平凡な父のHitori言

平凡なサラリーマンのありふれた道程の記録

熱中と集中

2005年04月06日 22時20分26秒 | 人生のノウハウ
 メジャーリーグが始まった。お前達の応援するイチローも松井も出だしから調子いいね。二人を見て思うのは集中力の素晴らしさだ。特に、イチローの集中力は群を抜いている。松井の集中力もすごいけど、メジャーリーグへ行ってからの松井には集中というよりも熱中を感じる。日本にいたとき、巨人の中心選手として活躍していたけど、本当に野球に熱中し楽しんでいたんだろうか。今のように熱中している松井は見たことがなかったよ。
 ところで、仕事をうまくやるのに必要なことは、仕事に熱中することではなく集中することなんだよ。集中にはどこかに冷静さが残っているものだ。例えば、イチローは野球をしている自分を客観的に見られるというが、それはヒットを打つことだけに神経や肉体を研ぎ澄ませるだけでなく、冷静に相手や自分の状況を分析できるということだ。お前達も、たとえ30分、1時間でもいいから、集中できる力を持ってほしいと思っているよ。熱中や夢中は何もかも見えなくなるほど物事にのめりこむことだ。周囲や自分の状況が見えなくなってしまうんだよ。平凡な父は、最近、生きていくには集中力が不可欠だが、それ以上に生きがいを持つことが大切だと強く感じているよ。それは、本当に熱中できることを持つことじゃないかと思うよ。松井はきっと、今一番楽しいし生きがいを感じているんじゃないだろうか。お前達もいつか本物の集中力を身につけてほしいし、それ以上に熱中できることを見つけ出してほしいと願っているよ。