平凡な父のHitori言

平凡なサラリーマンのありふれた道程の記録

人の価値(Ⅰ)

2005年05月20日 23時45分41秒 | 人生のノウハウ
 人の価値って何だろう。企業の重役、政治家、大学教授、ノーベル賞をとった人などいわゆる偉い人ほど価値が高いのか。芸能人、芸術家、有名スポーツ選手など技能、芸能に優れた人、オリンピックで金メダルをとった人、北極や南極を冒険した人などは、人として価値が高いのか。人の価値は何で決まるんだろう。企業の社長も問題を起こせばたちまち世の中から非難されるし、スポーツ選手は負けると評価が下がる。政治家も不正をはたらくとその評判は一挙に天から地に落ちる。ほんのちょっとのことで人の評価は変わるものだ。人の価値は何で決まるか。少なくとも身分、立場、お金、能力だけで決まるものじゃないのだろう。風呂に入りながら、ふとそんなことを思った。
今日は遅いからこの続きは明日にしよう。じゃーおやすみ。

豊かさとは

2005年05月19日 23時19分02秒 | 人生のノウハウ
 ほんとうの豊かさとはかけがえのないもの、なにものにも代えがたいものをたくさん持っていることだと思う。両親、子供、兄弟姉妹、良き伴侶、友人、先輩後輩、恩師、大好きな趣味やスポーツ、芸能、音楽、絵などいろいろあるだろう。自分にとって大切でかけがえのない存在や大好きなことがたくさんあれば、それらを所有しているか否かじゃなく、なくてはならないと感じ、大切に思うかどうかだと思う。平凡な父にもかけがいのないものはたくさんある。家に長いこと住み着いている誰かと馬鹿でかくなった子供達もかけがいのないものだが、大きな心配や悩みの種でもある。

物の価値

2005年05月18日 21時55分34秒 | 人生のノウハウ
 物の価値とは何だろう。経済学的には需要と供給によって決まる。欲しい人がたくさんいれば高く売れるし、いなければ経済的価値がない。ダイヤモンドや金、プラチナなどの宝石、貴金属はその希少性、つまり世の中に少ししか存在しないから供給が少ないことになり、価値が高くなる。人工ダイヤモンドと天然ダイヤモンドは物としてはほとんど同じだが、希少性の意味で大きく価値が違う。骨董品にいたっては、欲しいと思う人には価値があるが、ガラクタと感じる人には単なるごみだ。自動車、電気製品、家は、人間によって大量生産できるから、ある程度のリーズナブルな値段で買うことができる。しかし、大量生産できるものを、何十億ものお金を出して買おうという人はほとんどいない。結局、物の値段はその希少性によって決まるのだろう。地球上にたった一つしかないもの、それは、それがなんに役に立つかではなく、たった一つしかないことで価値があることになるのだろう。
 物の価値なんて所詮それだけのことだ。生きていることの幸せを感じ、毎日毎日楽しく生きていくことができれば、高価な物をどれだけたくさん所有しているなんてことは、あまり意味がないのだろう。自分にとってたった一つしかないもの、それは物という物質以外にもたくさんあるし、それが何物にも変えられない価値の高いものだ。よく考えてごらん、自分にとってかけがえのないものとはなにかを。

忍耐、辛抱、我慢

2005年05月17日 22時09分01秒 | 人生のノウハウ
 近頃、今の世の中に欠けていること、それは忍耐、辛抱、我慢だと思う。若者はもちろん、世の中全体が忍耐、辛抱、我慢にかけていると感じる。数十年前はそもそも物不足で、みんな、忍耐、辛抱、我慢するしかなかった。しかし、将来少しでももっと良い生活をしたいと願い、辛抱、我慢を重ね、忍耐強く働いていた。今は何のために頑張るのか、目的、目標、夢が見えなくなっているのかもしれない。自分のことを振り返っても、家族のため、目標や夢、ちょっとでも人の役に立ちたいためなど、何のためかはっきりしているときには、それに向かって忍耐、辛抱、我慢ができたと思う。
 お前達も、自分の夢や目標、自分を磨くため、人に認められたいためなど、何のために頑張るのかはっきりさせてみなさい。そうすればきっと、辛いこと、いやなこと、苦しいことにもじっと耐えられる。その先にある喜びや楽しみが見えてくるに違いないからだ。
今日はいろいろ疲れた一日だった。自分への戒めもこめ、もう一度忍耐、辛抱、我慢しようと思う。

こだわりと頑固

2005年05月15日 18時45分23秒 | 人生のノウハウ
 何でもその道のプロと呼ばれる人は、こだわりを持っている。松井はホームランに、イチローはヒットの数に、料理人は味や素材選びに、ラーメン屋はうまいスープや麺にこだわり、最高のものを求める。こだわりはプロには欠かせない要素のひとつだ。しかし、こだわるものを間違うと、それは単なる頑固になり、ひどいときは頑迷に陥ることになる。その道のプロとして本当に大切なこと、欠かせないものにこだわることが大事だ。なんにもこだわりを持たず、ふらふらやっていても本物の技術や芸、技能は身につかない。自分が目指すもの、本物の技を見つめ、自ら積極的に学び取る姿勢を忘れるな。ただし、頑固や頑迷に陥ることがないように、本当に大切なこと、本物を見定める眼を養え。
 こだわりと頑固、頑迷、一歩間違うと大きな違いとなる。世の中にはこだわりと頑固を履き違えていることが意外と多い。
最近、五月にもかかわらず、寒い日が続いている。妙に格好にこだわらず、寒いときはそれなりの暖かい服装をし、体を大事にしなさい。


百聞は一見にしかずだが

2005年05月14日 00時12分57秒 | 人生のノウハウ
 百聞は一見にしかずというが、確かに聞くと見るとは大違いのことは多い。ただし、実際にその現場で自分自身で見たことか、映像として他人が作ったものを見たのかでは大きな違いがある。他人が作ったものはその人間の意図や目的が含まれている。だから見たものが真実かどうかはわからないんだ。百聞は一見にしかず、ただし、それはその現場に行って自分の目で確かめることが大切だ。ときには百人の意見のほうが人の作ったひとつの映像よりもはるかに参考になるし役に立つ。お前達も一見にまさる貴重な自分なりの意見を人に伝えられるようになって欲しいと思う。

信頼

2005年05月12日 21時46分46秒 | 人生のノウハウ
 松井選手の調子がようやく上向いてきた。ヤンキースの四番にすわり、チームの調子が上がってこない状態でも、決して腐らず、投げやりにならず、辛抱強く明るくやってきた。トーリ監督も、チームの負けが込んでいても、松井選手を信頼しクリーンナップとして使い続けている。傍目には、たまには別の選手を使ってもいいんじゃないかとも思うが、松井を信頼しその気持ちを大事にしているのだと思う。松井選手は英語がうまいわけでもなく、自由に意思疎通ができているわけでもないだろうが、言葉の壁を越えて厚い信頼関係を結んでいる。この三年間、言葉よりも態度や行動、結果で示してきたから監督、チームメートからも厚く信頼されているのだ。信頼を築くことは容易じゃない。日々の行動や態度、結果を積み重ねてこそできるものだ。お前達も、人から信頼されるには、言葉や見せ掛けじゃなく、毎日の行動、態度、結果を積み重ねなさい。一旦築いた信頼は簡単には壊れない。少しの失敗や悪い結果も、信頼されていれば許されるし、何度でもチャンスは巡ってくるものだ。人間関係で一番大事なものそれが信頼だ。

キーワードをつかめ

2005年05月10日 22時17分18秒 | 人生のノウハウ
 新聞、雑誌、テレビ、ラジオ、インターネットなど今はいろいろな情報源がある。その中身をすばやく理解する方法として重要なこと、それはキーワードを見つけ出し、その意味を把握、理解することだ。ホリエモン、セパ交流戦、敵対的買収、愛地球博、などなど、最近でもたくさんのキーワードが様々な場所で見受けられる。学問やビジネスでも重要なキーワードというものが必ずある。重要なキーワードを理解することが、それらの手っ取り早い理解、攻略法となるんだ。
 また、キーワードは人とコミュニケーションをとるときにも役に立つ。流行語である時流のキーワードやフレーズは、特に便利で効果的なコミュニケーションツールとなる。野球好きの人ならセパ交流戦を話題にできるし、ビジネスマン相手なら敵対的買収、ホリエモンのこと、博覧会好きならマンモスが話題の愛地球博、という具合にキーワードをきっかけにコミュニケーションをとることができる。長い話や文章の中身を覚えておくときも、いくつかのキーワードをメモしておくだけで、ある程度記憶に残すことができるぞ。こんな風にキーワードをつかむことは暮らしの上で大いに役に立つ。そのためには、いつも情報をキャッチするアンテナを高くし、感度をあげておかないといけないぞ。

 今日のキーワードはまさに『キーワード』をつかめだ。

学ぶことでなにが大事か

2005年05月09日 21時52分39秒 | 人生のノウハウ
 仕事でも学問でも学ぶうえで大事なことがある。それは知っていること、知らないこと、理解できること、理解できないことをしっかりと整理し明らかにすることだ。世の中には知ったかぶり、わかったような顔をする人がたくさんいる。そういうことに慣れてしまうと、自分自身でも知っていること、知らないこと、理解できること、理解できないことが区別つかなくなるんだよ。仕事や学問でも最初は難しいし、そう簡単に理解できるものじゃない。何がなんだかわからないときに一番先にやることは、知っていること知らないこと、理解できることできないことをはっきりさせることだ。その上でわからないことを、先輩、先生など、その道に詳しい人に教わったり、自分で問題意識を持って調べることだ。何がわかって何がわからないかを考えているうちに、頭の中が整理されすっきりしてくるものだ。こんな簡単なことが実はできていない。わかっていることを何回繰り返しても進歩はない。わからないこと、理解できていないことを明らかにし、ひとつひとつ学び取りクリアーしていくこと、それができるようになればどんどん進歩できるし、楽しくなってくる。
 若いときにこうしたやり方を覚えないと歳を取ってからではできなくなってしまうぞ。今のうちに地道に着実に進むことを学べ。その成果が近い将来きっと見えてくる。

守るべきもの

2005年05月08日 17時23分34秒 | 人生のノウハウ
 世の中にはいろいろの立場の人がいる。会社、学校、趣味のサークル、スポーツクラブなど、様々の集団の中でも上の立場にいるものは大変なものだ。上にいるものは全体をまとめるものとして権限があるが同時に責任もある。しかし、偉くなると権限や自分の立場を守ることばかり考える人がいる。権限は守りたいが責任はできるだけ避けようとする。いろいろな問題に直面したときに、とにかく自分に責任が来ないようにすること、それがすべての中で最優先となるんだ。こんな風に、誰でも、知らないうちに自分の利益や立場、権限を守ることにいつの間にか専念していることがあるものだ。しかし、問題や課題に向かったとき、一度冷静にじっくり考えてみるべきなんだよ。守るべきものはなにかを。
 本当に守るべきものはもっと大切なもののはずだ。たとえば、仕事の成功、チームの勝利、約束、信義、信念、家族、人命など、自分の成功や功績、立場よりも大切なことがある。その守るべきもののために自分がすべきこと、できることに全力を傾けること、それが大切だ。そうすれば自ずと周囲の人ともうまくいくし、協力もしてくれるものだ。お前達もいつかこのことに思い当たる日が来るだろう。
 守るべきものを間違えていることが多い今日この頃。平凡な父も、再度、自分を振り返って見たいと思っている。