Go straight till the end!!

世界一周の旅の思い出を綴っています。
ブログタイトルは、出発前に旅日記の表紙に書いた言葉です。

(169)リスボン(ポルトガル)

2011-12-08 06:10:40 | スペイン・ポルトガル
 スペインの首都 Madrid (マドリード、マドリッド)から夜行列車に乗り、翌早朝に Lisbon (リスボン) ( Lisboa )(リジュボア)(ポルトガル)に到着した。
 リスボンはポルトガルの首都であり、南ヨーロッパ有数の世界都市でもある。古代から港町として栄え、現在でもポルトガル最大の海港だ。



 昨日から風邪を引いてしまった為、安宿を探してこの日はホテルに宿泊することにした( HOTEL IBERICA 、1泊約1500円)。

 その後街を散策しようとしたものの、体調が芳(かんば)しくないせいか初日はあまり動けなかった。
 休憩する為マクドナルドに入ると日本人旅行者2人と出会った(2人とも先程知り合ったばかりらしい)。休暇を利用して旅行に来たそうだ。
 話を聞いて驚いたのは、2人ともスペインでスリの被害にあっていたこと。何ともひどい話だ(自分がスペインで出会った旅行者の3割はスリや強盗の被害にあっていた。被害にあわれた方の話を聞く度に注意喚起されたせいか、自分は被害にあわずに済んだ)。

 彼らと別れた後、いったん宿に戻ることにした。部屋に戻って熱を計るとなんと38℃を越えていた。
 この後,更に熱が出るかもしれない。その前に体力をつけなければ。
 先程出会った旅行者にガイドブックを見せてもらった際に、この街に日本食レストランがあることを知ったので早速夕食を食べにいくことにした。

 宿から必死の思いで歩くこと20分位。途中公園で休憩をはさんでやっと日本食レストランに辿り着いた。しかし、メニューを見て愕然(がくぜん)としてしまった。
 様々な定食(どれも美味しそうだった)があるのだが、どれも予算オーバーだ。

 すきやき定食、天ぷら定食、しゃぶしゃぶ定食・・・セットで2000円近い値段だ。
 悲しいかな、ここで心の中でかなりの葛藤があった。美味しい料理を食べたいという欲求と、倹約をしなければならないという現実の間で。

 結果的に注文したのは湯豆腐定食だった(1500円弱)。
 今考えれば、500円位余計に出してでもより栄養のあるものを食べた方が良かったと思う。
 しかし、当時は何としても最終目的地まで辿り着かなくてはならないというその思いの方が強かった。

 久しぶりに食べる湯豆腐はとても美味しく、あっと言う間に食べ終えてしまった。
 ほとんどが野菜だったので、精力をつけるには物足りなかったかもしれないが、それでも美味しい食事を食べられたことに感謝した。



 宿に戻り、Gilgit (ギルギット)でもらった薬(抗生物質)が残っていたのでこれを服用。汗をかく為、厚着をして就寝。

 それから3時間後、汗だくになって寝苦しくて目覚めた。熱を計ると39℃を越えている。汗で濡れた服を着替えたいのだが、それさえも億劫なくらい力が出なかった。
 なんとか着替えて寝たのだが、夜中に再び汗だくで目が覚めた。熱は若干下がったが、まだまだ予断を許さない。再度着替えて眠りについた。

 そして翌朝。
 昨日までの悪寒が消え、身体の内側から力が湧き出る感覚がある。嵐は去ったのだ。



 まず、リスボン市内を散策することにした。
 この時観光したのは、下記の通り。

ベレンの塔(世界遺産)  テージョ川河口を守る要塞。16世紀前半に完成した。司馬遼太郎氏が【テージョ川の貴婦人】と評している。

クリスト・レイ  テージョ川の南岸にそびえ立つ110mの巨大なキリスト像。

グルベンキアン美術館  アルメニア人石油王カルースト・サルキス・グルベンキアン(1869年~1955年)のコレクションを集約して1969年にオープンした美術館。印象に残った画家は、Jose Julio de Souza Pinto (1856~1939)、Jose Malhoa (1855~1933)、Carlos Reis (1863 - 1940)
 
 他にもサン・ジョルジェ城などいろいろ見たかったが、この日の夜行列車のチケットを手配していた為諦めた。
 この日最優先で観光したかったのはロカ岬( Cabo da Roca )だ。午後の時間をロカ岬訪問に費やした。

※地図はこちら


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