカンジダを発症して塗り薬ですぐに治癒したものの夜は2時間毎に起きてしまうという細切れの睡眠が続く。

急激に体重が8kg落ちて体力がなくなったうえにステロイドの影響で歩くと着地感がなくフワつく。

何かに捕まらないと立ち上がれないようになってしまった。

その後は疲れやすくベッドで横になることが増えてきた。


この時期は頭もボーっとして自分の意思で身体がコントロール出来ていないような...,,,薬漬け状態だったと自己判断している。

その後、ステロイド量が減ってくると歩行時の着地感が戻り意識もクリアになってきたし、細切れの睡眠も緩和されている。

ただし体重は2kg弱戻ったものの(通常の6kg減)平行状態だ。


part 2 へ続く

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中学生の頃の風景

2023-12-04 01:48:00 | Weblog
家の裏は山で一部を切り拓いて畑になっていた。
そこに上がって行くと、広い干拓地とその先の瀬戸内海が見渡せた。
時々仰向けになってボーッと空を眺めたり、友人と話をしたり。
近くでは祖父が鍬で作業していたり。
飛んでいるのは自衛隊のプロペラ練習機。
芝生など土の上に寝っ転がるのは今でも好きだ。





らくがきに落款印刷を押す。
完成、と区切りが付くし朱色がアクセントになる。
ずっとゴム印だったので、柘植でもう一本作った。
朱肉も買ってみたら、さすがに発色がイイ。
インクのタイプから早く替えておけば良かった。




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コツコツと続ければ形にはなる

2023-11-30 11:06:00 | Weblog



以前は花や草木を描くのが苦手だった。
手前がかかりそうだし、それっぽくする術も分からず。
最初に入院していた時だが、毎日描いていると対象物が限られてくるので窓外の風景の木々や公園を描かざるを得なくなった。
自宅でも何か描こうとするとリビングの花だけは変わるので、とりあえず素材にする。
まあそんなふうに、しょっちゅう描いてると自然と自分なりにやり方が分かってくる。
まあ物事なんでも、絶え間なくトライしていると形になるものだろう。
ごちゃごちゃと考えたり理屈が先行するとろくなことはない。

「シノゴノいう前に、先ずやれよ」と言いたくなる奴はたまにいる。

「イメージが」、とか「こういうスタイルで」とか......そりゃある程度身に付いてからの先だろう!


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ビリケンを描いた

2023-11-29 21:36:00 | Weblog

ビリケンを描いてみた。
大阪のヤンチャ小僧だと思っていたが、アメリカの美術教師がデザインしたんだとは。
ジャポニズムの影響わかりかなり受けていたというから通天閣にも合うわけだ。






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AirPods

2023-11-25 22:42:00 | Weblog
REDMOON から送られてきた2種類のAirPods ケース。
こういう極力シンプルで長く使い込めるケースを探していた。
自分が使っているのは第二世代だが、先で第三世代とか使うのにも対応出来るようお願いした。
出来上がってきたモノは、第二世代は横向きに入れ、第三世代は縦に入れる仕様だ。
したがって縦に起こすアクションが増えるがかまわない。マチもあるのでスムーズだ。
革は厚めで割と硬いが、手に取るとクルミやドングリなどの木の実のような感触とサイズなので、何時もパンツのポケットに入れておきたくなる。
こういった手に取った感触は大事なポイントだ。













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病室アトリエ・グッズの紹介

2023-11-25 02:58:00 | Weblog
1.5ヵ月を超える入院生活はそろそろ出口を目指している。
途中で体調の変化に伴い絵筆を持つのさえシンドイ日もあったが「らくがき画伯」として日々を送るのはスキルアップにおおいに役だっているし、生活のリズムを作るのに功を奏していると思う。
病室は4人部屋だが病棟一番端で、尚且つベッドがいっぱいになることはなく自分一人だけという日もあった。
そしてずっと窓際の定位置というのも便利だ(看護師さんたちの配慮かな)。
窓の桟に道具が置けるし、ベッド周りを広めに有効活用出来るので、入院後はこれ幸いとばかりにアトリエ然としてセッティングした。
おかげで早朝6時から筆を握っていたり.....。

そんな病室アトリエ・グッズの紹介。



右奥にあるペットボトルで作った筆立と水入れだが、巻いているのはPaul Smith のアンダーウエア・ボクサーパンツ、要は下着のゴムだ。
フィット感が合わず捨てたが、ゴム部が太くしっかりしていて、いろいろ使えそうだしポップな色が気に入って取り出した。
とりあえずペットボトルに巻いてカラーリングを楽しんでいる。
手前のインク瓶はWaterman の紺色でいつも使っているが、バリエーションで“Kakimori”という文具系ショップのオリジナル・インクのグリーンと茶色を置いている。
蔵前にあるノート類の専門ショップで多種揃えている表紙から紙まですべてを自分で選んで最後に組み立ててくれるのだが、シンプルでオリジナルなノートが出来上がるので女性を中心に外国の方も訪れる人気店。
この店がオリジナルのインク瓶や万年筆も取り扱い、近年は調合もお客さんの好みでオーダーできるようにしたら人気が出て別店舗を構えているようだ。
そして手前に赤色用のインク瓶があるがメーカーは忘れた。
奥にあるGペンもたまに使う。
カリカリとした感触が好きだ。
マグカップの蓋は厚手の紙にアクリル絵の具を多めに塗ったハンドメイド。
こんなふうに自分で作るのが好きだなー。



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いたずら描きシリーズ  無言で見つめられても

2023-11-24 09:10:00 | Weblog
自分が後から同室になったとはいえ、いきなり無言でも見つめられても.....,,ど、どうしよう??

じつは優しい方でした。
 





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いたずら描きシリーズ ラーメン汁のジイサン

2023-11-24 08:56:00 | Weblog
些末なテーマで失礼。


くだらないことを部屋中響き渡る声で喋るジイサン。少し耳が遠いんだろう。
身体の具合はかなり悪そうなので同情はする。

.....一般的に年配、年寄りは病気を理由に、優しい言葉しかかけない看護師(一般窓口受付女性然り)につけ入り我儘・甘え放題の傾向があるような。

自立しそこなった「お子ちゃま」なんだろう。





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いたずら描きシリーズ   恐るべし、オッサン患者

2023-11-22 21:45:00 | Weblog





おーい、オッチャン。
あんた只の患者。
病院関係者でも何でもないじゃん。


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REDMOONのカードケースのサンプル作品

2023-11-22 20:44:00 | Weblog
REDMOONのカードケースのサンプルが届いた。
パッと見はシンプルな作品だが、よーく考えられている。
艶消し黒に表は直線カット。
男っぽい雰囲気。

さっそくカードを入れてジャージのポケットに入れてる(しばらくベッドとのせめぎ合いで揉んでやろう)。
肉厚がありガッシリした存在感はジーンズにもぴったり合いそう。
表はシャープな直線だが横から見るとセクシーなREDMOONらしい曲線フォルムルが出るのは、
開閉しやすい革の材質、厚み、向きも考えて、そういう事が作用しているんだろうと想像している。
上下のポケットで仕様を変えてるのも利便性をアップしていい(細やかな使い勝手を考慮するのもREDMOONらしい)。
素晴らしい作品。
さすが!!

市販品は材料費や量産で均一なクオリティーがキープ出来るか否かも加味されるんだろうが、サンプルは、そこは無視して欲しい形を追求している訳で自分は作品だと解釈している。

こういうサンプルは過去にもいろいろと日常でガンガン使わせてもらっている。
共通するのはセクシーな立体的フォルム。
それは10数年経ってもキープされている。
ウオレットは内側外側の革のサイズをコンマ何ミリと変えて開閉し易さや立体的フォルムを作っているところも気に入っているが経年変化しても保っている。
そしてめちゃくちゃ頑丈。
トートバックにはハーモニカ数十本入った木製ケースとマイク、エフェクター、電源、シールドケーブルなどをぶっ込むと、かなりの重量で肩に食い込む。
そんな使い方で10年以上経過しているがまったくへこたれない。
匠のわざに裏打ちされたデザインだと思う。














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パステルの使いかた

2023-11-22 03:04:00 | Weblog


二年前にパステルをメイン画材として描いたが、どうにも気に入らなくてアクリル絵の具で加筆した。
パステルはちょいちょい使うが、味付け程度。
メインとして使うのは自分には難しい。

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音楽でもそうだけど真似は栄養だね

2023-11-20 13:43:00 | Weblog
らくがきを描くにあたって、主義は特にないし手法にこだわりもない。
好きな画材とか気持ちいい画材はあるが、自分にオモシロク見えるモノをピックアップして描いているだけ。
こだわりがないので、美術館で観た「作品へのアプローチ」や手法に興味が湧くと自分なりに真似してみる。
巨匠たちの精神性にもチョッピリ触れた気分にもなる。
左手で描くといいよ、なんて電話でアドバイスされると、話ながらその場にあるメモ用紙に左手で描いている(失礼しました)。

で、今回は黒田征太郎さん。
70年代を牽引するカルチャー・ムーブメントのひとりだった。それからもユニークで素敵な活躍をされている。
知人が最近北九州での彼のイベントに参加し、以降自分の中で気になっている。
彼の作品はメディアでしか拝見していないがインスパイアされて描いてみた。
船乗りだったこともあり門司にアトリエを構えていらっしゃるそうだ。
勝手に、いちファンとしてバイクで訪ねられたら....と思っている。
潮と風の香る場所で。



入院生活が1.5ヶ月になる。
副作用を抑える治療はシンプルだ。
点滴(1時間未満)を一日に1、2回受けるだけというのがずっと続いている。
途中で出現した熱と皮疹も治って安定しているので自分の好きに過ごしている......ただし囲いの中だが。
点滴量を日にちをかけてゆっくりと減らすので、とにかく時間がかかる。
うーん、バイクで広い空に向かって風を切る気持ちよさには蓋が出来ないな。











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かなり集中した「らくがき」...,,,ハイだったかな

2023-11-18 01:57:00 | Weblog
キャンバスF10号サイズ:F10(530×455mm。アクリル絵の具を削って掠れ具合を出したり油絵っぽく盛り上げてみたりしている。長年の友人が急逝し、ご遺族から依頼があり描いた。




就寝時間までガリガリ削ったり、病院起床時間の午前6時前には起きて筆を握ったり。
本人の周りを明るくするキャラクターをイメージした。

完成版。














以下は過程と部分拡大。











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ハイな毎日

2023-11-17 09:54:00 | Weblog


免疫療法に異常の反応を示した副作用はステロイド投与で抑えられているが、それを徐々に抜くのに日にちがかかる。
覚醒作用もあるので長く眠られず夜も昼も細切れな睡眠となる。
まあそういうものだと、パターンに順応しているが、ここ数日依頼された絵をキャンバスに描き続けていると、あーしよう、こうしようとアイデアが浮かび夜中に起きて塗料をガリガリ削ったり描いたりする始末。
ハイになってるのか?なんだか可笑しな集中力が働いている。
しかしものすごく疲れるのだが。
アハハ、面白い体験だ。



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