御母衣湖で荘川桜の大木を見たあと、帰途に着きました。
地図を見ると、東海北陸道の荘川インターから白鳥インターまで約20㎞、高速道を並走するように西側を国道 156号線が走っています。時間に余裕があったため、まず国道を使って南下し、白鳥インターで高速道に入ることにしました。
国道を南下すると言っても、山に向かってのゆるい上り坂の連続でした。やがて着いたところがひるがの高原です。
ここは標高 800メートルの一大高原リゾート地区です。国道の左右に、スキー場、キャンプ場、別荘地区、各種リゾートセンターが点在しており、緊急事態宣言下でも、多数の来客がありました。走っていたら湿原植物園の文字を発見、駐車場に入りました。
●ひるがの湿原植物園
説明書きによると、ここは荘川ではなくて、郡上市(ぐじょうし)高鷲(たかす)だそうです。かつてこの高原には湿原が広がっていたようで、この植物園で当時の面影を保存しているようです。生育している湿原植物や水生植物は、50種以上とか。
見ると、建物のドアが開いていました。入口でしょうか。
「入場料はいくらだろう?」
建物は、無人でした。仕方なくそのまま園内に入ると、
一面、植物が生えていて、木道がありました。地図を見ると、向こうの山は、標高1709メートルの大日ケ岳のようです。無残にも山肌が削られています。スキー場でしょうか。
「景観が台無しだなぁ」
湿原だそうですが、植物の葉がやや枯れていました。水不足でしょうか。
木道を向こうまで歩き、右に迂回すると、
「紫色の花。 何だろう ??」
帰って調べたら、サワギキョウ。この花も最後のようです。
さらに迂回して入口近くまで戻ると、
「スイレン池だ! 花は…」
と探したら、やっと見つかりました。
「きれい!」
結局、入場料を払うことなく、ここを離れました。
●道の駅 大日岳
その後、国道をさらに南下すると、道の駅大日岳がありました。
見ると、「営業中」のタテカンの向こうに、「高山ラーメン」と書かれた暖簾。
「おっ、ここは、やっている」
中に入ると、
「なんという、狭さ!」
こんな小さな道の駅、初めて見ました。
左の入口に食券機、特産品を置いたケースや棚が周りにあって、真ん中にテーブルとイス。右は調理場になっていて、こっち側にはテーブルとイスが一組ありました。
湿原植物園を歩いて喉が渇いたので、ソフトクリームを買って、外のベンチで小休止しました。
つづく