妻はアルツハイマー型認知症だった 介護終了・・・介護者のゆくえ

妻は入居中の特養で平成28年6月4日最重度の段階で永眠しました
妻の遺言を一生忘れないで生きていくつもりです(秘密)

介護の回想(2)

2013-01-20 19:47:37 | 介護の回想

家の近くから見た安達太良山です。右奥の薄く真っ白の山です

回想 平成17年頃 要介護2の時の記憶から

妻はアルツハイマー病と診断されてから3年間くらい 毎日、起きてから寝るまでの大半、

トイレットペーパーいじりと カバンの中身を出したり入れたりを延々と続けていた。


少し休んだかと思うと また直ぐに始まり狂ってしまった としか言いようがない状態だった。


気が狂ってしまって以前の妻とは全く別人になってしまったのは病気のせいだとは、この時点では

私も家族の者も認められなかった。


この異常な ムダな 無意味な行動を目の当たりに見るのは あまりにも忍び難く哀れに感じていた。


PM10:00から翌日の6:00まで トイレに籠ってトイレットペーパーを50㎝くらいに切って丁寧に、

ティッシュペーパーの様に折りたたんで 山積みにしていたことがあった。


この間 一睡もしなかった。

信じられないくらいの長時間の行動だった。

何回も何回も 声掛けしても 「今出るよぅ~~。」 と返事だけ・・・


余りの異常な行動を見せつけられて、これはやっぱり脳に障害が起きて脳の誤作動か?!

これがアルツハイマー病なのだと徐々に認められるようになってきたが、まだまだ、

病気のせいだとは認められなかった。


この頃、私は一体1日何時間睡眠をとっていたか思い出せない。

家族の者(息子)はAM1:00に帰宅して日勤の時(6時間後出勤)何時間もトイレに入っていられると

私が見ていると言っても 気になって眠れないと言っていた。


この頃グループホーム入所の検討を始めたのです。